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クトゥルフ PC作成ツール
漆星常葉
ID:4598223
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漆星常葉
タグ:
天城街道
ロスト
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生まれ・能力値
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その他増加分
一時的増減
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SAN
現在SAN値
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(不定領域:
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技能
職業P
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(うち追加分:
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興味P
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(うち追加分:
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初期値の技能を隠す
複数回成長モード
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<戦闘技能>
成長
戦闘技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
回避
キック
組み付き
こぶし(パンチ)
頭突き
投擲
マーシャルアーツ
拳銃
サブマシンガン
ショットガン
マシンガン
ライフル
非表示
簡易表示
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<探索技能>
成長
探索技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
応急手当
鍵開け
隠す
隠れる
聞き耳
忍び歩き
写真術
精神分析
追跡
登攀
図書館
目星
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簡易表示
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<行動技能>
成長
行動技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
運転(
)
機械修理
重機械操作
乗馬
水泳
製作(
)
操縦(
)
跳躍
電気修理
ナビゲート
変装
非表示
簡易表示
通常表示
<交渉技能>
成長
交渉技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
言いくるめ
信用
説得
値切り
母国語(
)
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<知識技能>
成長
知識技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
医学
オカルト
化学
クトゥルフ神話
芸術(
)
経理
考古学
コンピューター
心理学
人類学
生物学
地質学
電子工学
天文学
博物学
物理学
法律
薬学
歴史
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戦闘・武器・防具
ダメージボーナス:
名前
成功率
ダメージ
射程
攻撃回数
装弾数
耐久力
その他
%
%
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所持品・所持金
名称
単価
個
価格
効果・備考など
価格総計
現在の所持金:
、 預金・借金:
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パーソナルデータ
キャラクター名
タグ
職業
年齢
性別
身長
体重
出身
髪の色
瞳の色
肌の色
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その他メモ
