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クトゥルフ PC作成ツール
氷室翼希
ID:4598191
MD:a2eec157007d342000359c53ace32736
氷室翼希
タグ:
天城街道
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生まれ・能力値
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その他増加分
一時的増減
現在値
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初期
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幸運
知識
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SAN
現在SAN値
/
(不定領域:
)
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技能
職業P
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(うち追加分:
)
興味P
/
(うち追加分:
)
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初期値の技能を隠す
複数回成長モード
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<戦闘技能>
成長
戦闘技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
回避
キック
組み付き
こぶし(パンチ)
頭突き
投擲
マーシャルアーツ
拳銃
サブマシンガン
ショットガン
マシンガン
ライフル
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簡易表示
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<探索技能>
成長
探索技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
応急手当
鍵開け
隠す
隠れる
聞き耳
忍び歩き
写真術
精神分析
追跡
登攀
図書館
目星
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<行動技能>
成長
行動技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
運転(
)
機械修理
重機械操作
乗馬
水泳
製作(
)
操縦(
)
跳躍
電気修理
ナビゲート
変装
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簡易表示
通常表示
<交渉技能>
成長
交渉技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
言いくるめ
信用
説得
値切り
母国語(
)
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<知識技能>
成長
知識技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
医学
オカルト
化学
クトゥルフ神話
芸術(
)
経理
考古学
コンピューター
心理学
人類学
生物学
地質学
電子工学
天文学
博物学
物理学
法律
薬学
歴史
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戦闘・武器・防具
ダメージボーナス:
名前
成功率
ダメージ
射程
攻撃回数
装弾数
耐久力
その他
%
%
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所持品・所持金
