タグ： Waking of key

　藤宮剣術道場の三代目師範。 　先代、先々代の師範が謎の失踪を遂げたため、幼いながら彼が担ぎ出された。 　だが、本人はまだ未熟なので師範代を名乗っている。　 　実は、道場には地下があり、そこがＵＧＮ門崎市支部となっている。 　幽斗はとある組織で実験の素体として育ったために外界に触れることがなかった。 　その組織では人工的にレネゲイドビーイングを作る研究をしており、当時その組織に協 力していた真唯が提供した、体組織の一部を移植された。 　しかし移植しても変化が何も起こらなかったため、失敗作として処分されそうになる。 　そんな幽斗を助けたのが先々代の師範だった。以降息子として藤宮家に引き取られる。 　その後はＵＧＮでレネゲイドコントロールを学び、先々代から剣術を学んでいった。 　 　コードネームの“折れぬ剣”とは、先々代がＵＧＮの訓練を終えた幽斗に対して、「何 があろうと、諦めずに貫き通すもの」という意味を込めてつけた。 　普段は着物で生活をしているが、ＵＧＮとして動くときはサングラスにスーツを着る。 　これは、日常と非日常とを明確に区別し、自分の中で切り替えるためのスイッチ、儀式 のようなもの。 　 　右のわき腹に「４」の入れ墨が入っている。 　処分される時に記憶操作を受けたらしく、組織にいた時のことはほとんど覚えていない。 　真唯と接触した影響か、S2から変なものが付きまとうようになった。元々は真唯の一部 だったらしく、以前いた組織の研究による産物。 　見た目は真唯をさらに幼くした姿で、手のひらに載るくらいの大きさ。元になったレネ ゲイドビーイングがエンジェルハイロゥのシンドロームであったためか、ホログラムのよ うな形で現れる。 　性格はGMに丸投げ。 　名前は闇子。（幽斗命名） ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～ 着物を脱ぎ、スーツを着る。 竹刀を置き、 剣を持つ。 あとは、サングラスを掛ければ準備は完了。 日常は去り、非日常が現れる。 似合わない？知ってるよ、そんなこと。 これは準備。日常から非日常へと切り替えるための。 これは儀式。先代、先々代から受け継いだもの。 　この姿になることが、この剣を使うことが、姉と、父と家族であったことの証明だ 　から…。 「さぁ、閉幕《カーテンフォール》だ。さっさと退場してくれよ？」 今日も俺はスーツを着て、剣を持つ。いつの日か、父や姉が帰ってくるその日を待 　ちながら…。 ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～ 　 　

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