タグ： Turnover_minds PC1 レネゲイドビーイング

【人物】 パっと見は、どこにでもいる少女 時折見せるのは、歴戦の傭兵を思わせる冷徹さ そして、その二つの間からチラチラと垣間見えるのはドロドロと煮えたぎる溶けた鉄の如き激情 それら3つの矛盾する印象が、不思議と矛盾なく同居している少女 一体どれが本当の彼女なのか、彼女自身にも分かっていない 【経歴】 元々はとあるプログラマーが彼の娘のために用意した情操教育用高度相互コミュニケーションAIと呼ばれる代物 要するに、幼い子供とコミュニケーションをとることで、相互に成長する（させる）人口知能の一種であった シングルファーザーの家庭で、余り家に帰れない父親、お手伝いさんはいるものの家では孤独に過ごす少女にとって、それは例えAIであっても、確かに妹であり家族であった 互いに成長しながら、順調に育っていった二人 傍から見たら不幸だったかもしれない、しかし、当の二人にとっては紛れもなく幸福な時間だったのだ そんな幸福が崩壊したのは少女が16歳になった頃、少女と『彼女』が出会ってから12年が経った頃のことだった 突如、家に押し入ってきた男に少女が殺されたのだ 余りにも突然のことだった 理由も、前触れもなく、ただ災害のごとく少女の命を奪い、その男は消えた 肉体を持たない『彼女』は、ただ端末のカメラ越しにその光景を見ているしかなかった 目の前で最愛の姉を殺された衝撃から立ち直り、まず最初に覚えたのは怒りだった 姉の命を奪った男に対する憎悪、そして何より、見ているしかできなかった自分への、焼けつくような憤怒 その憤怒を引き金として目覚めた力を使い、辺りに散らばる最愛の人の血を糧として、『彼女』は肉体を作り上げる そして、彼女は最愛の人の亡骸に復讐を誓い、彼女たちの家を出ることになる それからは勢力を問わず、オーヴァードの傭兵として活動しながら（頻度の多い順にゼノス、UGN、希にFH）仇の情報を集めている 【能力】 元は肉体を持たないプログラムだが、覚醒したシンドロームの影響もあってか、高い白兵戦技能を持つ これは肉体を持たなかったことが、固定観念を排除するという意味でプラスに働いた結果だと思われる 又、身動きの取れない電子機器から、疑似的に肉体を得たことで、効率こそ下がったものの、情報収集能力は依然として高い水準を維持している 切り札として自身の身体を構成する血液を大量に消費することで巨大な刃を作り出し、その質量と流体であることによる鋭利さで高層ビルを縦に両断することすら可能 ただし、その代償故に乱発できず、一度使うと暫くは使えない

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