名称
単価
個
価格
効果・備考など
価格総計
現在の所持金:
、 預金・借金:
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パーソナルデータ
キャラクター名
タグ
職業
年齢
性別
身長
体重
出身
髪の色
瞳の色
肌の色
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その他メモ
◯氷室翼希(ひむろ・たすき)/『B‘ASH』HO3:BRAIN 【アンモビウム】:「不変の誓い」「永遠の悲しみ」「飛躍」「固い絆」 『HO3 BRAIN 君はチームのブレーンだ。 君は頭の回転が早い。そのため、状況を素早く把握し、最適な指示を出すこと ならお手の物だ。 INT が 18 固定、EDU が最低でも 20 となる。』 ・邪魔にならないように肩口で切り揃えられた、染み一つない真黒の髪は、光に照らされるとふと、暗がりで揺れる蝋燭のような茶色を描き出すことはあれど、然し、それをすぐに覆い尽くしてしまう、そんな黒色をしている。些か鋭く細められることが多い双眸は、焔さえも真っすぐに射抜き消し去ることの無い赤色をしており、常に冷然とした落ち着きを払った光を宿している。光の加減により、僅かな紫色が下の虹彩に混じり、煌めく様は何処か、夜明けの空を思わせる赤と紫のグラデーションをしている。 いつもは眼鏡を掛けており、赤い輝きを常にレンズで覆っている。だが、実際のところ、度が入っている訳ではなく伊達。コンピューターと向き合うことがある為に、ブルーライトを遮るレンズではある。赤く色素が淡い瞳であるために、その実、以前は光に弱かった為に、それを保護していた際の名残。然し、今となってはそれも克服しているため、光には十分順応できるが、何となく、昔からしていた癖で、今もつけて居る。あと、似合う、と笑ってくれたひとがいたから。 ・常に眉間に皺を寄せ、考え込んでいるような表情がデフォルトであり、瞳が鋭い。だが、別に機嫌が悪い訳では勿論ない。 ・身長はほどほどで、あまり筋力が付きづらい体格であるため、体系は若干細身に見える。 だが然し、職業柄必要な筋力は付けられており、そしてまた、体力であれば目を瞠るものがある。熱い炎の中でのある程度の時間は問題無く活動することが出来、肺活量も体格からは驚くほどのもの。仕事をきっちりと熟せるように、日々の訓練で自分にあった形へと鍛え上げている。 運動神経はかなりのものであり、学生時代は陸上部に所属していた。長距離走の選手であり、速さは際立ったものではなかったが、判断能力と持久力が優れていた為、幾度か全国大会への出場経験もある。技巧派。 ・常に落ち着き払った冷静沈着な性格。些か人との距離は取りがちであり、パーソナルスペースがかなり広め。 周囲から一歩下がって状況を見ていることが多く、全体を俯瞰して観察する癖がある。 また、かなり真面目で堅物気質であり、規律やルールを重んじている。曲がったことが好かず、基本的に、上司や先輩からの命令や指示には従い、正しく、そして公正な視点で行動をしようとしている。あくまでも自身の中でそう線を引いているため、その外たる他者に押し付けることはあまりしないが、それでも、目に余るほどに規律を乱そうとするのであれば、目尻をつり上げて、厳しく言葉をぶつけることも。 ・だが、同時に。その内には熱いものを秘めており、日頃は内外共に冷静沈着にあろうとしているが、本来は激情家。 曲がったことや間違ったことに関しては、時折感情が抑え切れず、言葉や表情に激しいものが見え隠れすることも。 そして若干口が悪い。 自身の言葉や素の性格がキツいことは分かっているため、極力言葉や感情を抑えるように気を付けている。自身の感情のコントロールが課題であり、感情が高ぶったときは、ひとつ大きくため息をついて、一拍置くことを癖にしている。 ・人と接することが嫌い、という訳でもないが、自身のキツイ性格ゆえに、若干の苦手意識がある。ゆえに、些か人から一歩距離を置きやすい。 