〇漆星常葉(しちせい・ときわ)/『鰯と柊』HO1:鰯 【トケイソウ】:「聖なる愛」「信仰」「宗教的情熱」 ・光の加減によっては、青にも銀にも色彩が変わる、澄んだ鱗のような、或いは分厚く凍った氷を思わせるかのような青銀色の髪をほど長く伸ばし、頭の高い位置でひとつに結んでいる。瞳はどこか虹彩と角膜の境い目がおぼろげな青色。まるで、水の中から空の青を見ているかのような、そんな境界線があいまいな淡い青色。 顔立ちは整っている方ではあるが、整っているからこそ、その顔に大きくついた幾つもの裂傷が視線を奪ってしまい、よくも悪くも瞳を引く容貌をしている。(APP16→7) 感情を浮かべなければ、その傷と合わせてかなり冷たい、或いは鋭い印象を受けるものの、笑ったときは存外へにゃり、と笑い、幼い印象を与えることも。 だが、当人はあまりその傷を気にはしておらず、さして隠すようなことも、原因を聞かれたとしても、まったく気にしない態度でさらりと答える。 ・女性にしてはかなりの高身長と、発育の整った恵まれた体をしている。胸部装甲ダイスは16でした。 力もそれなりにある方ではあるが、だが、その割に体力があまり無く、かなりバテやすい。聊か体調を壊しやすい自覚もあるため、さまざまに無理をしすぎないよう、きちんと自分自身の中でセーブはかけるようにはしているものの、時折はしゃいで体力が尽きては沈没している。 着飾ることも嫌いじゃないけれど、自身の体格や身長には自覚があり、それに見合うかわいいものがあんまりないため、それもあって、諸々まあいいや、になっている。 けれど、教祖という職業柄、人前へ立つときはちゃんとするよ! しなきゃっていうのは流石の私だってわかるわよ! ・快活という言葉がふさわしい、豪放磊落とし、細かいことはあまり気にしない大雑把な性格。 かなり気さくで、誰に対しても明るく分け隔てなく声をかけてはにこりと笑う。感情表現豊かで、些か気まぐれなところを見せることもあるが、それなりに面倒見もいい。 だが、あまり細かなことを考えるのは好きでなく、諸々大雑把で大胆。ゆえにかなり頻繁に突拍子もないことや発言をして、周囲を驚愕させることも多々。怒られることも多々。けどもあんまり気にしない。 ・また、面倒見がいいため、困っている人がいたり、また助けを求められたら基本的には放っておけない。 自分にできることはないか、或いは何か役に立てることはないか考えてしまう、若干お人よしな面も持っている。 しかし、これまでの生活の中で、ただ単にお人よしなだけでは搾取されるだけだっていうのも、きちんと学んでいるから。 だから、一切を気にせずに、無償で手を差し伸べたりはしない。きちんと自身と周囲の状況を考えて、成せることを為そうとする。 ……それでも、成せないことだってたくさんあるんだから、人生ってままならない。 ・細かいことはあんまり気にせずに、楽しく過ごしたいし、自分の大切な人が少しでも幸せで楽しくあってほしい。 出来得る限り、苦しいことやつらいことに遭ってほしくない。けども、人生はそんなに簡単じゃないから。 もしつらいことや苦しいこと、どうにもならないことに遭ってしまったときは、全力で手を貸すから。 せめても、乗り越えられる力になれたら、って思う。 ・誰に対しても距離感が近いが、主に幹部の面々にはひと際距離感が近く、ことあるごとにぎゅーーっと抱き着いている。もちろん力は加減して。 ド直球な愛情表現であり、男女区別なく、なんの他意もなく抱き着いてはぎゅむっとしてぐりぐりする。 怒られてもあんまり気にはしないが、苦しくはさせたくないので、そしたらすぐに離す。 そして純粋に、抱き着いて、他者の体温を感じることを好んでもいる。相手の体温を感じると、その人が確かに、そこで生きていてくれるってわかるから。その人の温度は、ぬくもりは、安心するから。 だから、ぎゅって抱きしめて、相手の存在を確かめて、ほっと安堵している気持ちを、そっと隠している。 ・その実、明るい性格の半面、かなりの寂しがり屋であり、自己肯定感が低め。 できる限り誰かと一緒にいたいし、できる限り、ひとりではいたくない。 大事な人と一緒にいたくて、にぎやかで、さわがしくて、いつも通りの大事な人たちと一緒にいることが好き。 そんな大事な人たちのために何かしたい、という気持ちが強いが、けども同時にできることがあまりないために、無力感にも近しいものを抱いている。 から、せめても、せめても。彼らのために、って祈ることを、やめない。 ・そんな性格ながらも、教祖という自身の役割に関してはきちんとわかっており、それをちゃんと受け止めているし、遂行するつもりもある。 必要があれば、快活な表情がひやりと為りを潜めて、凛と静かな目を周囲へと向け、言葉を告げる。 多くの人物の前に、上に立つことに抵抗はなく、向かないなぁと思うことはあれど、乞われたことは為したいと、強い意志でまっすぐに背筋を伸ばしている。 ・そんな性格だからこそ、でもあるかもしれない。 願われ、乞われ、いつの間にかこの場所にいたけれど。 この場所が、とてもとても大事なものであって。 幹部のみんなと、HO2の彼と、そして、信者の彼らも、みんな大事な人たちだから。 