タグ： 膿み堕とし HO2

「人殺しの娘がよく平気な顔して学校来れるよね？　まだ自分の親がしたことわかってないんじゃない？」 「私、本当は綺麗な子でいたかったの。でも、もう元に戻れないくらい汚れちゃった」 「ごめんなさい。どっちつかずでどうしようもない私を許してください……」 ----------------- ◆基本情報 奥 双葉/おく ふたば(16) ・一人称　私 ・二人称　あんた/名字呼び捨て　HO3のみ二人きりのときは名前+くん/あなた ・好きなもの　花を見ること、うどん、少女漫画（、HO参、HO壱） ・嫌いなもの　汚いもの、雨、脂身 ・誕生日　3/22 ・カラーコード　#95bdef ◆特徴表 ・1-3 素早い…DEX+1 ・5-9 ド根性…抵抗表の成功範囲+5% ◆職業ベース 看護師（2015） ◆技能取得理由 ・チェーンソー…家が農家でたまに手伝うため ・隠す…よくHO壱のものを隠している ・隠れる…一人になりたいとき誰にも見つからないような場所に行っている ◆秘匿無しメモ 【性格】（全体共有用） 　羽音村に住む女子高生。普段はあまり表情を変えず、口数も多くない。誰かに話しかけられない限り基本的には自分から声をかけるようなことはしないが、HO壱に対していじめを行う時だけは自分から向かっていく。加害しているのは壱に対してだけであるものの、いじめを邪魔したり、そのようなつもりがなくとも現場の近くにいたりする場合は他の人に飛び火することも。ただし、そういったHO壱以外に対する攻撃的な態度は日を跨いて続くものではない。 　成績は中の上～上の下くらい。どちらかといえば運動の方が得意。 【過去/中学生まで】（HO壱に共有用） 　現在とは異なり、よく笑うようなかなり明るい性格だった。誰にでも分け隔てなく接する真面目な委員長タイプ。基本的には同年代は皆下の名前呼び捨てで呼んでいた（現在は苗字呼び捨て）。困っている村民には積極的に声をかけ、できる限り手助けしよう努めていた。 　HO壱とは非常に仲が良く、何かあればすぐにHO壱に話していた。おそろいのビーズのキーホルダーをとても大事にしており、いつも通学鞄につけていた。 　小学生に上がるあたりからずっと、将来は看護師になってお姉ちゃんと一緒に働く！　と言っていた。 【過去/中学生まで】（HO伍に共有用） 　現在とは異なり、よく笑うようなかなり明るい性格だった。誰にでも分け隔てなく接する真面目な委員長タイプ。基本的には同年代は皆下の名前呼び捨てで呼んでいた（現在は苗字呼び捨て）。困っている村民には積極的に声をかけ、できる限り手助けしよう努めていた。 　HO壱とは非常に仲が良く、何かあればすぐにHO壱に話していた。 【HO参の前でだけ見せる内面】（HO参に共有用） 　付き合った当初は感情を出すことが恥ずかしくあまり表情を露わにすることはなかったが、最近は少しずつHO参といる時だけ表情が柔らかくなり、少しずつ笑うようになった。ハグされるのが好き。 　花を見ることが好き。外を一緒に歩いている時に、見かけた花々を指さし名前やどんな花かを教えることもある。 　看護師になるのが夢で、ひそかに勉強を続けている。 　いじめをしている事情に関してはあまり言いたがらないが、HO参に見破られた際に「本当はやりたくないけど、やらなきゃだめなの。あの子のために……」というようなことを口にした。 ◆秘匿を含むメモ 　姉とは10歳離れていたが、非常に懐いていた。物心ついた時から綺麗な人だと思っていた。心根が優しく、柔らかく笑う姉が大好きで、憧れていた。姉のすぐ後ろをいつもついて回り、遊んでもらうことが多かった。 　姉が15歳のころ、形式的にとはいえ中学校を卒業する彼女に対し将来の夢を尋ねたことがある。すると少しだけ恥ずかしそうに「実は看護師になりたくて……」と姉がはにかみながら言うのを見て、なんてぴったりな職業なんだろうかと思った。「じゃあ双葉も看護師になって、お姉ちゃんと一緒に働く！」と言うと「楽しみ」と言って姉が笑ったのが嬉しくて、その日から双葉の夢は看護師になった。 　姉のように心まで綺麗な人になりたかったから、宿題は真面目にこなしたし、困っている人がいれば積極的に手を差し伸べた。親や他の村民から「いい子だね」と褒めてもらえるのも嬉しかったが、やはり一番喜んだのは姉から褒めてもらった時だった。 　そんな姉が突然都会に嫁いでいったと聞いた時はとても驚いた。あんなに一緒にいたのに何も言わずにいなくなってしまうなんて……と少し寂しい気持ちになったが、それなら自分もいつか都会に出て、看護師になって姉と同じ場所に就職すればまた会えると信じていた。 　