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月城　鼎　(つきしろ　かなえ) 特徴表：バイリンガル 小鳥遊　鈴芽の先輩にあたる少年。 養子に出されたため苗字は異なるものの、小鳥遊鈴芽の実兄。 妹が自分のことをかけらも覚えていなかったのは悲しかったが、時の流れはそういうもの。 時間は時に癒しもするし。忘却を手引きする。 仕方がないと諦めた。 だが、それはそれとして、どうにも年齢にしては幼い妹への心配が行き過ぎて、合鍵を作った。ついでに隠しカメラも仕込んだ。 バレなければ犯罪ではない。露見しなければ始まりさえしないというのが、彼の言である。 基礎的には無害。妹が何かしら悩んでいるなら、それとなく解決出来るように促したり、信頼のおける彼女の友人に言い含めて憂いを払ったりなどしている。 感極まり過ぎて、彼女に抱きついてしまったのは、痛恨のミス。彼女にとっては他人の自分から抱きつかれるなど嫌に違いないと深く反省。 兄としても、年頃の女の子に対する振る舞いではなかったと後悔している。 そのため自ら積極的に関わろうとはしないが、寄ってくるなら話は別。 二割り増しに甘やかす。加えて害意のあるものがやってきたら速やかに排除する所存。 基本的には物腰が柔らかで、いっそしとやかとさえ言える所作の持ち主。全方面に優しい。 妹には劣るものの優れた容姿の持ち主。 柔らかな立ち振る舞いと、おっとりとした性格は学園内でも人気が高い。 美術部と写真部とを兼任中。被写体やモデルは様々だが、美しい写真と絵を描く。そのせいか文化祭や体育祭で写真を撮って欲しいと頼まれるのは、最早風物詩。 それが高じて半ばアルバム作りが趣味。 同級生や下級生。部員や近所の子供、老人。家族。 そんな沢山の写真の中に紛れるように。それでいてを1番美しい出来の小鳥遊鈴芽の写真が、一等大事に保管されている。 養子先の意向で、頭の出来が良いのと、芸術方面の才覚を伸ばそうね。という事で中学の三年間はイギリスにいた。 イギリスのご飯が舌に合わなさ過ぎて、荒みかけたが、かわいい妹の記憶と、定期的に送ってくれる家族からの仕送りなどで、持ち直した。 家族仲は極めて良好。 ただ自分のやっていることが一般的に見て褒められた行為ではないと理解しているため、何かあった際は彼らに矛先が向かないように、と立ち回っている。 チャルディーニの法則CP HO4

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