タグ： 箱リボ

5歳の頃に父親を亡くし、女手ひとつで育てられた。 故に子供心にも母親に苦労を掛けたくないと感じていた結果、幼少期は同年代の友人と遊ぶことは殆どなく、 家で勉強や母親の手伝いをして日々を過ごしてきた。 元々頭が良い方だが小さい頃から何かを学ぶ事に意欲的だったため学校の成績は常にトップクラス、かつ運動をさせても何でもそつなくこなすため 同性からはやっかみを受けることもあったが、人当たりの良い性格が幸いしてか周囲からの評価は高く、 またその見目の良さから度々女の子から告白されていたが人と付き合うということが良くわからずに全て断っていた。 高校生の頃、生活の足しにと始めたアルバイト先の飲み屋で同僚の女の子に告白されなんとなくOKし初めて彼女が出来たが 何度身体を重ねようとしても上手くいかずに振られてしまい、もしかしたら自分がマイノリティなのではないかと思い始める。 生物学を学ぶため入った大学でクリスと出会い、初めは友人として付き合っていたが そのうちに不思議と過去の境遇を気兼ねなく話せる存在（流石にマイノリティについては隠し通した）となる。 ある日大学の空き教室でうたた寝するクリスを見た瞬間あまりの美しさに息を飲んでしまい、以降暫くの間は 無意識のうちにクリスと目を合わせて話をすることが困難になった。 この頃からクリスを恋愛対象として意識し始めるようになるが、今の関係が壊れるのを恐れて何も言えずにいる。 クリスの弾くピアノの音が好きで、この曲が聞きたいと強請れば仕方ないなと言いたげな顔をしつつも披露してくれるのが嬉しい。 就職活動に印象が良くなるという理由でボランティアサークルに所属しているが、表向きは地域のボランティア活動を行うはずが 現状は飲み会サークルと化している。 サークル仲間から度々合コンに数合わせとして連れていかれるも只一度として自分から女性に声を掛けたことはなく、 そのうちに女性に迫られ身の危機を感じるとさらりとその場から逃げるのが得意になってしまった。 合コンに連れていかれた次の日にクリスに会うといつも怪訝な顔をされるが、自分に理由があるとは全く気付いていない。 写真を撮られるという行為は相手の持ち物に自分の顔が残ってしまうのが嫌で正直苦手だったが、クリスに撮られるのは別に嫌いじゃない。 機会があれば以前に見たクリスの寝顔を自分のスマホに収めたいと機を伺っているがそのチャンスは未だに訪れていない。 大学院を出ると同時に一人暮らしを始める。 企業への就職も考えたが、結局そのまま同じ大学で研究員として現在も生物学の研究を続けている。 最近薬学にも興味を持ち独学で学び始めた。 好きなもの：勉強、読書、セロリ、クリスの弾くピアノの音 嫌いなもの：トマト、努力をしない人間、焼酎（大学生の頃に飲みすぎて酔って記憶を飛ばしてからトラウマ）

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