タグ： 談話室卓 しろうさキャラシ

永井淳とは出身の村が一緒で親しくはなかったが顔は知っていた。 孤児院にまいが入った後、時折遊びに来てくれたので今では「おじさん」と呼び、それなりに親しくなった。 アベルとは孤児院で出会い、現在では「アベル」と呼んで恋人同士となった。 現在は近所に住んでいて、一緒に歩く時は必ずアベルの歩調に合わせてゆっくりと歩くようにしている。 孤児院に入る前は『萩野江村』にいて、よく『アダム』と呼ばれている村の神と2人で遊んでいた。 しかしある日突然村で伝染病が流行り、アダムに言われて永井淳と村から逃げてきた。 その伝染病が流行った際に両親も妹も亡くしてしまい、天涯孤独の身になった。 その記憶が今でも辛く帰りたくない気持ちと、その後会えていないアダムが気になり、帰りたい気持ちでゴチャまぜになっている。 大学卒業後は車を買って免許を取って、お金が溜まったら萩野江村へ帰ることに決めた。 自分が愛した神様の半身と、自分が大好きな神様と共にいられる様な気がして。 2人は消えてしまったけれど、2人の力が宿った刀は残っている。 ならば、私はまたこの村で刀に宿った2人といたい。 今度は逃げる必要はないから。

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