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●名前 「紫昏 夕染(しぐれ ゆうぜん)」…芸名。しかし、彼にはもはやこの名前の方がよほど馴染みがある。 「鈴見 史都(すずみ あやと)」…本名(暫定→確定)。マスコミはおろか仕事仲間にも公開することはない。 ●職業 2015　俳優　職業PをEDU×10+APP×10で取得 個人的な関心の技能に<目星>、<図書館>を選択 特記:APP+1。ファンに対して<信用>+10％のボーナス。 ●特徴表 何回か振り直したけどどれもピンと来なかったので採用なし。 ●通過シナリオ 「その真紅に愛を見る」 【概要】 あなた達は皆有名な役者であり、舞台「真紅の瞳」の共演者だ。 今日は舞台初演の日。あなたたちはこの日に向けて日夜、厳しい練習に励んできた。全ては伝統あるこの劇場で、最高の作品を演じ上げるために――。 「そのどれもが、認められるべき愛の形。」 召使い役(30歳限定) 【公開HO】 あなたは世界中で活躍する、この国一番の人気俳優だ。だが、仕事で手は抜かない。 初演の今日にむけて、気を引き締め練習に励んできた。 ●不定の狂気 心因性難聴　9/24～4ヶ月→シナリオ内で精神療養したため解除 ★Wikiページ(抜粋) 紫昏 夕染(しぐれ ゆうぜん) 出典: フリー百科事典『ウィキぺディア（Wikipedia）』 紫昏 夕染(本名非公開、19○○年6月21日-)は、日本の俳優、舞台俳優。 出身地、出身校非公開。30歳、A型、独身。 その端正な顔立ちと確かな演技力で、今や知らぬ人はいないほどの人気俳優となった彼の活躍は国内だけに留まらず、世界でも高く評価されている。 しかし、本名をはじめ、出自など自身に関わる来歴を頑なに明かしておらず、そんなミステリアスな一面も人気の秘密か。 【以下、秘匿HOとそれを含めた来歴】 ーーーーーーーーーー―――――――― あなたには、誰にも言えない秘密がある。 あなたは記憶喪失だ。25歳までの記憶のほとんどが抜け落ちている。自分の本名さえ知らない。特に、家族、友人、恋人、親戚、仕事相手など、25歳までに自分と関わった人についての記憶はすべて失っている。更に、あなたは失った記憶について知ろうとする度に、調べた内容やどのように調べたかの記憶を失ってしまうという日々が続いている。 （例:幼馴染のAがいたとする。記憶をすべて失ったため、自分に幼馴染がいたかどうか分からない状況となっている。Aと再会した場合、26歳以降にAとの間に起きたことは覚えている。ただし、失った記憶について知ることはできないため、Aが本当に幼馴染であるか調べることはできない。携帯の番号を持っているか確認しても、確認したということすらあなたの記憶からは抜け落ちる。よって、たとえばAが嘘をついており、本当は26歳のとき初めて出会ったあなたのストーカーである可能性も存在する） あなたの手元に残った唯一確かなものは、自分は役者であるという事実だけ。役者はあなたの人生だ。記憶喪失だとバレてしまえば、これすら取り上げられてしまうかもしれない。あなたは持ち前の演技力で「正常な自分」を完璧に演じてきた。 あなたの目的は、今回の舞台をつつがなく終えることだ。また、常に自分の記憶を取り戻したいと思ってはいるだろう。 ※ あなたは記憶を喪失しており、その喪失内容も曖昧です。そのため、キャラクターシートの設定が喪失該当内容に関わって構成されているものの場合「正しい記憶を思い出した」として、後ほど変更となる可能性があります。 ※ 事前交流などにおいて、あなたは極端に自分について語ることができないかもしれません。まさにそれをごまかして、あなたは５年間生きてきたのですから。 ★来歴 一人称「俺」　性格は生真面目だが、常に記憶が無いことへの焦りを感じており、余裕の無さが垣間見えることもある。 