しかし、高校1年生の時に真実を知り大きなショックを受ける。 　姉の見るも無惨で恐ろしい結末や得体のしれない怪物についてもそうだが、姉が「一番悪い子」で「この村にとっての悪」になるかもしれない存在だということだ。そんなわけない、と思った。自分が知っている中で姉は一番心が綺麗な人で、悪い子なはずがなかった。「学級会」で誰かに陥れられたのだと考えた。 　誰かの投票で「悪い子」が決まってしまうなら、自分の番の時も本当に「悪い子」でない誰かがまたあの怪物に蹂躙されるかもしれない。自分や自分の親友――HO壱が姉のような結末を迎えたら？　そうなれば今度こそ耐えきれないと思った。だからせめて親友であるHO壱だけでも守らなければという使命感で彼女の家に向かうが、そこで父親を殺したのであろうHO壱の声を聞いてしまい、逃げ帰ってしまったことで非常に思い悩む。 　本当は自分とHO壱、両方が「いい子」のまま学級会を終えられたらそれでよかった。しかし、HO壱の件が周囲に発覚すればそれは難しい。だからこそ、自分が姉のような綺麗な人でいられなくなったとしても、HO壱を守れるならば「悪い子」になってやる。そう決めた日、双葉は自分の部屋で一晩中泣いた。 　いじめの際は出来る限りHO壱、HO弐以外の誰かがいる場で行っている。また、「人殺しの娘」であることを強調するように口にすることで、本当はHO壱が人殺しであることがバレないようにしている。 　いじめをするたび、自分の身が、心が穢れていくような心地がする。何度も吐いたし、何度も泣いた。服で見えない脇腹あたりを自ら剃刀で切ったこともある。 　せめて少しでも綺麗な手でありたいと思い、強迫的なまでに手を洗うようになってしまった。 　HO壱を守るためとはいえ悪事に手を染めた自分を、姉が責め立てる夢をよく見る。そんな夢ばかり見るのであまり寝るのが好きではない。 　HO参に告白された時は何かの夢なんじゃないかと思っていた。 　好きでよく読んでいた少女漫画。絵柄も古く、展開も使い古されたような陳腐なものだったが、それが好きだった。苦しんでいる主人公をの前に颯爽に現れ、助けてくれる王子様。HO参はまさにそんな人物だと思った。 　HO参なら、自分がいじめをしている理由を説明すれば理解してくれると思ったが、そのためにHO壱が親殺しをしたことを話して万が一にもHO参がHO壱に投票するようなことがあれば……と考え深い事情は言わないようにしている。 　また、HO参は容姿も性格も良く周囲の人気者であるまさに「いい子」であるため、「悪い子」である自分が一緒にいることでHO参が汚れてしまうことを強く恐れている。手を繋ぐのもハグをするのも好きではあるが、こんな自分に触れてくれるHO参に申し訳なくて家に帰ったあと泣いている。 　性交渉は綺麗でないもののような気がして苦手。 ◆雑記 【PC、NPCに対する感情】 ・HO壱 　たとえ彼女が人殺しだったとしても守りたい。本当の意味で彼女を守れるのは自分だけ、と少し自分に酔っている節がある。 　仲直りなんてできないと思いつつ、最後に本当のことを全部言ったら彼女は許してくれるんじゃないかなどという甘い考えを持っている。 ・HO参 　お姉ちゃんの次に綺麗な人。こんな自分を愛してくれる人。 　親しい人間が今までいなかったという彼をできる限り支えたい。自分にできることならなんでもしてあげたい。 　たまにどうして彼は自分なんかを好きになってしまったのだろうかと怖くなる。 ・HO伍 　それでHO壱を助けているつもりなのだろうか？　と思っている。もしかして、自分だけ「いい子」になって学級会を生き延びようとしているだけなんじゃないかと疑っている。 　本当にHO壱を守れるのは自分だけだと思っているので（2回目）、HO伍のことは好きではない。 ・篠目、師堂 　どうでもいい。特に師堂はいじめなんて自分に関係ないと思っているだろうし、双葉自身も自分には彼らは関係ないと思っている。 ・澄川 　最初はいじめを和ませようとして余計なことをしていたので目障りだったが、最近は静かなのでどうでもいい枠に昇格（？）。 ・世良 　いつか自分すら加害するような存在なのだろうと思っている。とにかく学級会まで余計なことをしないでくれ。 ・壮馬 　薄っぺらい正義感で口を挟んできて邪魔。いじめが良くないことなんて自分が一番わかっている。その背景に目を向けずいじめという表層的な部分だけしか見れない馬鹿。大嫌い。 　だが、彼の姿は自分がなりたかった綺麗な良い子そのものであるため嫉妬している部分もあるかもしれない。 -----------------

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