タグ： あいらぶゆーの言葉じゃ足りない

オクモト ショウ 一人称は俺、二人称は君、お前。 良くも悪くも少年の心を忘れたくないおっさん。 その実忘れられないでいられるほど余裕のない社畜。 可もなく不可もなくな人生を送ってきた彼女いない歴＝年齢。 顔は悪くないものの、そもそも恋愛に強い興味を抱いてこなかった為。 その上同学年に百年に一人の美青年などと呼ばれた男がいたもんだから、女の子たちはみんなそっちに夢中だったのもある。 だから彼女が"出来なかった"んじゃなくて作ろうと"しなかった"の。 決してモテなかったとかそういうわけじゃないから！！！ そろそろ三十路なのを気にしてはいるものの、割と受け入れている。 だって高校の時の俺だったら29歳なんておっさんだし…。 なので自分をおっさんと呼称するタイプ。 若者との距離感を見誤らないよう気を使っている。 昔ヤンチャしていた事もあった為喧嘩は強い方。 とは言っても喧嘩する理由はもっぱら他人の為だったので先生からは不良とされていたが両親からは強く咎められてなかった。 高二からは噂が広まったのもあり、喧嘩する回数も減ってそのまま進学して普通に就職したので急に大人しくなったとか言われた事もあった。 いや、そもそも好きで喧嘩してたわけじゃねぇのよ。 因みに本人は知る由もないが実はヤンキー(？)が他人想いの優しい奴であると言うギャップに心を打たれた少女は多かった。 そう、「モテなかったわけじゃねぇし〜〜〜〜？？？」と強がっているが、実際モテていた。 本人が気付かなかっただけで。 恋愛に興味がなさそうだから向こうが諦めちゃってただけで。 決して、近寄り難かったとか、そう言うんではない。決して。 実は今でも想いを寄せる女性はいる。 同窓会の時に「実は澳本くんの事好きだったの、今も…」と言われた事もある。 しかし本人はそれに対し「ハッ、俺の事が好きだって？やめとけやめとけこんな男。お前美人なんだからもっといい男いるって。」とバッサリ切り捨てた。 別に彼女が嫌いだったから断ったわけではない。 本当に自分が釣り合ってないと思っていたのだ。 本来ならそれで終わってもおかしくないが、一部には「そんな所もいいんだよねぇ」と諦めない強かな女性もいたりいなかったりするらしい。 両親にはいい歳して相手もいないなんて…と心配されている。 が、まだ高校生の弟がいるので紫陽は「そっちに期待しろ」とかわしている。 好きでもない相手と無理に付き合ったって仕方ないだろうよ。 婚活だってほぼ全員が"妥協"を探す為の場なのだから、まるで相手にお前は妥協だと言うようなことはしたくない。 要は誠実な男なのだ。どうしようもないほどに。 「ま、くたびれたおっさんなんかに目もくれるような奴はそうそういねーって。」

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