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咬尾 令和（かみお れお） 誕生日：５月１４日 血液型：A型 好きなもの：ウーロン茶、つけもの 嫌いなもの：犬（チワワすら怖い） 趣味・マイブーム：切手集め、瓶の王冠集め、牛乳瓶のふた集め、昭和レトロ集め 最近の悩み：今住んでいるアパートの部屋に対して家賃が高すぎる 甘いお酒は好きだけど強くはない。 性格は少々ダウナーではあるが人が悪いわけではない。 どちらかというとお人よしの部類に入るが、ノリがあまり良くも無い。 面倒に巻き込まれそうだとどうにかして避けようとする。 人付き合いをおろそかにはしないものの、あまり輪に入るという行為を得意としない。 曖昧な言葉で濁す癖があり、悪癖である・短所であると自覚している。 また、死にたいと強く思うことはないが、希死念慮に似た虚無を抱えている。 ───　以下秘匿　─── 幼少期に生き別れた双子の妹を探している。 両親と妹と、遊園地に遊びに行った帰りの山道で脇見トラックが一家の乗った車にぶつかる追突事故が起きた。 トラックにぶつかった衝撃で、車はガードレールをひしゃげながら数メートル崖下に転落し、両親は死亡。 幼い双子の兄妹は大怪我を負いながらも命は取り留めた。 その後妹は親戚夫婦に引き取られることになったが、「二人」は難しいと妹のみが親戚夫婦のもとに行くことになる。 その際、離れるのを嫌がった妹の手を離してしまったことで、今に至るまでの十数年、会うことがなくなってしまった。 妹が引き取られて行ってから一ヶ月後、生前父親が懇意にしていた老男性に、「生い先は短いジジイだが、君が大人になるまでは一緒にいたい」と言われ、それに頷き引き取られることになる。 そうして、自分は咬尾に、妹は南になった。 「祖父」との生活は穏やかで、とても良くしてもらった。 血の繋がりはなくても本当の祖父と孫のように暮らした。 祖父と一緒に、ジャンク部品を解体したり修理したりして、楽しく生きていた。 それでも、事故の光景を悪夢でみるたびに、分かち合える片割れがいないことを悲しんだ。 せめて妹は悪夢を見ないようにと願いながら、自分が悪夢を見た時に隣にいないことを悲しみ、彼女が悪夢を見る時に自分が隣に居られないことを悔やんだ。 祖父はかつて刑事だった。 だから、高校から警察を志すようになった。 祖父と同じ刑事になりたかった、というわけではない。 ただ、恩返しになるかもと、喜んでくれるかもと思ってのことだった。 しかし、優しい祖父との生活は、彼が言っていたように、成人を迎えると同時に終わりを迎えた。 自分が大人になるまで、無理をしてきたのだろう。 自分が気づいた時には癌は取り返しのつかないところまで来ており、最期は延命をせずに亡くなった。 祖父がいなくなってから 自分はひとりに戻ってしまった。 大人になるにつれて頻度が減った悪夢が、一人になってぶり返したように苛むようになった。 妹は どんなふうに生きているだろう 悪夢を見ているのだろうか 助けて、くれないだろうか 生きる目的に、生き甲斐になってくれないだろうか。 手を握って欲しい。 怖くて寒くて寂しい。 眠るのが怖くなり、限界になったら薬で気絶するように無理やり寝て、生きている。 刑事を辞めなかったのは、妹を捜す手がかりが手に入るかもと思ったからだ。 そうして十数年、自分が生きているために、息をしている。 それはそうと。 何故かは自分でもわからないけれど、３年前から同僚である一人の男がどうしても苦手だ。 快く思っていない。思えない。 かつてはそうでもなかったはずだが、何故か。 何故？と自分に問いただしてみても、３年前の記憶があやふやでわからない。 彼はよく人の頭をわしゃわしゃと撫でる。 あれは父や祖父もよくやってくれたが、どうしても、彼にやられるのは嫌だと思い、さけてしまう。

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