タグ： たらばがに 商・不幸堂HO1

暁明(しゃおめい) 21歳男性、不幸屋。 基本的にどんな物事も軽く捉え、天性の才能と顔の良さと多少の嘘でこれまでのらりくらり生きてきた人間。「真面目」や「本気」といった言葉が死ぬほど似つかわない。気まぐれで気分屋。常にニコニコと楽しそうな笑みを浮かべており、何を考えているのか不明。表向きは愛想が良くどんな人間にも親切に振る舞っているが、貼り付けたような笑みと言動の適当加減が相まってとても胡散臭い。治安の良いとは言えない薄暗く狂気的な華譚街で育ったせいか、誰一人として人を信用しておらず口では相手の言葉に乗っておきつつも自分の感情や思考のみを信頼している。味方も敵も作らずいいところだけ持っていく狡猾なタイプ。なによりも自分がかわいい。 常々面倒事には関わりたくないと思っており、体を動かしたり無意味な会話をしたり無駄なエネルギーを使う行為が嫌い。暇さえあれば寝ている(「寝ればある程度はなんでも治るって、人間って効率のいい生き物ですよね～」)。自分の能力については良しとも悪しとも思っていない。ただ自分には不思議な力があり、それをある程度世間から評価されていると認識しているだけである。不幸堂については腐った商売だなと感じているが、こうすれば生きられると教わったので疑問にも思わず長年続けている。 「まぁ所詮、何が不幸で何が幸福かなんてその人によりますよね！」 カラーコード　#5f9ea0 ●不幸堂について 11歳から不幸堂を始めたのでかれこれ10年はこの店を営んでいる。まだ良し悪しも善悪も分からないような齢だったが、自分の能力を活かせば生きていくには困らないということだけは幼い脳でも理解できた。人を不幸にする仕事なんて腐った商売だと思うが自分が幸せになるためには仕方ない。自分にとって人を不幸にする能力とは生きる術でしかない。客に不幸を売る際には一応見世物の一環として「アブラカラブラ…ビビデバビデ…ウンタラカンタラ…」とでたらめな言葉を呟く。この呪文じみた言葉には何の効果もない。 2022/03/25　「商・不幸堂」HO1

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