職業柄になると当然別、であるというのと、その実それなりに世話焼きではあるために、気を許した人々であれば、悪態をつきながらも思わず面倒を見てしまう。仕事であれば、きちんと子供相手にしゃがんで視線を合わせる甲斐性は見せれる。だが、焦りがあると見降ろしてしまうために、後から気付いて一人でため息を吐いて反省会を行っていることも度々。 つまるは、若干のツンデレ気質。そしてツンデレ気味な言動を見せ始めたということは、気を許し始めた、ということにも実は繋がっていたりもする。 因みに、完全に気を許した相手には、若干口の悪さは残るものの、デレがほぼ9割になる。 ・熱くさえならなければ、頭の回転の早さは目を瞠るものがある。 記憶力は勿論のことながら、周囲の状況判断能力に長けており、一際素早く辺りの状況を把握し、その状況に対応するための最適解を的確に叩き出すことが出来る。 ただ、記憶力がある程度良いゆえに、それなりに鮮明に目にした光景を覚えてしまうため、ものによっては時折自身の中でフラッシュバックにも近しいものが引き起こり、眉を顰めてしまうこともある。だが、使えるものは使う気概であるため、そういったものにもひるまないためのメンタルトレーニングも欠かさないようにしている。 知的好奇心も旺盛の為、自身の職務に関係がある、或いは役に立てることが出来そうなジャンルの勉強には幅広く手を伸ばしており、仕事が休みの日のほとんどはトレーニングか勉強に費やす日々である。でも当人にとっては、それが充実しているから満足。 ・また、それとは別に機械弄りを好んでおり、コンピューターにも詳しい。プログラミングや数式を好んでいたところから、機械関係にも興味が派生し、パソコンなどを自分で組み立てたりもするようになった。なので時折、其処らへんの機械弄りもよくしている。 家族の中にも、そういったメカニック関係に詳しい人間(姉)がいたために、幼少期から彼女の手ほどきをそれなりに興味深く受けており、知識を積み重ねていたりもしていた。 ・救急救命士の父と、看護師の母。姉が二人おり、その内の一人が自衛隊、もう一人は海上保安官である。父の兄はレスキュー隊員であり、母の妹は潜水救命士。父方の祖父は自衛隊で祖母は警察官、母方の祖父は刑事、祖母は医師という、”人を助ける・救うための職業”に不思議と一家や家系のほぼ全員が身を置く家に生まれた。 どうやら、家系を遡ると、かなり以前の高名な医師の家柄と繋がっているらしく、その高名な医師も、当時の時代から人々を病や怪我から守る為に力の限りを尽くした人物であったらしい。 そんな話をお伽噺のように祖父母らから語ってもらい、また幼少期から様々な人たちの為に、死力を尽くして職務に励む家族の姿を見てきた為に、それが当然のことである、とずっと思っていた。だから、自身がその道に進むことにも、何の躊躇いも疑問も覚えなかった。 ・記憶力もよく、勉強もでき。更にある程度手先もほどほどに器用であった為に、本来は医者を目指して勉強を重ねていた。優れた医者だった先祖の話を聞いていたのと、医師たる母方の祖母によく懐いており、そんな彼女から、彼女の経験談や彼女が積み重ねてきた知識を、よく話して聞かせて貰っていたからでもある。彼女が苦心しながらも様々に試行錯誤、模索をして、多くの患者たちを救った話を。或いは、救えなかったからこその後悔の話を。耳にする時間が、何よりも胸が、心が揺さぶられたから。 けども、中学生に入ったその年に。そんな祖母が務めていたとある病院から、人手が足りないからと緊急の要請が、既に前線を引退した祖母に入った。祖母は何も躊躇うこと無く了承をし、けども夜半だったから、と祖母を車で送っていった非番の母について、病院に向かった。 そして向かったそこでは、――――医師や看護師、救命士らが入り乱れて、かなりの騒ぎになっていた。病院の近くの大きな団地で火事が引き起こり、そこから直接怪我を負った人々を運び入れているのだと、飛び交う叫び声の合間に聞いた。祖母だけでなくて、別の病院勤めだったはずの母も、迷わずその現場の手助けをするために人込みの中に入っていって、自身は、せめて邪魔をせぬよう、けれど、僅かでも手伝えることがあれば、と、病院の片隅で状況を伺い、出来ることをした。 