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一人称:私　二人称:貴方 8/24 「らーめん…ですか。初めて食べました」 「ふふ…お可愛いこと」 「私はどちらでも構いません。貴方がそうしたいと言うなら、それに従います」 「私はただ琴を弾くだけですから。誰がどうなろうと、それは変わらないのです」 奏凰院という音楽メーカーを主体とした財閥の本家本元に生まれた生粋のお嬢様。容姿端麗才色兼備、学年でも試験では常に1位を取っている。あと特徴表でスポーツ万能出たから多分運動もできる…。近寄りがたい雰囲気を醸し出しているものの、話しかけるとにこやかに対応する柔和な態度を取る。が、それは猫を被っているだけで実際は負けず嫌い・見栄っ張り・冷酷な性格の持ち主。HO秀才に出会う前はもっと冷たい表情を浮かべていたし今よりもっと高嶺の花だったが、現在はそうでもなく以前よりも親しみやすいと思われている。素の性格がこれなので心から信頼している友達はあまりいない。 物心ついた頃からさまざまな楽器に触れて育つが、その中でも最も心奪われたのが琴の音色だった。それから出場する様々なコンペでことごとく賞を総ナメしていった。自分でも自分の琴演奏は素晴らしいものと自負しているし、自分の奏でる音が一番好き。奏凰院家では跡取りや相続争いなどでつねに冷戦が続いており家での居心地も悪かったため、習い事や家庭教育の合間に蔵に籠もってお爺様の遺品である琴を弾く時間が何よりも憩いの時間だった。自分の生み出す音以外に癒されることがないため、他者の演奏に興味がない。故に琴を弾いているその時間が、何よりも孤独であると同時に、何よりも安心できる居場所だった。 …と思っていたが、高校に入学し面白い音を奏でる琴奏者に出会う。聴いた当初はヘタクソだと思っていたが、何よりも真摯に一生懸命に琴に向き合うその姿勢を見ていると、初めて琴を触った子供の頃の出来事が思い起こされるようだった。真っ直ぐで、迷いがなくて、素直なその琴の響きに、少しだけ心が惹かれてしまった。そんなわけはない、私が、私ともあろう奏者が、自分以外の奏でる旋律に心を奪われてしまうなんて…… と思いつつ関われば関わるほど相手のことが気になってしまうしよく見れば顔も好きだし声も好きだしまあ性格や家柄は私に見合わないですけど努力家なところは認めなくはないですし筋もいいとは思っていますから、私に教えを請うというのならまあ私も人なのであなたがもっと良い演奏ができるようアドバイスをしたり琴の演奏ができる施設を用意したり一緒に協奏をしたりなどしても良いですけれど？？？まあ私に頭を下げて教えを乞えばの話ですけれど！！！！！と思っておりだいぶうつつを抜かしている。自覚症状はないため、「私がこの人のことを想っているですって？ハ！何を言っているの、そんなバカなお話あるわけがないでしょう」と思っているけど彼が他の人と仲良さそうにしているとｷﾞｰｰｰ！となってしまう。 そういうわけで秀才くんのことはだいぶ好きではあるが、それはそれとして自分が最も優れた琴奏者であるという自負と自信があるため、彼にも琴の演奏では一切負ける気はない。この才能があるからこそ彼の目に止まっていられるのだろうと思うと、尚更負けたくない。彼のライバルであり続けるためならいつまでも孤高でありたいと思う。貴方は一生私の演奏だけを聴いて、その音に雁字搦めになっていればいいのよ。 29:スポーツ万能\n1つの技能に＋20%、3つの技能に+10%。合計4つの任意の運動系技能にボーナスを加える。 HO:天才 貴方は何かしらの分野で一流である。いや、一流なんて言葉では済まされない、本質的に優れた能力がある。けれど貴方はその知識、知恵を人に教える事は出来ない。 何故なら天才だからだ。天才というものは人から理解されない存在だと貴方は薄々気が付いている。けれど“HO秀才”ならば分かってくれそうだ。自分の居るところまで這い上がって来てくれそうだと感じている。貴方の目的は「“HO秀才”と共に競い合う事」だ。因みに貴方の才は当セッション中＜精神分析＞を兼ねている。貴方の天賦の才は人の心を癒すためにあるものだ。貴方がそう思うか、そう思わなかろうが、世界はそうやってできている。

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