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（はっとり　あいな） 職業カメラマン採用 言いくるめ×、芸術（任意）、コンピューター、写真術、心理学、製作（任意）、目星、歴史 PC2：箱 あなたはPC1の親友だ。 あなたはPC1と離れがたく思っている。 幼い頃から積極的に前に出る方ではなかったが穏やかに友人関係を築き、目立つわけではなくひっそりと心穏やかに生活が出来るような環境だった。両親仲は悪くはない。時折喧嘩をしていても、「あいなの前でやめてよ」と言ってくれるような母親がいてくれた。人の悪意に晒される事なく生きて来た。だからこそ、人を想う気持ちに裏表もなく、真っすぐに人を信じ、素直にその好意を口に出す事も出来ている純粋無垢な人（でありたい） 元よりぽやりとした所がある性格だったのは否めないが、大学の入学式の前日より謎の症状に悩まされている。そのきっかけに覚えもなく医者に通っても原因はわからずじまい。両親に伝えれば、その症状を聞いてひどくショックを受けていたように感じた。目で見てもわかる喧嘩が両親に増えた。泣いている母親を見る機会が増えた。例え声をかけたとしても母親の声は聞こえない。慰める資質すらない。小さく静かに蝕まれていく心は少しずつ荒んでいった。 だからあのたくさんの人が和気藹々と歩く桜の下で、目を閉じれば夢を見ているのではないかと錯覚するような静寂の中、きょろきょろとあたりを見回していた入学式のあの日。 「ねぇ、君どうしたの？迷った？僕も1年なんだよ」 「名前は？僕は甘城 為弥です。仲良くしてくれると嬉しいな」 その人当たりの良い綺麗な声を今でもずっと覚えている。まるで世界が色づいたと言わんばかりの喜びをきっと一生忘れない。少しびっくりして、安心したようにはにかんで、気が抜けたように笑った。あの日からずっとなるみくんの隣にいる。 なるみくんとずっと一緒にいたい。だから不可思議な病気に気が付かれたくなくて料理を頼む時はいつだって同じものを頼んで、なるみくんの声を真似するように感想を言った。偶に作ってくれるなるみくんの料理は不格好で、一生懸命作ってくれたのがわかる。唯一味のする料理は美味しくて、いつも食べ終わる頃には「また作ってね、なるみ」と嬉しそうに微笑んだ。 基本的になるみくんを全肯定する姿勢でたくさん話しかける。ただし2人じゃない時はとても静か。なるみくんの後ろに隠れてじーっと相手の唇を読む。 視力に頼る事が多い為、自然と何かを映すものに対して興味を持つようになった。カメラを買って自分の好きなものを撮りためている。なるみくんや錦くんを撮る事が多く、数か月に一度はアルバムにしている。自分が撮った写真をパソコンにデータとして移すとなるみくんが編集してくれる。そうやって、2人で思い出を振り返りながら作るアルバムは宝物だ。2年分の歴史を大事にしている。

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