タグ： あかし しゃくれん

父親は警官だと聞かされていた。父は別居していた。 父とはあまり関わらず母に育てられたようなものだった。 母曰く父は正義の人で家族よりも優先するものがあると言い聞かされていた。 「灼蓮は人より優れた多くのものを持っている。それを自分のためではなく人のために使いなさい。」というのが母の口癖だった。 そんな優しい母がある日死んだ。凄惨な事件だった。 彼が目にしたのは凄惨な現場。 きっと、苦しんで死んだであろうことは容易に想像がついた。 昨日までの平凡な風景は真っ赤に染まっていた。 部屋中を埋め尽くすほどの赤。 そこで父に頼った。母が信じていた父を頼った。 しかしそこで見た父は母の言っていた正義の人物ではなかった。 おそらく母の事件が都合が悪いであろうことは容易に想像がついた。 父が、母の事件を抹消しようとしている。 けれど今の自分では干渉することはできない。 父を信じることはできない。 あの凄惨な記憶を脳裏に焼き付けるため髪は赤く染め上げた。 公安となった後は母の言葉を胸に正義を貫き国のため人のために働き続けた。 そして彼はあの事件を調べていたのだ。 そこで、違う資料が目に留まった。 「第零次C調査」 その直後に姿を現した桐谷智也。 激しい怒りとともに桐谷智也は正義に反していると思ったのだ。 もしかすると生態調査もしくは桐谷智也に両親も関わったのかもしれない。 そして生態調査と桐谷智也のすべてを暴くと誓ったのだ。 しかしそれどころではなくなった。生きることすらままならないかもしれない。 そんな時、再起の機会を与えられた。 拾われたFBIに与えられた使命は自分の意に沿ったものだった。 だから彼は自分自身の責務を全うするのだ。 与えられた使命が人のためになると信じて。 拾われたFBI捜査官キャリー・オネットと交わした約束を果たすため。 ----------------------------------------- 生態調査用設定 名前：煉獄　焔（れんごく　ほむら）偽名 年齢：29 出身：大阪 好きな物：さつまいもの味噌汁 所属チーム：D 5000万の使い道：投資して増やす [AF:運命の100面ダイス] COCのセッションにおいて一度だけ判定をやり直すことが出来る｡一度使うと粉々に砕けてしまうだろう｡オリジナルのAFなので持ち込みは各KPに確認が必要｡

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