タグ： 死に片 HO1

2015…形成外科医 🌸ニワゼキショウ…「愛らしい人」「繁栄」「豊かな感情」アヤメの一種。 「菖」…あやめ。しょう とも読む。 「俺」「おまえ」「アヤメ」 超天才型の双子の兄。くそ持て囃されて育ってきたし、何一つ不自由なく生きてきた。 両親との中も悪くない、高校からずっと付き合ってる恋人もいる、恵まれた人生。でも何よりも心配で大切なのは不治の病を患う双子の妹。 さっぱりしているように見せかけてまだまだ妹離れが出来ていないお兄ちゃん。 瞬間記憶能力とも呼ばれるカメラアイを持っている。見聞きしたものを忘れることはない。それは決して例外は無い。 カメラアイ能力を生かし、芸術作品を生み出すこともある。しかし妹が好きで得意とする分野のため、あまりこの能力を芸術面に生かすことはなく勉強・対人面で役立てている。 そんな優秀さを持つ反面、料理ができないなど生活能力が皆無な一面もある。 手首に巻いたミサンガは妹とお揃い。 ────以下「死に逝く片割れへ」HO1秘匿内容含───── Ho1:天才 ───────────────────────────────────────────────── 貴方はつい先ほど両親を殺害したばかりであり、貴方の寿命は残り24時間である。 貴方は明日死ぬ。 それは貴方が弟,妹の余命と自身の余命を入れ替えたからである。 そのため、貴方の体調は急速に悪化している。 貴方はあらゆる医療機関を渡り歩いたが、どこも、誰も弟,妹の病を治せる人物は見つからなかった。 その帰り道、貴方は駅前で怪しい宗教団体からの勧誘を受けた。 怪しいとはわかってはいたのだが、文字通り『神頼み』の気持ちで話だけを聴くことにした。 その宗教団体は『皮膚の兄弟団』と呼ばれる団体だった。 その団体は『肉体からの教え』を唱えていたが、貴方はそれに興味を示さなかった。 興味を示したものはその団員が教えてくれた『呪文』と呼ばれるものだ。 その呪文は『延命』と呼ばれるものであり、自身の寿命と対象の寿命を交換する物であった。 これがあれば、弟,妹を救う事が出来るかもしれない。 そう思った貴方は入信する事を前提に話を聞いた。 宗教団体が提示する入団する方法はたった一つ。 自身の肉親の全身の皮膚を剥がし、提供する事であった。 貴方はその後、自宅へ帰宅した。 そして両親がリビングで何かを話しているようで、その会話に耳を立てた。 「顔がいいだけの役立たずがやっと死んでくれる」 「体で稼げるかと思っていけれど、あんな病原体。誰も抱いてくれないでしょう」 「まぁいい値にはなった。こっちもこっちで楽しめたし、他の奴らも金を払って回したしな」 「私たちには【Ho天才】さえいればそれでいいものね。あんな役立たず早く死ねばいいのに」 その言葉を聞いた貴方はそこからの記憶が曖昧だ。 ただ、次に意識がはっきりしたころには”両親”を教団に手渡している最中であった。 その後、教団信者の証として教えられた呪文を貴方は弟,妹に唱え、最期の時間を最愛のたったひとりの家族を過ごすことに決めた。 きっと両親を殺害したことはすぐにばれ、警察に通報されて自分は逮捕される。 もう過去のような自由な生活が許されないのであれば、この余生。 愛する家族に譲渡しよう。 そう思い、振り返る貴方に教団員は声をかけた。 「その姿だと寒いだろう。受け取りなさい。」 教団員は厚着のダウナーを貴方に手渡した。 どうやら私服で着ていたモノだろう。 「遺体の処理は私の方で行っておきましょう。故に、生まれ育った家で最期を迎えるのも良いのでは？」 貴方は受けとって血濡れた服の上からダウナーを着こみ、軽く感謝をのべると病院へと足を運ぶ。 残り、残り24時間。 シャワーや着替え等を行っている時間すら惜しい。 そのため、手や顔だけをふき取りボンヤリとした考えの中、病院へと向かう。 その時、昔の事を思い出していた。 『そういえば、両親が昔から自分を優しくしてくれていなかった気がする。 両親が優しくなったのはたしか、7歳の時だっただろうか…。 でも、7歳の時より前の記憶があまりはっきりしていない。確か、弟,妹が自分を誘って２人で家を抜け出して近くの山へ向かったのだったか。それから…。』 そんなことを考えながら貴方は弟,妹のいる病室の扉を開け、目が合ったと同時に呪文を呟きその手を取るのだ。 「君と過ごす最期の時間を自分にくれないか」 ─────────────── ❖7歳以前の記憶が無いことについて不信感を持っている。心因性のものなのか、それとも外的なものなのか、それとも…………。全く分かっていないのでモヤモヤしている。 ❖妹に対して悪口を言った奴すべて裏で報復している(詰んでる戦闘技能は全部ボコる用)。学校で悪口を言った奴、病気を患ったのが妹の方でよかったなどは一通り全部殴った。 ❖妹にまとわりつく問題はすべて解決していくくらいの勢いがある。彼女に振られた原因は全部「シスコンだから」。 ❖どけ！！俺はお兄ちゃんだぞ！！

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