タグ： ドロップアウトディスパイア

無口で陰気な男。顔の四分の三ほどをマスクや髪で隠し、手袋をはめている。隈はもはやトレードマーク。 やや潔癖の気がある。生きている人間にはあまり興味がない。ヘビースモーカー。 殺すのは手段にすぎず、あくまで遺書を求めている。荒事は必要そうなら自分もするが、できたら相方にやってほしい。 ターゲットが瀕死になった後、違法合法さまざまな薬物を駆使して遺書を書ききるまで生かす。 成績優秀な医学生だったが、卒業を目前にして家が火事に遭い、家族を失い自分も大怪我をしたのをきっかけに退学した。やけどの跡は顔や全身に生々しく残っている（目立つので隠している）。 すべてを失い、自分も生死の境を彷徨った経験により、死というものについて考えるようになった。 人が死ねば、体はただのモノになる。では魂はどこへ行くのか？　家族は、どこへ行ってしまったのか？　それは、死に触れ続ければわかるのではないだろうか。死にゆく人が遺すものに、手がかりがあるのではないだろうか。 麻痺した心でそんなことを考えてふらふらしているうちに、いわゆる裏社会に迷い込んでいた。医療技術や物覚えの良さを生かしてなんとか生き延び、今は念願かなって遺書屋をしている。 裏の診療所をしていた時に鳳律希と出会う。邪険にしていたが根負けして組み始めた。自分に興味をもちいろいろと聞いてくる律希を変な奴だと思っている。

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