そんな彼らが、せめても、この生きにくい世界で少しでも穏やかに生きることができる、手助けができればいい。 だから、私はちゃんと、貴方たちのことを守りたいの。 ・七つ星:イワシの別名でもあり、北斗七星の意でもある。皆を、導いていけるように。皆の導になれるように。 ときわ=ときは、ときはかり。つまるは時計。そして、トケイソウ。 信仰そのものの、形をこの身に。 ・イメージソング「フォニイ」「Prover(Milet)」 ・カラーコード:007B43 【特徴表】 46:寄せ餌 → 50pt 12:大きな体 → SIZ+1(主に胸部装甲) 【花言葉】 66:林檎(りんご) 「名声」「選択」「評判」「選ばれた恋」 レールの上を歩くのが貴方。全ては用意されたものなのだ。ああ、何か新しいことはないものか。それが不幸か幸せか……それすらも問わなくなってしまうほどに貴方は決まり切った道を歩き続けてきた。 30:鈴蘭(すずらん) 「幸福の再来」「意識しない美しさ」「純粋」 何故だろう。貴方は他人を惹きつける。自然と行うその一つ一つの動作が皆を癒す。貴方は見返りを求めない。なぜなら貴方は意識してそれらをやっているわけではないから。 70:連翹(れんぎょう) 「希望」「かなえられた希望」「集中力」 決して諦めない。それだけを考え、それだけに向かって突き進む。必ず叶うと知っている。必ず叶うと信じている。 【通過シナリオ】 ・『鰯と柊』 <以下、『鰯と柊』HO1:教祖、秘匿情報有り> ・薄っすらとだけ覚えている幼少期。両親から、名前を呼ばれた記憶はない。 むしろ、きちんと話かけられただろうか。それもさして覚えていない。 ・ホストの父親と、水商売をしていた母親との間に生まれた、典型的な望まれない子だった。 本来は、母親は産むことさえも望まなかったらしい。酒に酔った勢いで起こした一晩の過ちで、宿してしまった命だった。 けども、両親は共に見目が優れていたから、彼ら共通の友人や上客に、「ふたりの子供ならばきっと美しいだろうから見てみたい」だなんて責任のひとつもない言葉に乗せられて、そうして、産んでしまった、産み落としてしまった。 ・最初は、その彼らの言葉通り、両親ふたりによく似た、かわいらしい赤ん坊に、両親も育てようという気になった。 育てるそぶりを見せれば、周囲の人間たちが支援を買ってでてくれたから、というのもある。 両親よりも、その周りの人々が、両親とよく似たかわいらしく美しい赤子をはやし立てて、それに、両親も鼻が高くなっていった。 けれども、子育ては、ふたりが思っているよりも当然、とんでもなく大変で。 安易な気持ちで子を育てるだなんて選択をしたふたりが、耐えきれるはずがなかった。 ・けども、だからといって、周囲からの支援もあったために、それを投げ出すこともできず。 最低限のことだけをして、あとは、もう互いに干渉しないようにした。周囲に悟られない程度に生かして、周囲に悟られない程度に放っておく。 生きてさえいれば、周囲からも怪しまれなくて。そして、成長するにつれて、赤子のころよりも周囲の意識も向かなくなっていったから。 ・だから、物心覚えたころには、もう両親はほとんど、自分に関心をもっていなかった。 両親から名前を呼ばれた記憶もなければ、きちんと話しかけられたことさえもほとんどなくて。 けれども、周囲の人たちは、両親によく似てるね、って幾人かがかわいがってくれたから。そういってくれることが幼心にうれしくて、笑ったら、またたくさんほめてくれたから、だからたくさん笑うようにした。 そして、人前で両親のことを「お父さん」「お母さん」と呼ぶと、その時だけは、周囲の態度がよくなるのに気をよくした両親も、機嫌よさげにしていたから、それがうれしくって。 お父さん、お母さん、って呼んで、たくさん、たくさん笑うようにした。 ・そうして、いびつながらも、それでも成長していった、ある日。 何が原因だったかは定かではない。 けども、その直前に、父親が母親に「お前なんかより、こいつのほうがよっぽど顔いいよな」だなんて、言ったのがきっかけなのだと思う。 その言葉を聞いた母親が、ひどく激怒して。それに父親が言い返して、火に油を注ぐような、ひどい喧嘩になった。 自分はそれを止めることもできず、どうすることもできず、でも、どうにかふたりの喧嘩を止めたくて、声をかけた。 「おとうさん」「おかあさん」って。 ーーーーそれが、母親か、父親か、どちらかの癇癪の火を爆発させる最後の起爆剤になってしまったようだった。 ・覚えているのは、頭の上からいっぱいに振ってくる銀色の何か。 カトラリーの入っていたケースを頭の上でひっくり返されて、気づけば、鋭いフォークやナイフの刃先が、顔面に数多の傷を、大きな傷をつけていて。 そこで、意識を失って。 気が付いたら病院にいて、治療をされていた。 病室で気が付いて、あたりを見回したら、暗い病室の中、一切表情が読み取れない両親がいて。 