タグ： えなみ らいが

訳のわかない教団。 意味不明な儀式。 そんな環境で育った。 与えらものは強靭な肉体と戦闘技術。 ただ気に入らなかった。 そこから抜け出せば何か変わると思っていた。 確かに生活環境は変化したかもしれないが結局のところ根幹の部分が空なのは埋められない。 習慣とは抜けきらないものでただ惰性で鍛練を続けた。 自分の存在意義などそこにしか見いだせないと感じていたからだ。 サイレン清掃会社に入ってそれなりの年数が経過した。 昔よりは人間らしく振る舞えるようになったと思いたい。 だがどうしたって頭にちらつくのはかつて得た邪神の知識だった。 あんなものがいる世界で人間がどれほど矮小で無価値なのか。 どれほど鍛え上げようと抗う事さえ許されないのではないだろうかと思う度に嫌になる。 自分の世界に没頭しよう。 鍛練している間は忘れられる。 奴らは儀式によって呼ばれるのだろう。 なら、奴らを呼び出そうとしている者どもを駆逐すればいい。 逃げ出した者がどうなるかわかったもんじゃないし一石二鳥だろう。 教団を壊滅させることができれば何か変化があるだろうか。 刺青はさらにあとから増やすことで元の形状は分かりにくくなっているはずだ。 俺の未来のために障害は取り除かせて貰おう。 たばこ：ガラム 好きな酒：バーボン(ワイルドターキー) END_A 生還 これからは俺の未来だけじゃない俺たちの未来のために障壁を取り除く。 俺たちに壊せない壁なんて存在するわけないだろ。 短期的の心因反応(支離滅裂、妄想、常軌を逸した振る舞い、幻覚など) 50日　4/12

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