タグ： 刹夏HO1

⎯⎯⎯⎯⎯⎯ 君を夏の日にたとえようか。 いや、君の方がずっと美しく、おだやかだ。 ウィリアム・シェイクスピア 『ソネット第18番』より ⎯⎯⎯⎯⎯⎯ 【小夏 蕾(こなつ つぼみ)】 ・年齢：14歳 中学2年生 ・好物：ドリア・アップルパイ(アイスとシナモンがあるやつ)・ルイボスティー ・苦手：菓子パン・暑苦しい人(体育教師とか) 【性格・価値観・口調など】 雲をつかむような性格。 物静かで何を考えているのかよく分からない、もしくはやる気がないと他者から思われているかもしれない。（なんなら、親からも将来を心配されていそう。） 中性的な見た目と声が特徴的。ゆったりとした口調で話し、あまり敬語を使わない。 加えてバッサリ切り捨てるような言い方をするため、人を傷つけやすい。なお本人は無自覚であるから厄介極まりない。 最近自分の没個性に悩んでいるが、どうやっても個性は生まれつき定まっているものであるため特段努力をしようとはしていない。諦念とも言える。 【趣味や学校など】 趣味はガーデニングと家庭菜園。庭や学校の花壇など毎日水やりをするのが楽しみである。 また幼少期からポケットサイズの植物図鑑とカメラを持ち歩いている。お気に入りだそうだ。 好きな草花の写真を取ったり、図鑑のお気に入りのページに付箋を貼っていくのが癖になっている。 好きな花は「黄色のアルストロメリア」。花言葉は「持続」。庭に水萌が好きだと言っていたマーガレットと一緒に育てている。ちなみに、夏限定で自由研究にもなるグリーンカーテン、フラワーレースカーテン、フラワーフェンスなどを作っている。 毎年恒例となっていて今年は「西洋アサガオ(青色)」、「宿根アサガオ」でやりたいと思いプランターを一応準備して育成中。 庭は誰にも邪魔されない静かな環境かつ水萌と心置きなく話ができる場所であるから好きだという。(ゆえに、できるだけ学校から早く帰りたいらしい。) 花の植え替えなどのメンテナンスをした際に水萌から感想や絵をかいて貰えると嬉しそうに微笑んでいるだろう。 𓂃𓈒𓂂 学校では、窓際の一番後ろの席に座っており誰かと特に話をする訳でもなく一人静かに過ごすことが多い。「登校、授業に出席する、たまに何か係の仕事をする、下校」という一連の流れができており、もはや作業と化している。 委員会：美化環境委員会 仕事は朝の水やり、放課後の花壇整備などがある。 誰も仕事をしてくれないので、基本的には1人でやっている。黙々と作業できるので楽しいそうだ。 部活：テニス部 部活は水萌がテニス部のため一応入部している形となっている。体力が少ない割に運動をしたいとのことだったので部活スタートギリギリまでは身体を渡さないようにしている。なお、終わったあと身体を返してくるため若干疲れているような感覚がある。水萌が楽しいなら良かったと思っているため気にはしていない。 【水萌との関係】 基本的に入れ替わりは自由。 入れ替わった段階で眠るように機能をしなくなる感覚がする。水萌が活動している間の記憶はない。 そのため日記帳に共有してもらっている。 「僕は別に入れ替わりに対して抵抗はないよ。そもそも僕からしてみれば隣にずっといるようなものだしね。…周りには見えないだけで。」 𓂃𓈒𓂂 水萌が日記帳に書いた内容を見るとやりたいことが明確で人生を楽しもうとしているのがよく分かる。僕には疎遠の日々が見れて微笑ましい反面、どこか寂しいと思ってしまった。 誰も水萌を完全に見えていない事が寂しいのか、 隣にいた存在が自分とは違う誰かと先に行ってしまう様な感覚が寂しいのか。 寂しいに上手く定義づけはできなかったが、その寂しさを埋めたいがために水萌と一緒にいる時間が続いてしまえばいいのにと思ってしまう。 なんて自分本位なのだろう。 「一緒にいたいだなんて、酷い束縛だよね。水萌は自由になるべきなのに。」 ≪以下、秘匿ネタバレあり≫ HO1:あなたは二重人格の主人格だ。 あなたは夏に嫌われている。 夏になると、不運に見舞われるのだ。毎年、毎年。 そんなあなたを支えてくれたのは、あなたの人格のひとり、HO2だった。 [HO1　秘匿] 秘匿HO:あなたは、夏が嫌いだ。どこかで好きになりたくても、夏は嫌いだった。 今年の夏、あなたはそんな自分を変えようとして――。 あなたは、自分の横にいる存在、HO2が好ましい。 しかし、彼は自分にしか見えない。 それが、ずっと寂しかった。 だからこそ、この夏がずっと続けばいいと思ってしまっている。

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