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▪️通過シナリオ カエラズノケン-狂気山脈第三次登山隊の顛末-HO2 生還 ▪️カラーコード アクアブルー #AFDFD4 ▪️職業 登山家 キック、登攀、聞き耳、目星、跳躍、追跡、ナビゲート 選択技能：地質学 ▪️口調 一人称：私 二人称：あなた 「エマ･リージェ･ホワイト。なんだか色々と噂話があるみたいだけど……そんな大層なものじゃないわ」 「だって、験担ぎみたいなもので絶対的なものとは言いきれないから」 「でも、全員が生きて帰れるように最善は尽くすわ」 ▪️性格 周りをよく見ている。いろいろそつなくこなす。偶像。基本的には誰に対しても平等。 ▪️呪文/AF/後遺症 【呪文】 《クトゥルフのわしづかみ》 大いなるクトゥルフと精神が直接繋がっている状態であり、通常より効果がやや増強されている。 呪文の発動には 1D6 の〈正気度〉と 2D6 の MP を消費する。さらに、呪文だけに集中する必要がある。 対象と〈POW〉対抗ロールを行い、成功すると１ラウンドの間、高次元から伸びてきた触肢にわしづかみにされ、相手は身動きなど一切の行動を封じられる。更に対象はラウンド終了時に〈STR〉を 1D10 点失う。 追加で 2D6 ずつ MP を消費すれば、この呪文の効果を伸ばし続けることができる。その際、〈正気度〉を追加で失う必要はない。 ▪️経歴 リージェ･ホワイト 若き女性登山家で実力も兼ね揃えている。 ナビゲート力、登攀技術は若いながらもかなりのものであることが窺える。 普段は、登山ガイドしながら生計を立てている。また、知り合いの地質学者のフィールドワークを兼ねて登山を行うこともあり、若干の学問的な知識も存在する。 そんな彼女には、不思議な噂がある。 リゼがいると、登山隊は脱落者もなく全員で生還するのだという。そのことに関して彼女から多く語られた、という記録は存在しない。 ▪️関係性 セロ･フィッツロイ 特別、唯一の人。 帰ってきたら、告白をしようと思っていた。 セロ･フィッツロイと出会ったのはアルゼンチン、セロ・トーレ峰(3,128m)だった。世界で最も登攀が困難な山と言われるその山は、パタゴニアのフィッツロイ山群を代表する名峰のひとつで、偶然同じ登山チームに分けられたことがきっかけだった。 それから、なんとなく気が合い、多くの時間を共有することになる。共に山に登ることもあれば、互いの家を行き来したり。セロ･フィッツロイという存在がエマにとって特別になるのにさほど時間はかからなかった。 最初は自殺志願者にも見えるそのクライミングを危なっかしいと思っていたが、彼の人となりを理解していくうちに、その一面として受け入れるようになる。 第二次登山隊で狂気山脈にアタックすると切り出された時、本当は反対したかった。危険だから、辞めてほしいと。そこに、自分は共に行くことができないからというのもあったのかもしれない。 でも、冷静になって考えた時に自分にはその資格はないのではないか？と思った。だって、特別な友人だったとしても、他人という枠組みからは外れない。特別だからこそ、その距離がもどかしい。 もしも、恋人だったら、そう言っても不思議じゃない。そんな理由をつけて、この人のやることに意見する権利がほしかったのかもしれない。 そう気付いて、帰ってきたら、告白する予定だった。 約束は守る人だった。 だから、尚更許せなかったのだと思う。 彼も、彼を飲み込んだ山も。山の危険を知っているのにも関わらず、彼は帰ってくるのだと思い込んでいた自分も。ぜんぶ。 全部が憎くて、許せなくて、やり場がなかった。 あの山に呼ばれたのは必然だったのかもしれない。 ▪️家族 エマは父親の連れ子で、幼少期に父親が再婚。 アメリカで日本人の義母と暮らしていた時に、日本語を教わった。 --------------------------------------------------------------------- 以下、メモ書き(読む必要はありません) ▪️HO情報 【カエラズノケン-第三次登山隊の顛末-】 ･HO2 遺された者 君には大切な人がいた。 世界最高のクライマーであった彼は、第二次狂気山脈登山隊に参加した。 必ず生きて帰ると君に約束して。 しかし、彼は還らなかった。 約束を違えた彼を、そして彼を食らった山を、君は許せなかった。 第三次登山隊が発足した時、君が参加したのは必然だった。 [ミッション：狂気山脈を制覇する] ･HO2裏 呼ばれた者 君の大切な人の名前をセロ･フィッツロイという。 はたから見れば自殺志願者とも言えるような危険なクライミングに乗り込む彼は、その行為を通して深く自分の精神世界と対話する、瞑想者のような人だった。 そんな彼を失ったからか、君は自分の精神と向き合う時間が多くなった。 どんな精神の発露かは分からないが、奇妙な夢を見ることが増えた。それは時に白昼夢ともなった。 気が狂いそうな夢の中で、君は確かに、かの山に呼ばれているような気がした。 ･裏情報の公開 この情報を公開すると、 [回想シーン：クライミングシーンと瞑想] が発生する。 回想シーンが発生すると、君を絶え間なく襲うようになった奇妙な夢の影響により、SANc(2/1d4+2)が発生する。 それ以降、断続的に白昼夢が君を襲うようになるが、代わりに君が行う【ナビゲート】は奇妙な夢の導きにより、+10の補正を受ける。 ▪️自分用メモ 元ネタ→天使 セロ･フィッツロイがなんだかセラフィムっぽかったインスピレーションを受けて Raguel→Leaguer→League ラグエル→リージェル→リージェ ･ラグエル ラグエルの名は「神の友人」の意であり、他の天使達を監視・監督する役目を担う。ラグイル／Raguil、ラスイル／Rasuil、ルファエル／Rufael、アクラシエル／Akrasiel等、多くの異称を持つ天使でもある。アクラシエルとはラジエルの別の呼び名でもあり、一説によるとラグエルとラジエルは同一の存在だとも考えられている。ラグエルは、終末のラッパを吹く大任を受け持ち、また、エノクを天に運んだ天使のうちの一人ともされる。 エノクによると、ラグエルは天使アナフィエルの役目でもある"死せる者を天国に運ぶ"役も受け持つという。エノク書では彼は大地の天使とされる。また、「神は我が光」「地球の天使」「光の世界に復讐する」など天使としてはいささか過激な喩えをされることが多い。監視というある種の裏の役割とも言える性質が、陰の側面を強調しているとも考えられる。 また、ラグエルは中世の暗黒時代に法王庁の聖人暦から除籍されたことがある。かのウリエルも堕天使とされた、西暦745年のローマ教皇庁にて開かれた教会会議の席上、第91代教皇ザカリアスによって「聖人と偽って、地上を歩いた」と告発を受けたのだ。これは当時天使信仰が強まりすぎるのを恐れた教会が、その抑制を果たすために行ったとされる。後世ではこのラグエルの除籍処分は誤った解釈であったことを教会自身が認め改めており、ラグエルの天使としての名誉は無事回復している。 ラグエルは「栄光の天使」のうち、"確定していない三人"の有力な候補者である。

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