タグ： モノクロ

敬語口調、とても物知りで、なんでもできる。 なんでそんなことができる？と聞かれると秘密です。といつもはぐらかす。秘密主義な一面。 ただ、大人っぽいわりにいたずら好き、なぜなら、人が好きだから。好きな子にはいたずらしたくなるって言うでしょ？ 神とは、人に崇められ畏怖され尊敬され、希望されるものだ。 ただ、もしそうなのだったら誰にも知られていない、誰にも覚えられていない神は、神と呼べるのだろうか…？ 疑念を抱きながらも、答えはなく、ただひたすらに悩むのみ。 そんな彼はある日、“ヒト”という存在を知ってしまう。 ヒトというものは、様々な形があった。歪んだもの、綺麗なもの、純粋なもの、幸せなもの。 それは、全て、何もない自分には酷く輝いて写ってしまった。 「ヒトになりたい」 こんな願いを覚えてしまっても仕方のないほどに…。 自分は神だ。そう思っても、あの疑念がよぎる。この願いは消えてくれない。 日々、思いが強くなっている自分に辟易していると、「偉大なる神」が願いをかなえてくれるそうだ。あぁ、やはり、貴方の様なものが神なのだ。 やっぱり自分は…カミなんかじゃないですね。 これから始まる物語は、カミでありながらヒトを求めてしまったどちらにもなりきれないナニカの、一つの夢だ。 ヒトを求めたカミは、愚かにも終わりを迎える。 自分が何者でもないのにも関わらず、カミを騙ってしまった罰が当たってしまったのだ。 だが、後悔はしていないだろう、つかの間の時でも、自分に形を感じて、友達ができた。ヒトになれたのだ。 幸せだったのだ。 それだけで、いいのだろう。 これは、カミでありながらヒトになってしまった幸せなナニカの終わった夢だ。 綺麗と言ってくれてありがとう。知ってくれてありがとう。

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