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杜若色：#3e62ad 【サプリ2015精神科医で技能振り】 【特徴表17勉強家、48大切なもの】 とても良い子がいました。 みんなに優しくて、勉強もできて、運動はちょっぴり(？)苦手だけれど、愛嬌があって。 お友だちもたくさん。先生にも好かれていて、パパとママも自慢の娘。 そんな彼女が中学校に入学すると、いじめにあいました。 教室に入るとクスクス笑われて、物は隠されて、色んな酷い目にもあった。 どうして？　私、何か悪いことをしちゃった？ そんな彼女の疑問も他所に、いじめは続きました。 学校の先生は言いました。「あの子たちは自分の手にも負えなくて困っているんだ」 パパとママは言いました。「学校を休むと内申点が下がって△△高校には行けないぞ」 どこにも彼女を助けてくれるひとはいません。 そしてついに、彼女の心は壊れてしまいました。 いつもの朝。教室の机の上には、油性ペンで書かれた落書き。 死ね、消えろ、キモい、…… 彼女がそれを見る様子を、教室の隅から眺める数名の同級生。 彼女は彼らの方に近づくと、こう尋ねました。 「あなた方はどうしてあのような行動を取ったのですか？」 見て見ぬふりを続けたクラスメイトには、 「あなた方は、私を助けることで自分にも火の粉がかかることを恐れたのですか？」 保身に走った担任には、 「自らの管理能力の低さを、10歳以上若い児童の忍耐に頼ったのはなぜですか？」 ついにおかしくなった、とはやし立てた同級生も、数日、１週間、１か月と続くと、気味悪がり、誰も彼女に近づかなくなりました。 そしてその後、彼女のいるクラスでは一切いじめが起こらなくなりました。 ---------------------------------------------------------------------------------------------------- その後、両親が望んだ高校（県下最難高）を卒業し、今の大学の入学した。 専攻は社会心理学。集団における人間の心理について勉強している。 幼いころ、いろんな方向に向いていた興味は、人間の感情に向けられることになった。 興味？　そう言うのは適切ではないかもしれない。 彼女は恐れているのだ。他人の気持ちが分からないことを。 私とかかわる人間の感情を全て把握できないことが恐ろしい。 だってそうでなければ、昨日まで親しいと思っていた人に、拒絶されるかもしれないのだから。 私からの質問が他人にとって嫌なものか、答えたくないものなのかは関係ない。 それを知らなければ、私は安心して夜も眠ることができないのだから。 誕生日の５月30日は聖人・ジャンヌダルクが火刑に処された日。 私の中の優しさも、あの朝死んだのだ。 ---------------------------------------------------------------------------------------------------- 【クリアシナリオ】 ・密室シェアハウス　HO１（ねももさん改変）（KP：ねももさん、PC：藤巻さん、下宮さん、山吹さん、翠田さん、暁さん） 　「私たちは、狩人と獲物の関係だったんですね」 ・不運で幸運な君と歩く（KP：イチリしゃ、KPC：下宮さん）「私、けっこう図太いんですよ？」 ・魔術師はBARにいる（KP：オフセ卓友人hsgw、PC：御堂岡さん（PLri）、ハント雄一（PL：hghr）） 6階層のタイムキーパー（KPないん）

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