タグ： 天城街道

◯白露雪雫(しらつゆ・せつな)/『僕らが天使を盗んだ夜』HO令嬢 「スノードロップ」：希望、慰め。 ・名の如く雪色の豊かな髪を嫋やかに遊ばせ、反して焔のように赤い双眸を持った、深層の令嬢。 　色素が限りなく淡いアルビノ。 ・『白露家』の長女にして、次期家督継承者。歳の離れた妹弟が幾人かおり、多忙な両親にかわって、時折面倒を見ている。 身体が弱くありながらも、幼少期から家督を継ぐための教育は全て受けてきており、基本的な帝王学は身に付けている。家督を継ぐ覚悟も、決意も、幼少期からしてきた為に、ある種当然のものとして認識している。 ・雪が降り積もるような静かな微笑みと共に常にあり、表情は勿論のことながら、仕草のひとつひとつに洗練された品が見え隠れしている。 ・幼少期から弟妹の面倒を見てきたために、面倒みはいい。 ・ただ、素の性格は無邪気でお転婆気味。 ひどく体調を崩す前までは、時折部屋の窓から庭へと脱走し、使用人や付き人を困らせていたほど。 ・同時に、上流社会の社交界で付き合っていくために、人の機敏を読み取る訓練もしており、元来の才能あってか、かなりのもの。 若き身でありながら、次期当主として、気丈に、鮮やかに、大人たちと渡り合うべく努力をしている。 ・知識として諸々手にはしているが、実践として得ている経験は少ないため、世間知らずの箱入りでもあり、それは自覚している。何とかしなければ、と思ってはいるものの、どうにも出来る術が無かった現状。 ・ずっと本と共にあったため、すこし夢見がちな1面もあるが、それに関しても自覚はあるために、あまり出さないようにしている。 ・また、父が天文学者であり、そちらへの興味がいった為に、幼少期から天文の勉強も続けきていた。家を継ぎつつ、星の光が美しいこの街で、天文の勉強を、学問を続けることが、昔からでの夢でもあった。 どんなに身体が弱くても、どんなに苦しくても、どんなときだって、美しい星の輝きは、決して、変わることがないから。 ・仲のいい使用人のひとりが手品を使い楽しませてくれることがあったため、その使用人に教えを乞い、ほんの少しだけ手品が出来る。 まだまだ素人のものでしかないけれど、それを見せた時に、喜んでくれたり、驚いてくれたりする、他者の笑顔を目にすることが本当に嬉しくて楽しい。 そんな、不思議な驚きを自身に提供されることもとても好き。 ・痛みや苦しみには昔から慣れているために、隠すこと、誤魔化すことには長けてしまった。 どんな痛みや苦しみがあろうとも、それを隠して気丈に、優雅に、柔らかく笑い、他者に悟られることを良しとしない。 己の身体を知っている医者や使用人たちにさえも微笑み隠してしまうことがあるため、怒られてしまうこともあるが、クセになってしまっている。 ・苦しさも、痛さも、悲しみも、寂しさも、全部慣れているから、大丈夫よ。 ・けれど、やっぱり、どうしても。昔から思うように動かないこの身体は、とても、とてももどかしい。 ・友人のひとりに、自分と同じく病弱なひとりの少女がいる。お互い外に出ることが殆ど出れない為に、病院で時たま顔を合わせるか、或いは携帯やPCなどで連絡を取ることが殆どではあったが、清らかな彼女とたくさん交友を深めていた。 そんなある時から、彼女の話題に、ひとりの青年が頻繁にあがるようになり。言葉を交わす度に、少しずつ、彼女の世界が開けていっているのが分かった。出会った青年によって、確かに、広げられているのだと言うことが分かった。 それが、友人として嬉しくて。 同時に、そんな存在が居ることに、憧れた。 ・その、微かな憧憬と。 そして、渡された余命宣告により、どうしたって、いちどだけでもいいから、世界が見たくなった。 自分が文字だけで、知識だけで知っている世界。 それを、己の目で見たくなった。 ────この、閉ざされた窓辺から見える美しい星空が、街に出ても、街の外に出ても、同じように美しいのか。それとも、もっと、違う色に見えるのか。 見たかった。見てみたかった。 ・家族たちから愛されていることも十分知っている為に、申し訳ない気持ちもあるけれど。彼らが嫌がってることを、してしまうことにも。 でも、それよりも、己の好奇心と我儘が勝った。 願いと、祈りが勝った。 ・死ぬ前に、いちどだけでいいから。 世界の美しさを、知りたかったの。 ・だから、ごめんなさい、怪盗さま。 ────私と一緒に、罪を重ねて下さるかしら？ この美しい星夜の輝きに、今日だけ、紛れて。 貴方の、美しい"夜烏"たる貴方の見てる世界を、たったいちどだけ、見せてほしいの。見て、みたいの。 ・怪盗さんに教えてもらったジャヴァネが好物になった。 ・カラーコード：fffafa(雪色) 【特徴表】 17：勉強家 46：寄せ餌　1ｄ6→5*10pt 【フレーバー】6：ガーベラ「希望」「常に前進」「辛抱強さ」 とにかく願っている、なにかを。とにかく想っている、なにかを。根拠などない、考えなどない。ただ、進めばなにかが動くと知っている。ならば進むしかない。 【通過シナリオ】 ・『僕らが天使を盗んだ夜』：SAN値-47 　　　　　　不定：7ヶ月の心因性視覚障害 ・『君よ影に候え』：SAN値+18 　　　　　　不定解除 ・『未櫃とノンレ夢』：SAN値+1,目星+6,芸術(手品)+4,クトゥルフ神話技能+1 ・『春の華、桜花爛漫の梢』(KPレス)：SAN値+10 ・『ホットココアとマシュマロを』(KPレス)：SAN値+10 ＜以下、『僕らが天使を盗んだ夜』HO令嬢、秘匿情報有り＞ 『HO 令嬢秘匿（PC1）』 あなたは生まれつき病弱である。 家族はそんなあなたを過保護なまでに守ろうとし、外に出すことを嫌がった。 そのためあなたはあまり外に出られず、屋敷から出たことはほとんどない。 また、五年ほど前にあなたの体調は著しく悪化し、 死の危機に瀕したことがある。 あなたは五年前のその日から頻繁に体調を崩すようになり、何度も死の淵をさまよった。 医者が言うにはその日から何故か異様に身体そのものが弱ってしまっているらしい。 しかも原因は不明で今のところ治療の目処はたっていない。 現在、薬や手術で痛みを抑えているものの、つい先日余命は一年ほどだと医者に宣告されてしまった。 あなたは何らかの理由（もうすぐ死ぬなら最後に外を見たい、この場所で死にたくない）で外に出たいと思っていた。 しかし家族にそれをいっても家族はあなたを外に出すことを嫌がった。 そのため、怪盗から犯行予告されたことを知った時「怪盗に盗まれれば外に行ける」と考え『天使の心臓』を金属製のチョーカーに埋め込みそれをつけることにした。 チョーカーは前から家にあったものであり、アンティークの高級品である。 外すのには特殊な工具が必要であるため、怪盗にその場で外されてしまうことは無いだろう。 また、あなたは財閥の長女であり次期当主である。 あなたの身体のことは家族と専属医師と使用人以外知らない。 あなたは屋敷からほとんど出ないため街の人はあなたの顔を知らない。 加えてあなたは家族に非常に愛されている自覚がある。 病弱でも次期当主の座から下ろされていないのがその証拠だ。 あなたの CON は 3 で固定になる。 ただあなたは外に出られない分、読書や室内遊びでほかの子供より知識を育んでいるだろう。 任意の知識技能 3 つに+20%のボーナスが着く。 ・取得情報 『天使の心臓』 直径 10cm 程の大きさがある宝石。 見た目はホワイトダイヤモンドによく似ているが地球上にあるどの宝石とも一致せず未知の宝石と言われている。 美しいカットが施されているがいつ、どのように掘り出され加工されたのか不明。 なぜ天使の心臓と呼ばれているかは知らない。 『星宮街（ほしみやまち）』 PC1 が住んでいる街。自然が豊かで都会と言うよりは田舎寄り。 特産品などはないが星空が美しいことで有名であり、街にも星に関する施設が多い。 ・注意事項 HO 番号はネタバレになります。PL さんに伝えても問題ありません。また、PL さんにもHO 番号がネタバレになることをお伝えください。 ＜『僕らが天使を盗んだ夜』『君よ影に候え』AF情報＞ AF『盗まれた天使』 いつの間にかポケットに入っていた小さな宝石の破片。天使の心臓に色味と輝きがよく似ている。 これ自体に『治癒』と似た魔術がかけられている。 この宝石に自身の 6MP と 1 正気度ポイントを捧げれば 1d6 ラウンド後に 2d6+3 の耐久値を回復してくれる。 この効果は一度きりであり、一度使うと単なる宝石に戻ってしまう。 MP、正気度は魔術をかけられる人ではなく魔術をかける人が消費する。 ただしこの宝石が使えるのは相手にの（PC1 は PC2、PC2 は PC1）である。 自分にはなんの意味もない。だが、相手には意味がある。 あなたたちが盗み、そして手に入れたもの。 キーザは天使の心臓を導き手にして満足し、もう赤い宝石を星宮街に落とすことはない。 PC1 と PC2 も元の身体を取り戻し生きていくことが出来る。 AF『大切な手紙』 美しい金色のインクで書かれた手紙。不思議とインクは擦っても消えない。 封筒にはスズランが箔押しで描かれている。 書いた本人の感情がまるで流れ込んでくるかのように心がこもっている。 ※手渡した相手がその手紙を大切にする限り、 当人と相手の両者が「POW＋１」を獲得する。 もし、相手もこのシナリオに参加し手紙を取得し交換した場合、 上記の効果の他に「ＨＰ・ＭＰの最大値を１上昇」させる。 （ＡＦの効果はこれ以上の重複をしない。 得られる効果は最大でPOW＋１、 ＨＰ・ＭＰの最大値＋１。 ） ※ＡＦの内容を相手に伝えても構わない。 未通過者であれば、何故金色かなどのネタバレには配慮する事。 別シナリオのネタバレは相手が通過してから見せる、もしくは、 ログとは別で伝えてから当シナリオ追加後に本文を見せるなど、各自で配慮願います。 いずれにせよ「あなたが知らないでいて欲しい」事は、 通過後にお伝えください。 【ＡＦ：大切な手紙】という名前と【持っているだけで効力がある】など 困らない程度にお伝えください。 【注意】 この手紙は、封筒と手紙がひとつになって初めて正しい効力を発揮します。 ただし傍から見ても封筒や手紙のインクに変化はありません。 別々にして手渡した、正しい状態で渡せなかった場合は「POWの上昇」は無くなります。 その代わり、1D6を振り、出た目の数だけ「幸運」を上昇する事が出来ます。 （幸運の技能値が90以上の場合は無効） 条件は同じく「大切にする限り」 互いに交換した場合の条件は変わらず取得出来るものとする。 ……もし、渡す相手がもう亡くなっているのならば、 それを墓前に供えるなり、お焚き上げをする等は自由にされて構いません。 燃えた塵はどこか金色に光って見えたかもしれません。 その想いが相手に届いたかどうか、それは誰にもわかりません。 それでも、確かに綴った事だけは変わらないのですから。 きっとその先の未来は、以前とは違うものになるのではないでしょうか。 ＜『未櫃とノンレ夢』ネタバレ有り＞ 【後遺症】 ・「寝不足の経験」 夜更かしをしたあなたたちは、翌日いつも通りの時間に起きるのが少しつらいかもしれない。 しかし数日もすれば元通りになるだろうし、今回の経験を活かして生活リズムを意識することができるようになるだろう。【CON+1】 ＜『桜の花、桜花爛漫の梢』ネタバレ有り＞ AF:桜花の梢《こずえ》 桜が咲き誇る梢。それは伝説の桜、その終焉に立ち会った者が譲り受けた、春を迎える祈りの梢。 《効果》 このアーティファクトは、探索者の現在の正気度を上回る正気度喪失が発生した場合にのみ効果を発動できる。探索者の正気度を1残す。 なお発動時に、咲き誇っている桜は散り、次の春を迎えない限り絶対に咲かない。 ＜『ホットココアとマシュマロを』ネタバレ有り＞ AF:メッセージカード付きマシュマロ ほんのり蜂蜜の味がするマシュマロ。優しい甘さ。5個入り。 食べると1個につき1d2のSAN値回復。

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