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立ち絵：https://picrew.me/image_maker/42680/complete?cd=3oFJkdeJE7 特徴表：芸術的才能 名前の由来：マナフィ 良家のご子息。可愛らしくも美しい容姿に綺麗な声の持ち主。 容姿だけではなく優しい性格と賢さから、男女共にモテる王子様。 水遊びと歌が趣味で、大学近くにある海にたまに寄り道している。 10歳までとある海辺の街で育った。両親が多忙なため祖母に預けられたためである。 しかし祖母はひとところに留まれない人物であり、彼は広い家にお手伝いさんとだけだった。 そんな彼と一緒にいて守ってくれた幼馴染の「くー」。 大きくて優しくて、怖い目に合えばいつも守ってくれた。ずっとずっと一緒にいたかった。 顔も知らぬ両親に対しても寂しいと思うこともなかった。幼馴染がいてくれたら良かった。 しかし、彼が10歳の時両親は迎えに来た。悪い人ではなかった。ただ、息子の気持ちを推し量ることができない人たちだった。 泣きながらくーを呼んだけれど、距離は離れて行くばかりだった。泣きそうな顔をして手を振っていた彼の顔を今でも覚えている。 そこからは多忙の日々だった。新しい環境、両親との関係の構築、良い学校に入るための勉強。 夜にはくーを思って寂しくて泣いた。手紙を書いたが、住所を知らなくて送ることができなかった。 長い休みには何度も帰りたいと両親に頼んだが、両親はいつも息子の為を思って予定を山ほど入れた後。 優しく、人の心に敏い彼は、両親が真実自分を愛しているのも、共にいられなかった時間を埋めようとしているのもわかっていた。 嫌ではなかった。勉強は楽しかったし、ちゃんとしなきゃ将来困る人がいるのもわかっていた。 両親だって好きだし、友達だってできた。 でも、くーより好きな人はいなかった。くーと一緒にあの海辺の街の浜辺で遊ぶより楽しいこともなかった。 くーに会いたくて会いたくてたまらない。 会ってぎゅっと抱きしめて欲しい。 「全部嘘だったけど、あんなに幸せな嘘なら本当にしよう」 「ずっと一緒にいてね、くー」 通過シナリオ 「炎天、夏の面影」

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