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よれよれスーツにぼさぼさの髪、クマ、三白眼、眼鏡、ひょろ長という凡その人に警戒心を抱かせる容姿をした男性。一方で人と顔を合わせれば老若男女関係なく笑顔と敬語で接し愛想と愛嬌で外見の不信感をカバーしている。 一人称「俺、僕」、二人称「君、貴方」 見た目に反しておおらかで温和、礼儀正しく実直な人格者。時間をかけて関われば関わるほど好かれるタイプ。天然、というよりはドジが多く鈍臭い面もある。一方で肝が座っており大抵のことは鷹揚な態度を貫く。 ひょろ長い体躯だが筋肉は最低限備わっており、体力はむしろかなりある方。元々は運動選手並みの筋力と体力だったが、憑き物に憑かれて以降精力とでも言うものを日常的に吸い取られてしまっているため現状のフィジカルに落ち着いている。精力を吸収されるため、割とよく飯を食う。 一方で元来の読書好きや調べ物好きが高じて(呪詛技能Ⅰ図書館:70)、高い学力を持つと同時に高い洞察力も持つなど知的な面も持つ(INT16)。 憑きの輪に所属する前は警察官。警察学校入学以前から田舎育ちのため観察眼(目星:80、追跡:80)や嗅覚(聞き耳:80)が優れており、最初の赴任先が地方だったこともあり野生動物の対処に追われることも(技能差し替え:生物学80)。また警杖術にのめり込み、プライベートで神道夢想流杖術を習う(杖:80、武道神道夢想流杖術:80)など警察としての適性が高い傾向にある。 交番勤務をしていた際路地裏にて放火犯を発見。本部に連絡しようとしたその時、手足に火花を散らす怪異・火車に遭遇。放火犯に対して取り憑き、殺害しようとする火車から容疑者保護のため庇ったところ敵と判断され、攻撃されるも反撃。弱小化していた化け猫を見捨てるに捨てられず、家に連れ帰ったところ、勇理の血筋の関わりと逆恨みにより、憑かれる結果に。その後、著しい体力・筋力の低下に伴い警察職を辞めるも、勇理の状態に気づいたある親族に「憑きの輪」と表の顔として使用している古書店と紹介され、以降憑きの輪の裏道歩きに所属し活動している。 裏道歩きとしては、地方に赴くことが多く自然の多い地域の生態系や害獣に関するアドバイザーとしての顔も持つ。裏道歩きの職務の関係上当たりを引くことはほとんどないが、部署に所属する人間の中では当たりをかなり引いている方。 化け猫、火車、もとい日向(ひゅうが)と名付けた怪異に対しては対人間の礼儀を置き去って接し、基本的に振り回されがち。だが取り憑かれていることに関しては割り切っており、そういう生き方もあると考えている。また日向に対しても化け猫に転じるほどの何かがあったと考えてはいるが特に聞き出すこともなく、ギブアンドテイクな関係として、相棒として、人と獣の境を超えた友として共にあろうとしている。 職業ベース:警察官 技能差し替え:心理学→生物学 44【動物に嫌われる(D)】→興味ポイント40加算 独特のたたずまいのせいで、たいていの動物は探索者を見るなり威嚇してくる。 55【おおらか】 嫌なことをすぐに忘れられる。精神科クリニックや療養所などでの正気度ポイントの回復が+1増加する。 忌み名:地獄の使い 【呪詛】 怪異・火車 ヒュウガ DEX:20 HP:10 古くから伝わる罪人の亡骸を奪うとされる化け猫。曰く地獄の使いともされる。火車として転じるにあたり人々からの知識を糧として食らい、依代としたため未だに知識を糧として存在している。基本普通車ぐらいのサイズだが、伸び縮みは可能。 人語を解し、高い知能を有するが話すことはない。勇理との意思疎通はできるが、猫語のまま。雄猫らしい風体だが意思疎通の際に混ざる気配は雌、性別は大した問題ではないらしい。気ままで宿主の言うことを聞かないことも多々あるが空気は読むし、懐いていないわけではない、撫でろ。 攻撃手段は爪と牙、あるいは高スピードからの体当たり。 