タグ： いぬさわハウス

いつも自宅である洋館から抜け出しては海浜公園に来ている青年。 20歳にしては大人っぽく見えるという人もいれば、身長の割に驚くほど子供に見えるという人もいそう。 母親にネグレクトされてる上に構ってもらえたとしても歪んだ関わり方しかされてこなかった為、真珠ちゃんとの交流が唯一温もりを感じられる時間。 真珠ちゃんのことをとても大切に思っている反面幼い体に手を出して快感に浸りたいという欲求もあり、そんな自分を嫌悪している。 が、彼女に救われているため離れることを考えるのはあまりにも辛く、会うことを辞めることは出来ずにいた。 "一緒に遊んでくれる優しくて可愛い女の子を慕う少年のような感情"、"一人の女性として大切にしたい・独占したいという恋心"、"自分の世界の中心であり情動を育ててくれた母親を求めるような気持ち"、"その体に触れて抱いて欲を全て吐き出してしまいたい情欲"、"その存在があるからこそ生きていられるという信仰心めいたもの"の全てを抱いていて、ごちゃごちゃになっている。 裏稼業だったり、あまり表で動きたくない(芸能人や政治家など…)のボディーガードをする仕事を年齢で言うと中学生の頃からしている。(生活費の為に…) 知識も失礼のないようにと雇ってくれた人たちに教わった。当然褒められた事ではないが、学校にもほぼ行けていなかった藍にとってはありがたかった。 家が汚いので真珠ちゃんに会う前はいつもホテルかネカフェでシャワーをしっかり浴びている。 「真珠は可愛いなぁ」「え～？さっき洗ってきたから撫でちゃダメ？」 「ねえ。真珠は僕のこと、救ってくれるんだよね？」「真珠。真珠、真珠……好き。好きだよ」 「僕は弱くて汚い海の魔法使いなんだ。真珠がいないと何も出来ないんだ。真珠、可愛そうな僕を助けてよ。真珠は見捨てたりなんかしないでしょ」 「小さくて、脆くて、弱い……可愛いね」「……置いていかないで」 ◆2015　用心棒ベース

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