タグ： エンジェル・デビル・インプロパー

アモウ カナメ 天使時 一人称は私、二人称は君 元気でヘラヘラしている。 楽しい事面白い事へ興味が向きがちで、仕事をサボって怒られることもしばしば。 好奇心旺盛で目を離すと野良猫とかにフラッと付いていって連れとはぐれるタイプ。 でも探してて気付いたら隣に戻ってきたりしてる。 身長：155cm 人間時 一人称は僕、二人称はあなた 大人しくて真面目。 基本的には他人に敬語で接する。 落ち着いているというよりはオドオドしている感じ。 しかし天使の時の性格が抜けきらず、好奇心には負ける時がある。 野良猫に付いていって迷子になるタイプ。 身長：165cm 共通 正直な事を言ってしまえば極楽浄土にはあまり興味がない。 別に行けても行けなくても、今の生活にそれなりに満足しているからだ。 ペンダントはどこか大事だったような気がして手放せずにいる。 趣味はゲーム、アニメ、漫画等。 そういう物への憧れがあって、手を出したら案の定どハマりした。 休日はもっぱらそれに費やしている。 演奏はピアノが一番上手く弾ける。 二重人格に近いが、解離性同一性障害ではない。 生前 女として生まれてくることを望まれていた。 名前が女の子寄りなのも母親がそれを望んでいたから。 というよりは女の子だと信じて疑わず、男の子が生まれてくるとすら思わなかった。 どうしても女の子が欲しいと考えていて、やっとの思いで授かった子供であった奏雨が、男の子であるはずがないと。 昔からヒステリーっぽいところがあったのもあり、真実を生まれる前に知ってしまえば堕してしまうかもしれないという考えから、祖母が伝えないようにと医者に頼んでいたため、知ることもなかった。 祖母は最悪子供を連れて逃げるつもりであったが、母親が選んだのは自分の子を女として育てることだった。 奏雨も始めは自分が女の子なのだと信じて疑わなかったが、違和感を感じるようになった。 周りの女の子よりぬいぐるみやかわいいものに惹かれない。 かわいい格好をするより、かっこいい格好に憧れた。 部屋の中でおままごとをするよりも、外で鬼ごっこをする方が楽しかった。 幼いながらに違和感を募らせていって、それでも自分はきっと女の子なんだろう、と女の子として生きる道を選んでいた。 小学四年辺りまではそれで良かったのだ。 ただ、成長するにつれ、違和感は増していき、男性的な身体的特徴も出始めた。 その頃にはもう男の子らしいことが好きだと言ったり、やりたいと言えば母親がヒステリーを起こす事を知っていた。 だから祖母に問い詰めたのだ。 自分は本当に女なのか、と。 そうして祖母は真実を話した。 本当は男であること、祖母の両親が祖父の不倫で離婚したこと、だから何が何でも女の子を欲しがっていたこと、だから女の子として育てようとしていたこと。 全てを伝えた上で、祖母は逃げる事を提案した。 不自由な暮らしはさせたくない、ましてや自分の好きを押し込めて生きる事を強要はできないと。 それでも奏雨は女の子のふりをする事を選んだ。 幼い奏雨にとって母親が世界の全てだった。 母親からの愛が欲しかったのだ。 だから今まで以上に女の子らしさを求めた。 幸い身長は低い方だったので、体格は服で隠して、所作を女性寄りにして。 一人称も僕から私に変えた。 そうする方が女の子っぽかったから。 格好もなるべく女の子っぽくして、肌や無駄毛には人一倍気を使って、声もかわいい声を出せるように訓練して。 まるでお人形さんみたいにかわいいね、なんて言われ続けるようにして。 そうやって愛される為に生きてきた。 でも17歳のある日、ふと反抗心が沸いた。 どうして自分はこんなふうに生きなければならないんだろう、と。 そうしてずっと伸ばしていた髪を切り落とした。 今思えばほんの一瞬の気の迷いだった。 それが間違いだった。 ハサミで切り落とした瞬間を母親に見られ、すぐに怒られた。 叱るなんて生易しいものではない、ただ理不尽な怒りを向けられた。 男性への憎悪、嫌悪感、奏雨への暴力や暴言にその全てが詰まっていた。 謝罪の言葉も、言い訳も、酷く錯乱した母親には届かない。 今まで目を背けてきたものを目の当たりにさせられて、うちに溜め込んでいたものが爆発した母親は、いき過ぎた暴力で奏雨を殺害しかける。 奏雨が最後に見たのは、泣きながら自分の首を締める母親の顔だった。 次に目覚めた時は病院のベッドの上で、母親は殺人未遂で捕まった。 その後奏雨のことは祖母が引き取り、女装を強いられる生活は終わったが、一変した生活に戸惑う事ばかり。 自分がいつしか憧れていた"普通"が何だったかすら分からなくなっていた。 天使の姿は母親に愛されたかった理想の姿。 人間の姿は普通に成長したかった願望の姿。 自分でももうどっちを本当に望んでいたか分からなくなっている。 その為、人間の時と天使の時で性格に差異が出てしまっている。 だが、その記憶は本人にはない為、「生前のしがらみだろうな」とは思っているが推測するまでには至っていない。 ペンダントは数少ない友人からもらった物。 自分の生き方を否定せず、かと言って正しいと肯定もしなかった優しい友人。 ある意味どっちつかずの奏雨にとってはそれが一番過ごしやすかった。 愛されたい、でも男として生きたい、そんな矛盾を指摘せず奏雨の中で矛盾したままにさせてくれた。 ピアノが一番弾けるのは、母親が"女の子っぽい"習い事をさせていたから。 バイオリンなんかも習ってはいたけど、なかなか難しかった。 しかもピアノと同時にやっていれば、どちらかが疎かになってしまう事もある。 奏雨の場合それがバイオリンだった。 だから弾けない事はないが、よりピアノの方に打ち込んでいた。 以下エンデビネタバレ 後遺症 9ヶ月、人間の死体を見てもSANc時のSAN減少が-1

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