猫は9つの魂を持ち、1つ目の魂を宿した際には米倉を守っていた。5つ目の魂を宿した時は大和の方の寺院にて書庫の鼠避けのために飼われ、何故か米を守るよりも性に合っていた。が、政変か時流の波か異端者の暴走か、寺院と書庫が燃やされる。炎上する書庫、斃れる人々、穏やかだった日常が崩れ去る中、温かな手の記憶を薄らと思い出しながら6つ目の魂へと転じる前に、残り4つの魂と人の傍らで過ごす猫生を捨て、化け猫へと変貌した。 火を放つ者を許さず、人を、生ある者を殺める者を許さず、何よりも自らの穏やかな日々を奪う者を許さなかった化け猫の在り方は人々の知識から火車として肉付けされ、地獄の使いとして存在を固定された。 勇理と出会ったのは火を放った人間を追っていた時である。放火犯は路傍にて腰を抜かしており、憑き殺そうとした際、罪人を庇った勇理に牙を向いたが、弱小化していたためにあっさり負かされ保護される。以降、罪人泥棒の恨み(逆恨み)と腹いせから取り憑く。 勇理が警察を辞め、より怪異と近い日常を送るようになると奇譚収集を生業とし始めた勇理の側は煙と灰に埋もれて消えかかったかつての書庫番の記憶を呼び起こし、また勇理の人柄も合わせて在りし日の自らの願いと思い─あの温かな手を持つ朗らかな人々の生を多くの書と共に誇りを持って護りたかった─を取り戻した。そのため日向としても勇理のことを護るべき対象と見做しつつも自らの本質を思い起こさせた人間として、暫定相棒として認めている。言うことを100%聞くわけではないが、勇理のどこまでもエゴとしての善性を信じている。 呪詛技能Ⅰ 図書館:70 過去に燃え歴史に名を残せなかったある文庫の書庫番を担った化け物としてのデータベースとしての権能と勇理自身の知識によるデータベースアクセスによる複合分析能力。経験ではなくあくまで観測・分析・探査能力。要は適した本を引っ張り出す技能。主として敵呪詛の正体・弱点看破、及び発狂回避に使用される。 この技能使用時、日向にホログラムのように書架が浮かび上がり、古今東西の書物が展開される。 効果は【MPを1d6消費することで、その分だけSANの減少を打ち消す&1d6の追加ダメージ】 呪詛技能Ⅱ 運転【自動車】:90 勇理による制限解除及び自らを「燃料」とすることで日向が火車としての権能を最大解放、「罪人を捕縛する乗り物」として勇理を乗せる形で突貫する。火を纏うが、勇理との意志共有のため容姿がパトカーに近くなり、一部炎がパトランプの形を取る。ちなみに拡声器とスピーカーも搭載される。 操縦は勇理の運転技能との共有によって行われる。火車としての権能を最大解放するため火を纏うため、乗っている勇理もダメージを受ける。 効果は【2d6ダメージ&幸運成功で敵に炎上効果を付与、毎ターンスリップダメージ1d6&任意HP減少によるダメージ上乗せ。初手で接敵移動可。しかし両者接触可能状態に限定。搭乗時は行動が統一される(デメリット)】 呪詛攻撃技能 ひっかき:50 クソデカ爪で引っ掻く。痛い。 呪詛特徴 No.4-4 殺人教唆 貴方の呪詛は、怪異を殺すための知識を貴方に授ける。 〈生物学〉〈物理学〉に成功すると、怪異を人と見做して戦闘ルールを適用できる。また1シナリオに1回まで、怪異を目撃した際の正気度喪失を量を1D6に変更できる。 No.5-1 古書堂 貴方の呪詛は、知識を喰らい肥大化する。 〈知識〉〈図書館〉〈オカルト〉の判定で情報を得るたび、現在MPと最大MPを+2加算する。 要素 元警察パトカードライバー→助けるために駆ける人 呪詛技能Ⅱ発動時に車内外がパトカー仕様になる→亡骸奪いの妖怪が「正義の車」になる 元交通課が車の悪霊を調伏して一線退く→「相棒」として認知 運転手・古本屋・加害者となってしまった被害者・法と秩序の側にいるだけでは助けられなかったもの・エゴとしての善 薪と熾火、責任と宥和

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