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子供の頃…幼稚園くらいの頃かな 至って普通の、普通に幸せな家庭にとある不幸が訪れた 薬でもやってたのか、奴の放つ言葉は支離滅裂で、意味もなく暴力を振るい 意味もなく俺を殴り続けた ――――痛かった、痛かった、痛かった、痛かった 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　目の前で、両親が、何もできずに、ひたすら、俺の為に涙を流していたのが――― 無限に続くような苦痛の中、意識が朦朧とした俺は、夢の中でレネゲイド《自分》と向き合っていた ――――――死ぬのが怖いか？ 死ぬのは恐くなんてない、お母さんとお父さんが悲しむのが怖い ――――――奴が難いか？ あんな奴、大嫌いだ、死んでしまえばいい ――――――力が、欲しいか？ 誰も悲しまないような力が欲しい ――――――残念だが、お前が持っている力は...... 目が覚めた時、俺の視界は、俺の口は、俺の手は、俺の体は 全て、全て全て、全て全て全て全て全て全て全て全て全て全て全全全全全全全全 赤く、紅く、朱く、赫く、血く 染まっていた 血だけで、何も残っていたかったからか、警察はこれを行方不明事件にした 義理の両親は優しくしてくれた、けれども、どうしても俺は独りだった そんな俺にアイツは手を差し伸べてくれた、 飽きれるぐらいの眩しさで、底抜けな明るさで、満点の星空にさえ勝る満面の笑みで 優しく、真っ直ぐに心の扉を開けていったんだ… しばらく時間が経って、中学に上がって、アイツにもらったものを少しでも返そうと思って、聞いてみた そしたらアイツは、「私はいらないよ、その思いを他の誰かに分けやれ。」 なんて、言いやがって、 だから俺は、彼女に声を掛けたんだ 七つの大罪：暴食の主《グラトニー》 使用したシーンの間、渇きの主でのHP回復点分を攻撃力に追加”していく”、この能力を使用している間は渇きの主によるHP回復はできない、 任意での解除は不可能、シーン終了時”のみ”解除される、使用時は渇きの主の浸蝕率上昇を+4する、また衝動暴走：飢餓状態になる ―――彼はただ、失ったモノを心に空いた穴を埋めたかっただけだったんだ

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