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10万年後の君たちへ　HO4 夢見月咲良/ユメミヅキサクラ　 (由来:人を笑顔で癒すような明るく朗らかな人に) 偽名：花見月 雛（はなみずき　ひいな） 性格：優しくて穏やか。おっとりまったり。笑顔を絶やさないことを信条としている。 人の笑顔を見るのが好き。人が幸せになるのを見るのが好き。誰かのために何かをするのが好き。誰かの泣き顔や傷つく姿は見たくない。争いを好まず、誰かを傷つけるのは嫌。それでも、大切な誰かや何かを守るためなら自分の手を傷つけて戦う事もちゃんとできるはず。でも心は痛むしすごくためらう。傷つけられない時もあるかもしれない。 普段から人を嫌うことがほとんどない。生きずらいくらいにはやさしい。虫も殺せない。蚊にですら殺した際に同情する。 ──相当な平和主義、博愛主義者。夢は世界平和。 姉が咲良よりも天然ボケしているので姉よりはしっかりしている。基本的に真面目。客観的に見てダメなことはダメと言えるはず。良くも悪くも｢正しい人間｣に分類されるタイプ。集団の中では、一歩下がってにこやかに見守るタイプ。 と、咲良自身はそう務めているが、殆どが虚構である。彼女は生まれた時から博愛主義者であったわけではない。本質はむしろその逆である。現在の彼女はそうあろうと意図的に努めた結果であり、歪めた結果であり、自身を理想で偽った結果だ。それでも、だから。彼女は笑う。弟のように。姉のように。 ただ、弟が目指した世界平和という夢を叶えてあげたいだけなのだ。弟がしたかった人の幸せのために働く、というのを代わりにしたいだけなのだ。だから弟のように穏やかで優しくなければいけないのだ。 だから咲良は知っている。自身の夢も、優しさも、正義も。全て虚構であると。虚実であり、ただ自身の自己満足の為の紛い物であると。本当は優しくもないただの人間だってこと。いくら面影を追い掛けても姉や弟のようにはなれないこと。 (それでも彼女のその正義に助けられた人はいるはずなのだけれど、彼女はそれに気づけない。) それでも、優しい人であろうとする。人の幸せを願い、争いを好まず、平和を重んじる。そうすれば姉や弟のようになれるかもしれないと思ったから。まるで面影を追うかのごとく。弟の思想を、夢を絶やさない、私が代わりに叶えるのだ、と。 彼女が世界平和を夢見るのは、人の幸せを望むからではなく、ただそれが弟の夢だからだ。 それでもそれに気付かないふりをする。自分の夢だと言い張るのだ。 (実際、彼女自身も人の幸せを見るのは好きだ。けれどどうしても、自分のことが信じられない。自分の正義を、夢を信じられない。) ・誕生日：3/15 ■NPCとの関係 桐谷: 理不尽に公安を辞めさせられたことに関しては、やり場のないどうしようもない感情を向けている。(苦労して公安になった訳だし)ただ性格上人を嫌うことがあまりないので「きっと何か理由があった筈だ」とは思っている。どちらかといえば、告知なしに辞めさせられたことに対しての不満の方が大きい。ちょっと怒っている。 『（せめて一言、理由くらい言ってくれれば良かったのに）』 キャリー:とても感謝している。恩を返す為にも、FBIでしっかりと功績を残し、少しでも力になりたいと考えている。こっそりお母さんみたいだなあ。と思っている。尊敬している。生きて帰りたい。 FBIに入ったのは、彼女が亡くなった弟に雰囲気と笑顔が似ていたから。 備考：夢見月弥生(ヤヨイ)という二歳上の姉(心理カウンセラー)がいる。両親健在。家族仲は良いほう。 雛(ひいな)という4歳下の弟がいた。弟が中学二年生の時、虐めを苦に自殺。しかし、咲良自身は自殺ではなく他殺だと思っており、個人的に調べ告発しようとした。(実際にいじめの延長による他殺であった。) 優しい弟だった。あんなに良い子が殺されてしまうだなんてやるせなかった。許せなかった。その時、弟が生前口にしていた「俺、警察になってみんなの幸せのために働きたいんだ」という言葉を思い出し、警察を志すことに。 その頃から、平和主義、博愛主義の節を見せ始める。ずっと怒っているのだ。傷つけあうこと、争いごと、不幸。大事なものを奪ったそれらを、ずっと憎んでいる。彼女が幸せを望み、そのために動くのは、単に不幸が嫌いで憎くてたまらないからだ。 紆余曲折あって最終的に公安警察部隊員になったが、公安に入った後も誰かの幸せのために働いていた。 弟を思い出す為、中学生くらいの男の子に弱い。 ※戦闘技能があるのは、元々体を動かすのが好きだったのもあるが、何かあったとき、ちゃんと誰かを守れるように。誰かが誰かを傷つけてしまう前に止められたら。と思って、必死になって努力した故。 無職になったことは両親、姉に伝えているが、詳細は伝えていないし、金銭苦を強いられていることも言っていない。

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