だから、――――その時、手を伸ばせたのは、あんまりに偶然だった。 人込みの中で見えた、一際目立つオレンジ色の服を着た男性。大柄な体格と、オレンジの色彩から、すぐに消防士だと判断が付いて、目立つ色彩に視線が取られた。だから、彼が救助してきたらしい患者を背負いながらも、足元がふらついてしまった瞬間に、すぐ気付くことが出来て。咄嗟に駆け出して、その彼の身体を支えた。ただでさえ大柄な体格に、意識の無い人一人の体重が乗っているそれは、まだ未熟だった自身の身体には大きすぎる重さだったけれど、未熟だった自分にだって、今此処で支えなかったら、彼と、そしてきっと、彼が炎の中に突入してさえも救った怪我人が、更に怪我を負ってしまう。触れたオレンジは、彼が決死の思いで打ち払ったのだろう炎の熱を僅かに宿していて、その熱さに眉を顰めたけれど、支える手は離さなかった。 何とか支えることが出来て。彼が、驚きに目を見開いていたけれど、それに何か言うよりも先に母と祖母の名前を呼んで。すぐに駆けつけてくれた彼女らが、彼から、彼が命懸けで救った怪我人を託されて、救命処置に入った。そこまで見送って、思わず、息を吐いたところで、黒く焦げた灰が付着した自身の掌を見て、まだほんの僅かに残っている炎の熱を、また確かに感じた。未だひりつく掌に、その熱を確かに怖い、と思って。 ――――けども、次の瞬間に、大きな手がぽん、と自身の頭を撫でてくれた感覚に、それは覆われた。 咄嗟に視線を上げれば、それは、支えることが出来た消防士の彼で。彼は驚いたような、呆れたような、何ともいえない表情をしながらも、「ありがとう」と確かに告げてくれた。「君のお陰で、俺が炎の中から救えた命を、ちゃんと託せたよ」と。 些か乱暴に頭を撫でられて、けれど、たった一度だけ彼はそうしたかと思うと、下げていた眦をまたすぐに持ち上げて、すぐに走って去っていた。その背中が、未だ燃ゆる家屋の方へと向かっていって、また、仲間たちと幾つか言葉を交わした後にすぐに炎の中へと迷わず向かっていく姿を、確かに見た。そして、確かに、炎の中から生きて、戻ってくる姿をも。 手伝えることを手伝って、或いは何とか邪魔にならないようにして、気が付けば、夜が明けていて。 いち早く現場に駆け付け、そして、病院と連携をとった彼ら消防士たちのお陰で、かなり大規模な火災だったにも関わらず、人命の被害はほとんど出なかった、と聞いた。 ――――彼らのようになりたい、と。彼らのように、命を懸けてでも人を救えるひとになりたいと、憧れが確かに生まれた瞬間だった。 ・以来、医学の勉強等も重ねてはいたが、方向性を変え、消防士を目指すようになった。 幼少期から平行して陸上を続けていた為、それによって体力を付けながら、消防士として何が必要かを調べ、或いは関係者がいる親戚や家族に話を聞きながら、自身があの日憧れた彼らのように在れるよう、鍛えていった。 けれども、鍛える内に。消防士となるために必要な肺活量は問題が一切なかったが、筋力の部分に関しては、自身の体質もあってか、最低ラインを少し越える程度しか付けれないことを理解した。また、自身の目が、他者の目よりも些か光に弱いことも。最低条件は満たせている。だが、そのころには消防士としての仕事をきちんと調べ上げ、理解もしていたために、それが弱点になることも十分に分かっていた。 だから、といって、諦めることはしなかった。 だから、それらを出来得る限り鍛えながらも、自身が持っている長所を伸ばすことにも決めた。炎発生のメカニズムを物理学的に。そして、オペレーターとして、或いは技術者としてでも、活躍できるように。 コンピューター類に詳しい自衛隊の姉や、そして父方の祖父らに協力を仰ぎ、それらの分野の勉強も精力的に重ねていった。 そんなふたりは勿論のこと、家族も、自身の夢をきちんと持ち、精力的に活動をする自身には肯定的であり、様々に手を貸してくれた為に、必要になるだろう、或いは役に立つだろう知識を、独学の内にも様々に会得することが出来た。 光への耐性や、炎の恐怖心を克服出来たのも、彼らからの教えを幾つか貰ったからでもある。 ・勉強を重ね、大学もかなりの好成績で卒業することが出来、そうして、消防士の試験も無事にパスすることが出来た。 都内のとある消防署へと配属され、若干不愛想ながらも、懸命な姿であることは間違いなかったから、先輩らにこづかれながら、ひたすらに必死に、消防士としての仕事を熟すようになった。 氷が入っている苗字だから、先輩らには「溶かされるなよ」だったり、「縁起がいいな」と笑われたり、噛み付いたとしても、なんやかんや可愛がってくれる、器の広い人々に支えて貰いながら。 あの日、憧れたオレンジを身に纏って。命を救う為に、炎から人々を守る為に、ただひたすらに前を見て、進み始めた。 幾度となく現実を突きつけられ、残酷な事実に向きあわざるを得ないことも多々あったけれど。自身の弱点を突きつけられ、幾度となく沈んだこともったけれど、それと同じほどに、自身の持っている技術と知識が、少しずつ役に立つ場面もあった。 だから、確かに己は消防士として、炎から人々を守る盾として、此処に立っていて。 しばらくした後、とある事情により、『B'ASH』の門戸を叩き、そうして所属して、今に至っている。 ・少しでも多くの人を、理不尽な炎から守る為に。 そして、この謎の炎の解明をする為に。 自身が、何かの役に立つ為に。 人を、救う為に。 確かに此処に、立っている。 ・翼の文字はその実、”まもる”、とも読む。まもる、は護る、守る。氷の室たる己が、翼を広げて、せめても彼らを守れれば。そんな翼望。そして、希望。 まもり、ねがい、翼を広げる。 願うだけじゃなくて、広げるだけじゃなくて。 ”まもる”ことをかなえるために、この身体は存在しているんだ。 焔などに、そう簡単に溶かされてなどたまるものか。 ・イメソン:優しい彗星(YOASOBI)、The Beginning(ワンオク) ・カラーコード:AFEEEE 【特徴表】 36:俊敏 39:スポーツ万能 【花言葉】 63:胡桃(くるみ) 「知性」 膨大な知識が貴方の人格を形成した。貴方の心は本のように厳密で、言葉は法律のように論理的。しかしどうだろう、その知識で振り分けられないものが現れたら、貴方は知的好奇に幸福を感じるだろうか。未知なるものに恐怖するだろうか。 91:春紫苑(はるじおん)・ハルジオン 「追想の愛」 会えない人を、いつまでも思い偲ぶ。あの人しか考えられない。あれ以上の思い出など出来るはずもない。いつまでもいつまでも、過去にしがみつく悲しい人なのが貴方。悲しみでは前へ進めないのも知っている。悲しみを活力に変えられるのが貴方だ。 94:鳥兜(とりかぶと) 「美しい輝き」「人嫌い」「復讐」「騎士道」「栄光」 何者にも容赦しない。棘だらけの心を抱え、皆のため無心に突き進む。触れると周りを傷つけると、皆と距離を置くのが貴方だ。思うからこそ離れる。それは貴方にとってなにも矛盾ではない。 【通過シナリオ】 ・『B`ASH』:SAN値-31,跳躍+8 <以下、『B‘ASH』HO3の秘匿情報有り> ・叶芽のことは、世界で最愛の恋人。誰よりも愛おしい。誰しものことを平等に大切にしているが、彼女と付き合うようになってから、はじめて、その平等から一歩上に立つ頂点たる存在が出来ることを知った。 世界で一番愛している、と言っても一切の過言ではない。常日頃から眉を顰めた表情をしているが、彼女の前ではふわりと見守るように微笑みを浮かべていることが常であり、誰から見ても愛おしいと分かる表情をしている。 些か独占欲が強めで過保護気味ではあるが、基本的には彼女の意向を何よりも第一優先で考えているため、決して束縛をするつもりはない。ただ、ひたすらに大事にしたい気持ちが何よりも強く、彼女の為であれば何だってしてあげたいと思う上に、過言抜きで何度も出来る。互いのプライベートを出来る限り尊重しており、彼女が大学を卒業した際に、警察へ就職すると聞いてひどく驚き、心配もしたが、けれど、それ以上に心から喜んだ。 彼女の幸せを心から願っていて、そして、そんな幸せを己が渡すことができれば、と思っている。 ・叶芽とは、高校時代の先輩と後輩の関係性。 自身が先輩で、彼女がひとつ下の後輩だった。 