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辰巳龍二は辰巳虎太郎の父で、土木会社で働く建設作業員だ。 埼玉の普通の家庭に産まれ、父の影響で柔道をやっていた。 高校時代は少しワルだった。 高校卒業後地元の建設会社に就職。 24の時に友人同士での飲み会で当時大学生の妻辰巳陽狐ﾀﾂﾐﾖｳｺ(旧姓蛇ノ目陽狐ｼﾞｬﾉﾒﾖｳｺ)に出会う 名門蛇ノ目家の令嬢だった陽狐と27歳でほとんど駆け落ちのような状態で結婚 お嬢様の陽狐に苦労はかけれないと仕事に励む 虎太郎(現23)、申二郎ｼﾝｼﾞﾛｳ(17)、うさぎ(11)の3人の子供に恵まれる 長男と次男には小さい頃から柔道を教えていた。 離婚するまでの17年間は明るく陽気な性格だった。 しかし、6年前に妻の浮気か発覚。相手は若いIT社長であった。やはりお嬢様育ちの陽狐には庶民の生活が耐えられなかったようだ。 泣いて謝る陽狐に龍二はまだ愛情を感じていた。そのため離婚の本当の理由は子供たちには伝えず、夫婦間のすれ違いと伝えた。 どちらについて行くかは子供たちに選ばせた 結果虎太郎は龍二に、申二郎とうさぎは陽狐について行くこととなる。陽狐は浮気相手と再婚している。 離婚のショックで仕事にばかり打ち込むようになり、前までの性格とは真逆の寡黙な性格となる。 そんな父を見た虎太郎は本当の離婚の理由は父にあるのではないかと疑うようになる。 龍二は疑われていることを分かっているが、本当のことを言う訳には行かないので黙っている。あわよくば元妻の所に戻って幸せに暮らして欲しいと思っているが、大切な息子であることに変わりはなく一緒に暮らせて嬉しい。 虎太郎は今更自分みたいなでかい子供が母の元に行っても邪魔になるだろと思っているため母の元へ戻るつもりもない。 そんな思いとは裏腹にどんどんやさぐれていく虎太郎を心配した龍二は高校時代の友人の亀井に虎太郎の面倒を見てやってくれと懇願。亀井はそれを了承し、虎太郎を気にかけてくれている。 虎太郎が大怪我した時も、自分がそばにいるよりも亀井の方がいいだろうと亀井についていてもらった。本当は病室の外に龍二もいた。 虎太郎が警察官となり自立した大人になったが、龍二の元から出ていこうとはしない。 虎太郎は自分が父から離れると父は1人になってしまう。孤独に死んで欲しくないと思って一緒に暮らしている。 だがお互いに拗れた性格をしているせいでそんな思いを口にする訳もなく、家での会話はほとんどない。｢今日飯は？｣｢食う｣みたいな最低限の会話しかしない。 一緒に外出することはほとんどない。龍二の実家の法事などには2人で参加している。 喫煙家だったがうさぎが生まれた時に禁煙した。離婚後また吸い始めた。 銘柄はクール・マイルドFKボックス すごく不器用な男ですが、愛情深く、人を大切にできる人間です。友人は多くはありませんが親友はいっぱいいる。狭く深くって感じ。

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