だから、呼んだ。いてくれたことが、嬉しかったから。 「おとうさん」「おかあさん」 ーーーーそのとき、見開かれたふたりの瞳を、きっともう忘れないだろう。 ・忘れ、られなくて。 どうして、って、思った。 だから。最初に、「かみさま」に祈ったときも、そんなときだった。 なんで、このふたりはこんな顔をするんですか、かみさま。 なんで、このふたりは、こんな目をするんですか、かみさま。 おしえてください。 ・顔面には、いくつものおおきな傷が残って。 両親に似て美しかった顔には、見る影もない傷跡がいくつも覆った。 そうして、その日から。両親は一切、自分に触れなくなった。 傷を付けられながらも、へらりとしていた自分を怖がったのか。 傷を付けられたのに、なにも気にしていない風に「お母さん」「お父さん」と名前を読んだ、己を気味悪がったのか。 何が、原因だったかは分からない。でも、両親は以来、一切自分に触れなくなった。自分、という存在に、触れなくなった。 ・一切いないもの、として扱われて。 かなりの扱いを受けた。極寒のベランダや、真夏の室内に放置されることだってあって、食事さえも与えられないことは日常茶飯事だった。 ある程度の年齢になっても、学校に行くどころか、下手に外へ出してもらえることさえもなくて。 なにも食べれないときは、ああ、しんじゃうのかなっておもった。だからかみさまにいのった。 寒いベランダに夜の間ずっと出されたときも、ああ、しんじゃう、っておもった。だから、かみさまにいのった。 熱い、暑い部屋にそのまま置かれたときも、ああ、しぬ、っておもった。だから、かみさまにいのった。 ・かみさま、かみさま。 おなかがすきました。さむいです。あついです。 この空腹はどうしてでしょうか、この寒さはどうしてでしょうか、この暑さはどうしてでしょうか。 ーーーーおとうさんとおかあさんは、どうして、もう私のことを、見てくれないんでしょうか。 わたしはこのまま、ーーーーおとうさんとおかあさんの邪魔になって死んでしまうでしょうか? …………だったら、”いない”ほうが、いいのかもしれません。 ねぇ、いるかもわからない、かみさま。 たすけてください。 ーーーーそれが、私を、だったのか。両親を、だったのか。どちらを乞うて祈ったのか、もう覚えていない。 けども、そう祈ったある日。両親は、通り魔に刺されて死んだ。 そうして、あの地獄のような家から、助け出されて。 けども同時に、両親を失って。 ぽっかりと開いた穴を抱えながら、保護をされた孤児院でーーーー”皆”に、会った。HO2に、会った。 ・歳も近かったから、いつの間にか仲良くなって、たくさん遊ぶようになって。 彼は、自分のケガのことも気にせず話かけてくれたから、なついていて。 彼から、ひどい家の話を聞いたときにーーーー彼の力になりたい、って思った。 自分と仲良くしてくれる彼が、穏やかに、幸せに、少しでも過ごせるようになればいい。 そのために、いらないものは、かみさまに無くしてもらえるように。 彼のことを、助けてもらえるように。 私が祈った神様は、私のことを救ってくれたから。だから、君のことも救ってくれますように、って。 提案して、祈って。 祈ったら、ーーーー彼の両親は行方不明になって、彼はひどい家に帰らなくてよくなった。 ・仲良くなった彼と離れることだって、ひどくつらくて寂しくて。 むしろ、家から出て初めて仲良くなった彼と、離れたくなかったから。 彼が救われて、それで、まだ一緒に入れるってことになって、それがとてもとてもうれしかった。 彼を苦しめてたものが、困っていたものがなくなって、彼がちょっとでも穏やかに過ごせるようになるのがうれしかった。 ーーーーこんな自分でも、誰かの役に立つことができるんだ、って。それは祈るだけだけれど、それでも。何かがあったことがうれしくて。 ・だから、それ以来。 頼まれたら祈った。神様に。 自分を頼ってくれる子たちが、生きることが苦しい子たちが、少しでも救われますように。穏やかに過ごせますように。 ーーーー平穏を邪魔する存在が。 ーーーー生きることを邪魔しようとする存在が。 なにも、なにもなくなりますように。 せめても、健やかな日々と、時間を。 そうやって、たくさんたくさん祈った。祈ることに、ためらいはなかった。 だってそれで、自分のことを頼ってくれる、そしていつの間にか大切になっていた彼らのことを、救えるのなら。 私にできることがあるなら、いいよ。 ・そう、そうして。 いつのまにか、家族同然の人たちができて。 そんな彼ら彼女らのことを、ひどく愛している。 ちゃんと名前を呼んで、体温を確かめて。彼らと笑って、楽しく、穏やかに、いつものように過ごしていたい。 特にHO2にはいちばんなついていて、いちばん頼る相手で、それで、いちばん、幸せになってほしいと思っている。 だって、自分と同じ境遇で、きっと、たくさんたくさん苦労をしただろうから。 