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■2010　学生探索者の特徴 音楽の成績が優秀：聞き耳／芸術（ピアノ） 委員会活動で活躍：経理／信用／説得／図書館 ■2015　特徴表 おおらか：嫌なことをすぐに忘れられる。精神科クリニックや療養所などでの正気度ポイントの回復が＋1増加する。 「そんな顔してどうしたの？いつもの笑顔に戻って、ほら」 「また何かあったらいつでもおいで。だいたい生徒会室か音楽室にいるから」 優しくてどこまでも甘い性格と高い身長を目印とする生徒会副会長。 よく生徒の話を聞き、様子をうかがい、声をかけ、優しい言葉を送る。そんなおかげか後輩たちからは慕われていることが多い。 一方で同学年の女子たちからは「あんたが男の子だったら好きになってた…危ない…」というセリフをよく言われる。 冗談で「好きになってもいいんだよ」といえば「バカばっかり言ってんじゃないわよ」と小突かれることもしばしば。 そんな彼女が得意とするのは幼少の頃より習っていたピアノだった。 生徒会の仕事の合間、受験勉強の息抜き、など何かしらの合間の時間に第2音楽室に行ってはピアノを弾くのだ。校内でもそれを知っている人物は非常に多く、彼女に用があるときはまずは第2音楽室に向かえばよいとされるほど。曲がりなりにも副会長を務める立場なので、何かと呼ばれることが多いのだ。もちろんなにか仕事があるときは生徒会室にいるのだが、裏を返せば仕事がなければ生徒会室にはいない。 彼女の両親は共働きの公務員。安定した職業につく2人は自分たちと同じように公務員を目指しなさいという。それが幸せなのだと。 それでも彼女が夢見たのは調律師であった。 幼い頃はそれこそピアニストになりたかった。大好きなピアノを好きなだけ弾いて演奏を楽しんで生きていきたかった。それに当時の知識量ではピアノに触れられる職業といえばピアニストくらいしか思いつかなかったというのも大きかった。 しかしある日のピアノ教室でピアノの調律を目の当たりにした。少しずつ弦を直して、一音一音確かめて、確かにこれだという音を探す様に、舞台の上に上がるピアニストよりもグッと惹かれたものがあった。 その日、ピアノ教室が終わると同時に図書館に駆け込んでその職業を探した。そうして見つけたのが調律師であった。 しかしピアノ調律師は家庭用ピアノが減ってしまって需要を落としている現実を知る。コンサート調律師になったとしても一人前になるには長い年月を要し、それまでの間は両親が自分に願う安定した幸せを手にすることができない。 両親は調律師を目指す彼女に「そんな不安定な仕事に就くのはやめなさい。」「ふつうに大学に行って、ふつうに試験を受ければ役所ならばきっと受かる。」と口を揃えて言った。それでもあの日、自分が望む音を探す後ろ姿への憧れは消えないままだった。 なりたいものがあるのに応援してくれない両親、両親は自分のことを思って言ってくれてるのに納得できない自分の両者が許さず、板挟みになっているのが現状。 「私はどうやって、誰に従って、何を追いかけたらいいの」 ■生還シナリオ ・奇妙な転校生 「背中を押してくれてありがとう。私は必ず夢をかなえて見せるから、見ててね」

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