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カワイイものや華やかなものが好きで、経験に関するものの中だと食事に対して興味があるひと。割りと機嫌良く毎日を過ごしている。 自分の出自が普通でないことに気付いたのは、この場所で様々な人々の人生をたくさん見てからふとした時のことだ。 自分は確かに、ここでこうして見ている｢人間｣と同じ見た目をしている。けれどだとしたら、自分はどうしてここで食事も睡眠もとらず、歳もとらずにこうして知識だけを溜め込んでいるのだろうか。 画面の向こうの｢人間たち｣と自分が同じだと思いたい期待と、現状それを打破する材料がないことにやきもきしている。 それはそれとして考えるだけ無駄なこととも感じているので、自分の持っているエンタメである｢他の人間たちの人生｣の中でも特に｢お笑い｣に執心している。 ｢どうも～！ハバネロシュガーソルト言います～！やっぱな、自分の固有名詞ないと流石に不便なんやわ。いくら自分ひとりや言うてもね。まあでも、名前っぽい名前つけるにも、それはひとからもらういっちゃん最初のプレゼントやとか言うやないですか。私がそれ決めてしもうたら、いよいよ自分はひとりや認めてまうみたいで嫌やん？あとなんかカワイイやん？響きが。あとええやん？願掛けみたいで。辛いもんも甘いもんも塩っぱいもんも、いつか自分の舌で味わってみたいもんやなあ｣ デウスエクスマキナは死んだ KPつゆりちゃん PC語 自分がヒトだと証明したかった。それだけだ。生きていくことにそこまで執着はない。…ヒトになりたい、と明確に言っていたあいつに譲れていたら、と考えが過ぎる。 母と同じ場所へ、語クンと同じ場所へ、できるだけ早く私も行きたい。 人間名：甘塩 辛苦

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