さして、最初は彼女に興味があった訳ではない。けれども、時折テスト後に張り出される全校生徒の中でも成績が上位の生徒たちの名前に、連なっている彼女の名前を見て、成績優秀な生徒なんだ、程度の認識だった。 ・けれど、あるとき。 真面目、と言われてしまうほどの、けどもしなければ落ち着かない日課たる、近場の図書館での自習のときに。 それなりに蔵書が豊かな図書館ではあるけれど、かなりの広さと、そして、本を傷めないよう計算して設計されながらも、日がよく当たる窓があった。自身がよく使う書籍が納められた本棚は、日がどうしたってよく当たってしまう場所にあって。光に弱かった自身の目では、晴れの日は、いつも蔵書を探すのが、ほんの少しだけ大変だった。 二年の半ばを過ぎ去った冬の日も、よく晴れた、そんな日で。 その日は休みであったから、午前の部活を終えて、いつものように図書館で自習をしていた。広々としたそこは、時折学校の同級生や知り合いも見られたけれど、一言二言の挨拶で自身の世界へと戻ることが出来るから、気が楽で。 辺りを気にせずに勉強を重ねて、そして、ふと気になった資料を件の本棚へと探しに行ったとき。やはり、ちかり、と窓越しに差し込む日の明かりが、燃える太陽が眩しくて、思わず、手元の本を取ろうとした指先が狂ってしまって。零れた本を慌てて取ろうとするのにも間に合わなった。 ときに。その本を下から、掬うようにして受け取ってくれる、小さな手があって。 「大丈夫ですか?」 そう掛けられたその声が、見下ろした先にあった、眼鏡越しの彼女の澄み渡ったような青い空の輝きが、日に焼かれた自身の目には、どこか落ち着いて煌めく輝きに見えた。 はじめて、そこで彼女とあった。 ・彼女も、共に図書館へと通っていたひとりで。 時折訪れる自身のことを、実はさり気なくしっていたのだ、と聞いたのは、それから一年後に自身から告白をして、彼女と交際を始めるようになった後だった。 そこで彼女と出逢ってから、頻度は決して高くないけれど、それでも時折訪れる度に、顔を合わせるようになった。彼女も、あそこの本棚がよく日に当たる場所だ、と把握をするくらいにはよく通ってる、と話を聞いて、成績上位者に名前が乗るほどの努力をしている子なのだ、とそこではじめて興味がわいた。 それから、ぽつりぽつりと言葉を交わして、時折机を共にして勉強をして、時に自身が教えたり、彼女から教えられたりして。 ゆったりとした、穏やかな。どこか外界と切り離されたような、静かな時間を、時折共有することになった。 ・そうして、彼女のことを少しずつ、少しずつ知っていきながら。けども同時に、少しずつ時間を過ごすだけで、あまり詳しいことまでは入り込むことはなく。 冬が終わって春が来て、学年があがって、そうして夏と秋を越えた。 夏に部活を終えてから、図書館に通い詰める日々が増え、同時にそれは、彼女との時間が増えることも意味していて。 そのころには、消防士になりたい、という自身の夢を彼女にも話していて、幾つもの夢や時間を共有していた。 その時間が、いつの間にか、何者にも代えがたいほどに、過ごしていて心地がよい時間になっていた。 ・そうやって、時間が過ぎていく中で。当たり前のこと、ではあったけれど、それでも、何気なく自覚をした。 このまま勉強を重ねて、自身が大学に進んでしまえば。学年が違う彼女とは、もうこうした時間を共に過ごせなくなってしまうだけではなくて。 きっと、もう、会うことも叶わなくなるんだろう、と、気付いて。 その事実が、酷くさみしいものに感じてしまう、自分がいたから。 彼女と出逢った日から、丁度一年が経った、その日。別に、意識をしていた訳じゃない。 ただ偶然、本当に偶然。彼女に、交際を申し込んだ。 会えなくなること、その事実に関する純粋な寂しさを。居心地のいい空間に対する、純粋な好意を伝えて。 多分、これが、”好き”だという、自身の知らなかった感情のひとつなんだろう。 だから、ただ素直に、それを伝えて。 ――――その日から、交際ははじまった。 ・高校の終わりから始まったそんな交際。 ・眼鏡を似合う、と言ってくれたのは勿論彼女であり、彼女が言ってくれたから、そして彼女とお揃いだという理由から、伊達眼鏡をずっと着用している。 ・あの時、半ば私服で突入した火災の影響で、身体に大きな火傷の痕を残している。特に背中と腕を中心にいちばん大きな火傷痕が残っており、手の甲や腕の見える位置に刻まれているために、基本的には肌を出す格好をせず、常に手袋を付けている。 その炎に焼かれた痕跡は、まるで、翼を広げているかのような。 その傷痕を、今も、身体に、背に刻んで。彼女を探す為に、ただ、成すべきことを。為せることを。 ・彼女を見つけ出す為ならば、なんだってするつもり。 それが、例え己が嫌っている間違ってることであったとしても。 彼女が見つけられるんなら、彼女に繋がる手がかりが何かあるっていうんなら、何だっていい。 だって、叶芽の為になら。 なんだって、出来るんだ。 ・叶芽以外の女性によほどのことが無ければ触るつもりも触られるつもりもない。叶芽に対しては何よりも誰よりも誠実でいたいから。 HO3 BRAIN 君はチームのブレーンだ。 君は頭の回転が早い。そのため、状況を素早く把握し、最適な指示を出すことならお手の物だ。 INT が 18 固定、EDU が最低でも 20 となる。 秘匿 HO 君の年齢は 24~26 歳である。 以前、君には恋人がいた。 しかし、彼女は 2 年前、君の前から姿を消したのだ。 その日はたまたま非番の日だった。 デートをして、その夜、彼女をアパートまで送り届けることになる。 彼女は笑顔で君に「送ってくれてありがとうございます」と言い、扉を閉めた。 そして、君がアパートの階段を降りていたそのとき。 突如爆発音がして、振り返ると、彼女の部屋が燃えていた。 君は彼女を助けるために、生身で咄嗟に部屋に乗り込み、必死で彼女の姿を探したことだろう。 けれど、そこに彼女の姿はなかった。 その後、到着した消防隊によって消火活動が行われたが、彼女の遺体はおろか、彼女がそこにいた痕跡すら見当たらなかったそうだ。彼女はどこに消えたのか? その真相を知るために、君は B'ASH に入った。 彼女に繋がる手がかりは未だ見つかっていない。 ▼関わりの深い NPC 沙魚川 叶芽/はせがわ かなめ SIZ10 APP14 身長 152cm 君の恋人であり、現在行方不明。2 年前の時点では 23 歳だった。 いつも眼鏡を掛けており、地味な格好をしているが、あなただけは眼鏡を取った彼女が誰よりも可愛いと知っている。 それは言い過ぎかもしれないが、実際、かなり目鼻立ちの整った美少女だ。 学生時代から頭が良く、成績は常に上から数えた方が早いくらいだった。 しかし、控えめな性格で、それを周囲にひけらかすようなことは一度もなく、本当に目立たない存在だったように思う。大学にも主席で合格しているのだが、入学式のスピーチは恥ずかしいからという理由で辞退している。 大学卒業後は、警察の総務部に就職。本部長の秘書として働いていた。 両親はおらず、施設育ち。そのため、大学を卒業してからも施設に通い、少ない給料から寄付をしていたようだ。 いつも彼女は銀製の指輪を身に着けており、それは唯一両親が自分に残してくれた宝物なのだと言っていた。 特技は速読と魚と話すこと、趣味は読書。好きなデートスポットは海と水族館。 また、家では金魚を飼っていた。 その金魚をもし、君が引き取りたいのであれば、〈幸運〉に成功すれば生きていたことにしてもいいだろう。 ※彼女は HO3 の同じ高校の先輩、後輩、同級生のいずれかに当たる。しかし、 彼女と話すようになったのがいつごろかなどは特にシナリオで規定していない。 そのため、彼女との馴れ初めや、どのような交際の仕方をしていたかは、KP と相談の上、HO3 が決定してよいものとする。 ❖推奨技能 回避、重機械操作、登攀、目星、聞き耳、図書館、機械修理 ❖準推奨技能 応急手当、こぶし、医学、物理学、コンピューター
※
歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました
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