タグ： らるさんちの子

パティシエ見習いの女の子。 好きなことは食べること。得意なことはいっぱい食べること。趣味は食べ歩きであり、たまたま立ち寄ったパティスリー「」のケーキにビビッと来てから頼み込んでバイトを始めた。研修中の身でありお菓子作りの腕はまだまだ。少しそそっかしいところがあり見ていてちょっとハラハラする。つまみ食いが多くてよく店長に窘められている。それ以外はとても真面目に仕事に取り組んでおり接客もしっかりしている。 言葉を繰り返すのが癖。例:「このお菓子とってもとっても美味しいんです！とってもとってもです！」 いつか店長のように美味しいお菓子でみんなを笑顔にするのが夢。 ===ここから先、愛罠蜂HO2のネタバレを含む=== というのは仮の姿。 彼女の本性は店長のストーカーである。 元々はニート。声優に憧れていたものの専門学校を中退。部屋に引きこもり底辺配信者を続けていた。常連だったリスナーと喧嘩したことをきっかけに配信が嫌になり、なにもかもに中途半端な自分に嫌気がさして自殺しようと家の外に出た。最後の晩餐という訳では無いが死ぬ前に少し贅沢をしようとたまたま見かけたパティスリーに足を踏み入れ、そこで運命の出会いをする。 俯いて長い髪で顔を隠していた彼女に、そっと手が差し出される。その手に乗っていたのは小さな焼き菓子。試作品だというそれを断れず、一口食べて驚いた。優しく、しかし印象を強く与えながら口いっぱいに広がっていく風味。まるで心の内側をなぞって形作るように温かさが胸を満たす。ハッとして顔をあげればその味以上に優しい瞳が自分を見つめていた。 一目惚れだった。その目が、その表情が、その声が心を捉えてやまない。 彼女は思った。ああ、これまでの人生は楽曲で言えば序曲だったのだ。中途半端で当然だ。まだ始まってすらいなかったのだから。これからはこの人と共にいる為に生きよう。私の人生は今から、これから始まる。 それ以来彼女は足繁く店に通うようになる。ある時は客として。またある時は通行人として。そして、ある時は不法侵入者として。 日に日に想いを募らせ、そうしてとうとう思い切った行動に出る。髪を切り雰囲気を変えてバイトに応募した。店の入口を開けるなり某映画よろしくここで働かせてください！ここで働きたいんです！と叫んだ。呆気にとられた店長も素敵だったと彼女は後に語る。 元々は暗い性格であったが配信でテンション高いキャラを作っていたこと、また恋をして変わりたいと思えたことから明るい性格として振舞っている。大好きな店長と、その店長が作る大好きなお菓子たちに囲まれていて毎日幸せである。 でも、まだ足りない。 ベース職業:自宅警備員(2015) くすねていたもの：ペン、ネクタイ、ハンカチ、ヘアゴム

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