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鳴海　拓音（なるみ たくと） 27歳。スチールグレイ（紫みの灰色）の長い髪と青紫色の瞳を持つ（目は基本瞑っている） 一人称：俺（状況によっては僕、私も使う） 二人称：あんた、お前、もしくは名前で呼んだり… 職業：ピアニスト。ジャズを得意としているが基本的になんでも弾ける。 趣味：写真撮影、旅行。 海も枯れるまでHO1。 音楽家の家に生まれ、幼い頃から音楽に囲まれて過ごしていた。両親に連れられ初めて行った演奏会でとあるピアニストの演奏する姿を見て、自分もこの人のように好きなことで思いっきり自分を表現できたら素敵だなと思い自分も音楽の道に進む。 そこからは早かった。拓音には生まれ持った音楽の才能があり、才能を十分に発揮できる場所もあった。小学、中学の頃から沢山の賞をとり将来を期待され、拓音もそのことを嬉しく思い一層ピアノにのめり込んだ。 高校時代は部活などに費やす時間が惜しく部活動には入るつもりはなかったが、学校が部活動に必ず入部しなければいけない関係で友人に勧められ写真部に渋々入部。定期的に写真部でおこなわれていた野外撮影会に参加（任意だと参加しないので強制参加）した時に彼は初めて海を知る。 今まで音楽以外のものに興味はなく引きこもりがちだった彼の目にうつる一面の青、潮の香り。穏やかな波の音、その全てに心を奪われ、この情景や感動をいつまでも残しておきたいと感じ、シャッターを切る。 ここから彼の趣味が綺麗な場所に行き、風景を肌で、耳で、目で感じて写真を撮ることになる。 音楽大学に入ってからも数々の賞をとり、その功績が認められ、ドイツへ留学。そのおかげで日常会話程度ならドイツ語も話せるようになる。 大学卒業後からプロのジャズピアニストとして活動を始め、家族の支えや応援してくれるファンの人支えもあり順風満帆な日々を過ごしていた。 しかし、そんな彼に悲劇が起きる。一年前、自身の演奏会の帰り道に事故に巻き込まれ酷い大怪我を負った。 体の傷は全て綺麗に治ったが、事故後からなんだか視界が霞みがかったようにぼやける。医者の話では数日もすれば良くなると、そう言われていたのに何日経っても良くならない。改めて医者に診断してもらったところ、これを治すには手術しかないが日本の技術では難しいと言われる。しかも海外に行って手術をしても治る可能性が低く前のように見えるかどうかはわからないと言われ、深い悲しみに暮れた。もし手術をして治らなかったら…？もう、自分の目で綺麗に好きなものを見ることができなくなったとしたら…？治らなかったら自分は…なんて考えてしまうとどうしようもなく怖くて手術を受けようなんて気にもなくなってしまった。 音楽家としての仕事をしばらく休止する事にし、リハビリをしながら少しずつ前を向けるようにと頑張ろうとした時、彼は気づく。趣味である写真を撮ることも満足にできない、新しい曲を思いついても譜面に起こすことが難しい。鍵盤を弾く手が霞む、手が震える…指が動かない…。前まで当たり前にできていたことが満足にできない…。そんな度重なるストレスからか難聴を発症する。軽度なものだったがその難聴は精神をすり減らしていた彼を追い詰めるには十分だった。好きだったものがある日突然奪われてしまった事に彼は深く絶望し、自殺未遂を起こし始めるようになる。 医学があるのはどうにかして目が見えるようにならないかと奮闘していた時に医療の本などを色々読み漁ったため、少しだけ知識がある。 薬学があるのは自殺に使おうと薬のことを色々調べていたら詳しくなっちゃった☆

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