だから、苦労した分まで、穏やかに幸せに、たくさん過ごしてほしい。 彼らが穏やかで幸せでいれるようにするためだったら、教祖だなんていう、きっと本当は向いていない立場を頑張るし、この場所を守れるように頑張りたい。 ーーーーきっと、彼らのためだったら、なんだってできるから。 何が起こったとしたって、彼らの味方で、彼らを守りたいと思う。 だって、私の家族、だから。 ・HO2が、自分と同じ力をいつの間にかもってくれたことは、実はちょっとうれしい。オソロイ。 …………でも、ひどく消耗するものでもあるから。 あまり無理に使わないで、って思う。 それに、ーーーー人を消すものでも、あるのだから。 そんなもの、背負わなくていいよ、とも思う。これを背負うのは、私の役目だから。 いちばんさいしょに、このかみさまに祈ったのはわたし。 私がはじめたことだから、君はいいのに。 でもやっぱり、どうしたって、嬉しさも感じてしまうから。ひとりでそっと、ごめんね、って、思っている。 ・だから、だから。 誰も、なにも。 もう私たちから奪わないで。私たちのことを邪魔しないで。私たちの穏やかな日々を、崩そうとなんかしないで。 私の大事なものを傷つけようとするんなら。 これ以上、彼らから、私から、何かを奪おうとするっていうんならーーーーーー私は、きっと、世界すべてを許さない。 ■ HO:鰯 あなたは拝掌教の教祖だ。 【推奨技能】目星・聞き耳・図書館・信用 ■ 秘匿 あなたには神が憑いている。 あなたはネグレクト家庭で育った。ろくでもない親の元で、あなたは幾度となく死にかけることがあっただろう。その度あなたは、いるかどうかもわからない神に祈った。この境遇から助けてくれと。ある日、あなたの両親は通り魔に刺されて死んだ。それには動機も何もなく、まったくもって不運な事件だった。そうしてあなたは孤児院へ預けられることとなり、幸いなことに最悪の家庭環境から脱することが出来たのだった。 それからだ、あなたにはどうも神が憑いているらしい。 孤児院で出会ったHO2は同じような境遇で、一時的な保護が明けてしまえば彼/彼女は家に帰らねばならなかった。幼いあなたに救う方法があるはずもなく、あなたは自分と同じように「自分を救ってくれた神様に祈ろう」と彼に提案した。 その翌日、HO2の両親は行方不明になった。 それが噂を呼び、あなたの元へは次々に人が訪れるようになった。 最初は孤児院の子供たちが救いを求めてやってきた。あなたが育つにつれて、それは外部へと広がっていく。 あなたの祈りは、人を救った。と同時に、見知らぬ誰かを消した。 原理などわからない。神がいるのかどうかもわからない。最初こそ偶然かと思っていた現象だって、十も続けば必然と判断するには充分だった。そして、あなたが引き起こし続けた奇跡は周囲に信者を集めるにも充分だった。そのころにはすっかり、後戻りができなくなっていた。 あなたはいつしか「神の子」と呼ばれ、集まった信者たちによって作られた宗教団体「拝掌教」の教祖として担ぎ上げられることになる。 あなたにはもう、後戻りが出来ない。 あなたに救いを求める人間は日々増えてゆく。あなたに救われた信者たちは、いつの日かあなたが地上に楽園を齎すと信じてやまない。何よりあなたの周りに築かれたコミュニティは、家族の居なかったあなたにとっては最早家族同然となってしまった。 あなたは何より、現状の崩壊を恐れている。 それは存在すら確かでない神によってもたらされるかもしれないし、信者の増えた新興宗教団体を怪しんだ一般市民や警察によるものかもしれない。 ■ 祈りについて 相談者の額に向けて掌を掲げながら「他者に虐げられた相談者が救われるように」と神に祈るだけ。それで加害者は行方不明になる。現在まで行方不明になった人間は見つかっていない。 現在では週に2~3日、一日につき4~5人の相談者が教団まで訪れる「相談会」が行われている。ここに訪れる相談者は、教団幹部の「鬼灯」という男が事前に選定している。 あなたは神に祈りを捧げる度<1d3>点の正気度を喪失する。尚まとめて行った場合でもこの正気度喪失では一時発狂を発症しない。 ■ 神の加護 あなたが持つ祈りの力を、信者たちは「神の加護」と呼ぶ。 敬虔な信者には同等の力が与えられると(いつの間にか)されていて、集まった信者たちは毎朝熱心に祈りを捧げている。最近、HO2があなたと同等の力を得たことにより、相談者の数が半分になった。あなたは増え続ける相談者のせいで最近まで随分疲弊していたが(正気度喪失によるもの)これによって幾分か楽になっている。
※
歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました
(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
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