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孤児院育ちの少年。 昔の記憶が無く、心に空虚さを抱えているためか、生き方はどこか投げやり。 学校に通わせてもらってはいるが、周りは『満ち足りている』少年少女ばかり。どうにも馴染めていない。 あまり学校に行かず、売られた喧嘩は買い、気晴らしにバイクを走らせていたら、気付けば不良などと呼ばれてしまっていた。 自分の望みのためなら基本的に何でもする。 同じく手段を問わないFHに協力しながら『自分の心を満たしてくれるもの』を探し求めている。 ただ、『心を満たしてくれるもの』とは具体的には何なのか、自分でもよく分かっていない。 孤児院の先生は「心を満たされるのは、『幸せ』ということ」だと言っていた。 しかし『幸せ』とは何かと聞いても、「それは自分で見つけなければいけない」と、教えてくれない。 だから、自分なりの『幸せ』を見つけるまで足掻き続けようと思った。 今のところ、失った記憶が戻れば自分も満たされる…つまり『幸せ』になれるのではないかと考えている。 FHに協力しているので後ろ暗いことも行っているが、今まで殺しの依頼だけはしたことがない。 衝動に負けるのが怖いし、人の死を見るのも怖い。 せめて孤児院に迷惑をかけないよう、任務をこなす時は素性を隠して行動している。 【備考】 過去にオーヴァード関連の事件に巻き込まれ酷い心の傷を負ったため、記憶操作を受けて今に至る。

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