タグ： カケスの巣

聖ツワマティ孤児院で暮らす少女。 神秘的で非常に整った美しい顔立ちをしている。 サイズの合っていない大きなシスター風のローブと、銀の髪飾りを身に付けている。 大らかで年齢にそぐわず泰然としていた人物だが、どこか踏み込めない雰囲気を感じる。 遠くを見るような仕草や儚げな雰囲気から、人当たりは良いもののなんとなく掴み所がない。 本当はシーラ族の父親とエル族の母親を持つ混血児。 混血児は母の一族では嫌悪されていること、また自らが何者かに追われている存在である為正体は隠して普通のシーラ族として暮らしている。 彼女が身につけているものは全て母親の遺品である。 普通のシーラ族を遥かに凌ぐであろう長命な運命や、正体を明かすことは自らの危険を招き、また相手にも悪影響を及ぼす可能性がある為あえて他者との必要以上な関わり合いを避けている。上記の振る舞いや雰囲気もこれに起因する。 もっと幼い頃は人懐こい性格をしていたが、混血である自らが誰とも添い遂げることはできない事実を悟り始めた事と、母の事件があった事で今のような人格に変わっていった。 父と母と神様からの愛、それだけで想像もつかないくらいの長い人生をたったひとり長らえる覚悟は既にできている。 母の酷い最期の影響で血が苦手。 しかし、自分にもっとできることがあったはずだと考え個人的に医学の勉強を独学で行っている。 また、社会的に知識人の立場を得れば複雑な身の上でもこの先食べるのに困らないだろうという考えからでもある。 母のシスター風の出で立ちやエル族の職業を踏まえて、彼女は聖職者だったに違いないと考えシオンも宗教的なことや民俗学に興味がある。また、それを通じて自分が何者であるかも知りたいと願っている。 聖歌を口ずさむのが好き。歌っている間は寂しくないから。 両親のことや自分のことすらろくに知らない為か、あまり自らを省みない節がある。 勿論母やho3が助けてくれた命なので無駄にする気は無いし、今後途方もない時間生涯を全うするまで命懸けの鬼ごっこをするつもりではあるが、いざという時にこの命は使おうと決めている。 一方で、自分の知らないことを全て知った時、満足できたならすぐに生が終わってしまってもいいかな…とも考えている。腕っぷしには全く自信は無いし、この先ずっと逃げ切れる可能性はあまり高くないだろうと踏んでの思考。聡明だが幼さが抜けきれず、二律背反の間で揺れている。 ho3は命の恩人であり、いっとう大切に思っている相手である。 しかし、大切なあまりいつか必ず分かたれてしまう運命を先伸ばすほど辛い、どうして私はあの子と一緒にいけないのだろう？ho3には幸せになって欲しい、でもこんな隠し事をしている自分を知られたら？軽蔑されたら？耐えられない…といった心情を捨てきれずにいる。 紫苑の花言葉: 「追憶」「君を忘れない」「遠方にある人を思う」

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