タグ： アオゾラ宅 十二星座館殺人事件

年収500万。 両親は結婚記念日の旅行中、航空機テロに巻き込まれて亡くなった。そのときイギリスの田舎町にある祖父母の家に預けられていたメルシーはテロに巻き込まれずにすんだ。残された幼いメルシーは祖父母に引き取られ、育てられた。 メルシーが10歳のとき、美術修復家であった祖父が博物館からの依頼を受け、絵画の修復をおこなった。しかし、絵画を返した翌日、修復したはずのその絵画に傷がついている、と博物館の館長から慰謝料を要求される。そんなはずはないと祖父が要求をはねつけると、館長は祖父の評判を落とす悪質な噂を流した。博物館へ抗議しに行く祖父についていくメルシーには祖父がそんなミスをするはずがないと分かっていたが、まだ子供だった彼女にそれを証明する術はなかった。大勢の目がある前で祖父が悪者にされる姿を見てメルシーが泣きそうになっていると、そこへひとりの男が通りかかる。その男は自身を探偵だと名乗り、すべて館長の自作自演であるという証拠を次々と出し、祖父が無実であると証明してみせた。恩人の名前をメルシーが尋ねるも、男は「俺はしがない探偵だよ」と名乗らずに去ってしまう。あとで村人たちが話しているのを聞いて知ったことだが、その男は世間では有名な名探偵であったらしい。メルシーは、かつて祖父を助けてくれたあの人のように困っている者の助けになりたいと思い、探偵を志した。 探偵の仕事は謎を解き明かすことだが、彼女は事件に関わり傷ついた人たちの心に寄り添いたいと考えている。探偵である前に、ひとりの人間として。数々の事件に遭遇し、人の悪意に触れてもなお、彼女は人の善というものを信じている。お人好しで、困っている者には迷わず手を差し伸べる。一流の名探偵として世間に名を知られてはいるものの、恩人である彼と比べたら自分はまだ未熟者だと思っている。 探偵として活動する一方、古美術好きが高じて博物館学芸員になった。祖母が古書店を営んでいることから、古書も好きである。幼い頃から祖父の仕事を近くで見てきており、祖父から直々に古美術修復の技術を教わった。 大人になってから母親の形見の大きな眼鏡のサイズが自身に合うようになったため、かけるようになった。 両親がテロに巻き込まれて亡くなったことから、飛行機が苦手。そのため移動手段は基本、列車か船を使う。 フランス人だった祖母が名付け親で、メルシーという名前には英語だと「慈悲」の意味、フランス語だと「ありがとう」の意味がある。 手紙をもらったメルシーは、報酬の「未来」や自分の死の運命について不可解に思いながらも、依頼の手紙がこうして届いて、そこで事件が起きているというのなら、誰かしら困っている人がいるに違いない。ならば自分は探偵として出向き、事件を解決に導かなければ、という想いから館に赴くことにした。手紙の内容によると、自分の他にも探偵が集められているらしい。もしかしたら、そこにかつての恩人も来ているかもしれないと少し期待している。 口調 「私はメルシー・パイシス。博物館学芸員として働く傍ら、探偵のお仕事もさせていただいています。未熟者ではありますが、皆さんよろしくお願いしたしますね（にっこり）」 「依頼がきたということは、困っている人がいるということ。探偵である我々は事件を解決に導き、困っている人が明るい未来に進めるよう手助けしてさしあげなくては」 ⬛古物研究家（2015） 職業技能：☑芸術（任意）,☑コンピューター,☑制作（古書修復、古美術修復など）,☑図書館,☑値切り,☑他の言語（英語、漢文、ラテン語など）,☑目星,☑歴史 特記：古物に関する〈言いくるめ〉と〈説得〉に＋10％のボーナス。 ⬛2015特徴表 ・2-1［手先が器用］ 　任意の<製作>1つの基本成功率が50%となる。さらに<機械修理>および<電気修理>に+10%。 ・2-9[バイリンガル] 　日本以外の国で生活したことがある。［EDU×5］％を、最大３つまでのほかの言語技能に割り振ることができる。 ・4-9[暗黒の祖先]　※シナリオ通過で付与 　邪悪な一族、カルティスト、人肉嗜食者、もしくは超自然のクリーチャーの子孫である。D100をロールし、結果が大きいほどより邪悪な存在となる。 　(1d100→5)ズーグの種族　　※デメリットを選択しているため、1d6*10の技能地取得。合計30を興味Pに追加。 ⬛不定の狂気 6：制御不能のチック、震え、あるいは会話や文章で人と交流することができなくなる。→5ヵ月か5セッションぶん。 9：一時的偏執症。→6ヵ月か6セッションぶん。 ⬛クリアシナリオ 「十二星座館殺人事件」<SAN>80→51→67 <古美術修復>＋4 <医学>＋16 <ナビゲート>＋2 <こぶし>＋8 <杖>＋5 ◇HO　魚座　ラストネーム「Pisces」 「紐を結ぶ」才能。 あなたは決して誰かを見捨てることも手放すこともない。 あなたは一人を選択し、目には見えない紐、縁を結ぶことが出来る。 縁を結ぶのに対象からの承諾はいらない。これにどんな効果があるかは具体的には表明されない。 ただ一つ約束できるのは、才能豊かなあなたが紐を結んだ相手を見失うことはあり得ない。 ◆報酬 ・PCだった探索者はこの瞬間PLとなった。 ※決して探索者をやめたわけではない。 誰かに操作されるだけの存在から、自分の意志で選べる存在に変わったのだ。 そういう意味で、ここではPCからPLに変わったと表記する。 ※もちろん言葉通り受け取るのも、また自由だ。 ・生還1D10 ・全員生還1D10（NPC含む） ・特徴表の一つは暗黒の祖先に固定される。(フレーバーなので特徴表を付け足す形で付け足しても構わないし扱いは全てPLに委ねる) ・探索者は変わらず超一流の探偵として生きているだろう。 ・あなたは何よりも自由だ。 ◆解説 ・アドゥムブラリが作り上げた電脳世界と現実世界が一つになったEND ・全ての無意識は繋がっている。つまり、電脳体は現実世界を見て、現実体は電脳世界を見る。 それは結局のところ、二つの世界が重なったという結果を生んだ。 ・二つの重なり合った世界は、前の世界ではない。 新しい世界となってようやくアドゥムブラリ、二次元の監視の目を逃れることができたのだ。

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