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かいどう　ゆづる ■※ぎこちない同居　NPC※ばれあり■ 家族の残した資産で生活をする男。 両親は多くの会社の経営をしており、家自体もとても裕福であったが出来の良い弟と常に比べられ生きてきた。 要領がよく頭も良い母親の似の弟は両親からよく愛され、反対に祖父によく似ておりどんくさい兄である子供を両親は煙たがり明らかに差をつけて育てていた。 小学校でいじめられようが、両親は虐められてることにはまったく気がつくことはなく弟の教育に力を入れていた。 また中学に上がった年に「この家で生活をしたいなら何をすればいいかわかるな？」という父親の一言から家の中では家政婦として動くようになった。 要領が悪く、人付き合いが苦手なことがたたり中学からいじめはさらに酷くなり、高校に上がった時には家から出ると吐き気がすることから部屋に引きこもるようになる。またいじめられた際に頭をぶつけ、右耳の聴力が落ちている。 死んだ祖父が残したカメラだけが心の救いで、両親の目を盗んでは風景などを撮っていた。 両親と弟はこの時期にはすでに自分の存在など忘れたように生活しており、引きこもっていようが家の事をしていれば何も言われることはなかった。 ある日、突然かかってきた電話で両親と弟が旅先で事故にあい死亡したと知らされる。 その日は自分の誕生日であり、両親と弟が自分を置いて旅行に行く後ろ姿が最後に見た姿となった。 その後、舞い込んできた両親の多額の遺産や土地があったが会社は親戚に任せ 家を売り払い、多額の遺産と共に今の家へと越してくる。 ◆ 使っても一生使いきれない遺産と、舞い込み続けるお金を日々持て余しながら売れない写真家として活動をはじめた。 街の付近まで出て撮影をしていた際に車にひかれかけたところを矢野に助けられる。 その際に矢野の服を汚してしまったことから交流が始まる。 初めてできた自分の友達に浮かれる一方、自分とは違い家族に愛され家族を想う姿に自分の心の矮小さと家族が死んでも悲しまなかった姿を思い出し、その度に目の前の矢野が眩しく感じている。 同時に矢野に自分を見てほしい、愛されたいという感情と共に彼の母がいるから叶わないと少しでも思う自分に嫌気がさしてしょうがない。 ◆ どんくさい部分もあるが、案外いい性格をしている。 内心ムカつくことがあると、笑顔で頭の中で色々と考える癖がある。 家族と暮らしていた時は、毎日が地獄だったが改めて自分が自由に過ごせるようになってから怒りを抑えることが得意だと気がついた。 人と会うのが苦手、人見知りというのも事実だが同時に「億劫」という感情もある。 色々他者のために考えて動くことや、顔色をうかがうのが酷く億劫で面倒。 だからこそ動物や、素直な人と過ごすことは楽だと感じる。 時折思い出す祖父の「お前が主人公になる日が必ず来る」という言葉を心の支えにしている。 祖父が教えてくれた小説を今でも大事に持っている。 人を下に見たり、億劫だと感じたりする部分は両親に似たなと感じるたびに吐き気がする。 ■ 「二度目の共犯だね」 「ビーチコーミング、しに行こうか」 呼吸のように / Vaundy

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