タグ： G市卓 藤双樹 EA適応

【プロフィール】 　世界の真実を知る権力者の血統に生を受ける。 　上に立つ者としてオーヴァードとなることを望み、権力を用いて様々な障害を乗り越え覚醒。 　大学卒業後、世界を守るためUGNに就職しエージェントとして活動を始める。 　しかしその直後とある事件で暴走し、総勢七名の一般人をその手にかけて血をすするという大失態を侵す。 　家からは絶縁され、生まれたときから共にあった名を剥奪され、UGNによって新たな戸籍を与えられG市に左遷される。 　当時は罪悪感も償う意志もあったが、G市の想像以上に劣悪な職場環境に翻弄されるうちにそんな情緒は風化してしまった。 　一般人虐殺事件のときより彼女のレネゲイドウイルスは変異を起こし、まるで罪を咎めるかのように自傷する対抗種へと変化した。 　それと同時に生み出す光にも血のような赤が混じるようになる。今のコードネームはこの光に由来する。 　事件のことは頭に霞がかかったようにぼんやりとしか思い出せない。 　あのとき以来、自分の中に根付いた狂わしい愛情の存在に彼女はいまだに気づいていない。 　ひとまわり年を偽ってもバレない魔性のアラサー。 　うかつに公共の場で喫煙しようものなら補導される。それでも吸う。スパスパ吸う。鋭敏過ぎる嗅覚をごまかすために。 ◆第１話 　G市に派遣されたチルドレン、竜騎の教育係に任命された萠はG市の流儀を叩き込んでやろうとして失敗。 　逆に使命に燃える輝きに目を奪われる。昔は自分もこうだったのではないかと。 　教育中、FHがレネゲイドビーイングを誘拐しているところに遭遇した萠たちはなし崩し的に戦闘に発展。 　それで覚悟が決まり、G市UGN支部長黒田に反旗を翻す。黒田を討ち、FHエージェントの田代やレネゲイドビーイングのシャドウと手を組み、黒田がFHに街を売り渡してでも守ろうとした娘あかりを見捨て、ついには街を牛耳っていたFHエージェント『ビッグマネージャー』を討つのだった。 ◆第２話 　黒田智弘から支部長を引き継ぎ、ドタバタしながらもG市を復興させようと邁進中。 　査察官の篠原ミツキや竜騎の因縁で復興が前進どころか後戻りしつつも、それでも自分たちは前に進めていると信じていた。 ◆第３話 　冤罪をかけられUGNにて拷問を受け、自身も気づいていなかった心の支えに失敗作だと切り捨てられ、自身が犯した逃れようのない罪が周囲を巻き込んで破滅をもってきて、償えないなりに支部長として覚悟を固めて打ち払ってみれば、その後で仲間を事実上見捨てる形になった。 　今の彼女は支部長という身分に押しつぶされ、その一方で肩書に縋りついて壊れそうな心を押しとどめている状態である。 ※立ち絵はjin氏執筆の結月ゆかりをお借りしています。

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