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彼を一言で表すなら「誰かのために一人になる」 神話事象と遭遇し、自分がそれを引き寄せる事を悟った彼はより人を遠ざける様になった。 ・魔術 門の創造、被害をそらす、空中浮遊、神格との接触（クトゥルフ）、ナイフに魔力を込める ・経歴 一般的な家庭に生まれ、悠々と育った彼がそれに憑かれたのは高校生の時だった。 奇妙な現象に巻き込まれた彼は、共にそれを経験した仲間たちよりも強くそれに共鳴してしまう。 結果、彼は異界の生物や遥か過去の遺物に興味を持つようになる。 大学では歴史を学び、それに類するものとして考古学や人類学にも手を出している。 大学卒業後はこれまでの経験を活かしてオカルト系の出版社へ。 人との接触で情報を得るのではなく、実際に足を運んで写真に収めるタイプ。 写真撮影に関する技術は同世代と比べても高い。丸めた紙をゴミ箱に入れるのが上手い。 ・悪霊の家 とある依頼を受け、事故物件を調査することになった彼は再びそれと接触する。 ポルターガイスト現象の鮮明なビデオ映像、編集でも作られた物語でもない本当のオカルト映像を世にさらけ出した。 結果、彼はオカルト記者の英雄と呼ばれる様になり十分な額の金を得た。 だが、その映像には足りない部分がある。それは神話生物との遭遇・戦闘。 彼は神話生物と遭遇し、仲間達と死闘を繰り広げたその事件でエイボンの書を手に入れてしまう。 オカルトに人一倍の関心を持っていた彼は狂気の書物を読んでしまった。 それに書かれた忌まわしい知識と現代社会をあざ笑うかの様な魔術は彼の感情、思想、世界観すらをも変えてしまう。 あまりに冒涜的で忌まわしくも甘美な知識を世界に広めることはしなかったが、彼はその事件と冒涜的な書物で悟る。 この世界はそういうものなのだと。自分はそれを引き寄せてしまうのだと。 それに気が付いた彼は速やかに出版社をやめ、人との接触が限りなく少ない個人ライターに転向する。 今日も一人、心霊・UMAなどを写真に収めるべく現場へ向かう。

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