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スーサイデッドメアリンク KPC カラーコード：0f2350 一人称「私」 「真面目にやらないなら向こうに行っててくれます？捜査の邪魔です」 「……別に、気にしてないですよ。仕事に馴れ合いは必要ないので」 「腕は認めていますよ。全く、あなた仕事はできるんですから……普段のちゃらんぽらんな言動も改めたらいいのに」 「伊宮さんは変な人です。けれど、案外そんなところも悪くないなと思います。ふふっ」 刑事部捜査第一課に所属する刑事。 真面目で几帳面な性格で、曲がったことが大嫌い。刑事という仕事に誇りを持っており、仕事にかける熱量が非常に高い。常に模範的な人間であろうと努力している。 物言いがストレート。好意も嫌悪も包み隠さず口にする。すごいと思ったことに対しては目を輝かせるし、気持ち悪いと感じたら顔を顰め毒を吐く。 上記の切れ味鋭い言動や、自己に対しても他者に対してもストイックであることを求めてしまうせいか、署内に親しい人は少ない。自身も少し気にしている。 また、恋人がいたことがあるが、現在は別れている。 伊宮のことは「優秀な探偵だが変な人」と認識している。 初めて会ったときは、軽い口調や頓珍漢な行動に嫌悪感を抱いていた。が、共に関わった事件で、伊宮の提供した情報と推理が犯人逮捕に一役買ったことから認識を改めた。以来、ちょくちょく縁があり共に事件を解決している。 今ではかけがえのない大切な人。 趣味は読書。好きなジャンルは恋愛小説。 甘いものが好き。高いところから見る景色も好き。 お化けは平気。急に驚かされるのには弱い。 《通過シナリオ》 ・スーサイデッドメアリンク (KPC) 一度、恋人の身辺調査を伊宮に依頼したことがある。 藍には付き合って2年、同棲して1年の彼氏がいた。「頑張っている藍が好きだ」と、仕事から帰った彼女を優しく出迎えてくれる彼を、藍も愛していた。 しかし、ある時から彼の帰りが遅くなることが増え始めた。「忙しいんだ、ごめんね」と困った顔で笑う彼を、寂しく思いながらも信じていた。 そんなある日、彼女は最寄りの駅から少し離れたカフェで、親しげに女性と話す彼を目撃してしまう。不安と疑念に苛まれた彼女は、仕事で関わりのあった伊宮に浮気調査を依頼した。 結果だけ言えば、彼は浮気していた。 伊宮が集めた証拠を突きつければあっさり認めて、 「一緒にいてつまんないんだよね、真面目すぎて」 なんて言葉と共にふたりの関係は終わりを迎えた。 普段は気丈に振る舞っていた彼女もこの時ばかりは堪えたのか、大号泣して3日寝込んだそう。 「恋愛なんかもうしない」 毎日必死にそう言い聞かせて、逃げるように仕事に打ち込んでいる。 大好きだった恋愛小説からも、今は距離を置いている。 伊宮には恩がある。 もしかしたら、それ以上の感情も抱いているかもしれない。 それが何なのかは、藍にも分かっていない。けれど、 変人だと思いながらも、彼を信頼していることだけは、確かである。

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