タグ： 冬霞に消ゆ HO2

名前：木蔦 圭雪(きづた けいせつ) 誕生日：12/4 年齢：22 優しく、人当たりの良い夫婦の元に生まれた。 そのため幼い頃から沢山の暖かな愛を受けて育ち、今とは違い随分人懐っこくとても無垢な笑顔を浮かべる子どもだった。 兄が一人おり、恋愛感情を抱いてしまっていると自覚している。 しかし、兄にその想いを伝える気は無い。 圭雪が兄への恋愛感情をハッキリと自覚したのは小学四年生の頃だった。 元々兄のことは物心着く前からとてもよく好いていたが、その頃は感情なんてものは知らずただ純粋に与えられるものの心地良さに身を任せていた。 圭雪自身は覚えていないが、圭雪が初めて話した言葉が兄に関するものだった上まだほんの赤子であるときからよく兄の手を握ったり、泣いていても近くに来れば笑っていたりと様々なことがあった。 そのため両親からはひたすらに仲の良い兄弟だと思われているが、成人した今でも昔と変わらぬ近距離感に少し心配はしている。 またたった一人の兄は小さな頃からとても美しく、親に似て優しく、頭も良かった。 そんな兄を、友人が多く、常に周りには誰かがいるような兄を独り占め出来てしまい、たとえ友人たちと遊んでいようと優先されてしまう圭雪は無意識のうちに優越感を抱き始めており、自分の中にあるよく分からない感情に戸惑った時もあった。 しかし大きくなるにつれその感情の名前を本や人づてに知り、また兄が他の友人らと話している際はどうしようもない独占欲に襲われ、その苦しみゆえにひとりで部屋で泣いてしまうこともあった。 そんな毎日を過ごし、ある日の事だった。 学校の授業で同性愛などについて学ぶ機会があり、その時に自分の抱いている感情は恋愛感情で、尚且つその相手は兄であることを知った。 親愛などではなく、確かな恋であったことを知った圭雪は自分たちが家族であることを恨み、そして大切な家族であった兄に対してそのような感情を向けてしまっている自分に激しく自己嫌悪した。 また兄とはとても幼い頃からよく口付けをしており、その暖かな唇と唇が触れる感覚をとても好んでいたものの自覚したその日に辞めることを決めた。 今は年々大きくなっていってしまう感情をどうにか抑えるために一刻も早く自立することを目指している。 《名前・誕生日由来》 アイビーより。 蛍雪の功より。 《クリア済シナリオ》 冬霞に消ゆ END-R/a ロスト

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