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十二鬼月・下弦の弐の名を与えられている鬼で、武技を極めている。体を形成するのに必要な最低限の人の量と最大限の人の量があまり変わらない上に普通の鬼と比べてその下限の量すら僅かなせいか今でも人を喰った事が少なく、血鬼術に目覚めていない。この性質上身体能力もまた鬼としては控えめになるはずだが、十二鬼月の中でさえ卓越した変化能力によって肉体を"自分の業を扱うのに最も適した構造"へと変化させる事により凄まじい力、体力、俊敏性を得ている。この変化は基本的な構造を決めた上で攻撃や防御をする時一瞬でその行動に最も適した構造へと成るという超精密かつ神速の変化であり、肉弾攻撃でも一撃当たれば人間程度は簡単に死に至らしめる。それだけでなく、五感の常在強化、武器等の作成、撹乱、緊急回避手段等にも転用が可能。高い危機感知能力も相まってその首を切るのは至難の技であると言えるだろう。本気で戦う場合2mを優に超える巨漢（上記のSiZ22状態）へと変貌するが、これこそ自分の武技を上手く扱うにおいて最大限かつ最良の大きさであり、一応それ以上に大きくなる事も不可能ではないが、寧ろ隙が生まれてしまう。純粋な戦闘力が恐ろしく高い上に搦手の類もある程度扱える為、血鬼術や全集中の呼吸の介在しない物理的なスペックは鬼として最高クラスの物。基本的に人間の血を摂取しながら流浪しており、鬼と疑われない為、或いは流浪先に順応する為それ相応の雰囲気と話術を身に着けている。尚、鬼としてもその力故か仲間より一定の信頼を得ている。

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