彼には25歳までの記憶が無い。 本名等を非公開とし続ける彼をマスコミはミステリアス俳優とはやし立てるが、明かせない、のではなく分からない、というのが本当のところだ。Wikiに書かれている誕生日や血液型なども彼の作り上げた虚構である。 プライベートでどうしても必要に迫られれば、「鈴見 史都(すずみ あやと)」と名乗る。いつも持ち歩いている手帳にもそう記名してあるため、それを一応の本名と認識しているのだが、その名前もいつどうやって考え付いたものか思い出せない。 また、どのように習得したのかは例によって分からないが、彼はドイツ語に堪能である。どこか日本人離れした目鼻立ちの良さもあいまって、彼は自分の両親か祖父母がドイツ人だったのではないかと考えることもあるが、その先を辿ろうとしても、それを調べた、ということすら忘れてしまうため、思考は堂々巡りするばかりであった。 しかし、記憶をなくしてからの彼にも、忘れられない強烈な記憶がある。 それは、ある日のこと。稽古終わりに偶々見た夕暮れ。紫色に染まる空に、沈みかけの太陽の黄金が差す。 得も言われぬ郷愁の念に包まれ、彼は知らず知らずのうちに涙を流した。 ──マジックアワーと呼ばれる時間だった。 そして、彼は思ったのだ。 記憶とともに本名すらも忘れてしまった自分に残されたものは「紫昏夕染」の名だけ。 暮れ落ちる一瞬の情景で、心を揺さぶる。 自分が行う演技も、観客にとっては人生のほんのひと時。 その一瞬で、人々に大きな感動を与えられる、そんな役者でありたい、と。 それが、自分が自分であり続けられる唯一の方法だから。 誰にも打ち明けられぬ想いを胸に秘め、彼は舞台に立つ。 ★以下、シナリオ通過後加筆 ●後遺症：緑の瞳 人の多い場所、舞台の上や人混み。緑の瞳は、ずっとあなたのそばにいる。 人の多い場所で必ずSANcが発生する。 1d6/1d20 召使役 後遺症（思い出していない場合）： 「欠けた記憶」→別シナリオ内で父：黒緋柘榴が一時的に死亡したため解除 館主役が肉体的に生きている間、(リアルで)１ヶ月ごとに1/1d6のSANcが発生する。また血液に対するSANcに固定値増加+1 あなたの中で、誰かの記憶が失われたのを感じる。きっとそれは、もう二度とあなたの手には戻らないもの。あなたが手にかけた、名前も顔もわからない３人の記憶。 ふと、自分の手を見る。赤い。「どうして、」と声がする。どうしてだろう。どうして五年前、自分は共演者達を殺したのだろう。どうして、あなた一人だけが生き残って現実へ帰ってきたのだろう。どうして。どうして。自分自身のことすらまるで分からないまま、あなたは日常へと戻ることになる。 ●彼が思い出していない記憶→思い出した記憶　SAN減少1 五年前、同じ劇場で『真紅の瞳』の舞台に立っていた。あなたは五年前も、召使役を演じていた。そうして舞台初演の日、同じように銃声が轟き、同じように鐘が鳴り響き──いつの間にかこの洋館にいた。 抜け出すことの出来ない洋館。開かない扉。皆が疲弊していく中、あなたは屋敷の中を探して見つけた、たった一つの可能性にかけた。 全員を騙し殺し、共演者たちを神に贄として捧げる。 それが「最良の選択」だと信じて。 結果、現実に戻ってきたのはあなた一人だけ。 ──失敗した。 現実世界での共演者たちは、死体どころか、彼らという人間がいた事実さえ、世間から消え失せていた。唯一、共演者達のことを覚えていたあなたも、次第に彼らの顔や名前が思い出せなくなっていく。いまや『真紅の瞳』という舞台があったことさえ誰も知らない。 五年前、そんな非現実的な話を相談出来たのは、親友でもマネージャーでもなく、この世にたった一人の、確実に信頼できる人物。あなたの実の親だけだった。 「人を殺してしまった」 憔悴したあなたの話を、彼は真摯に聞いてくれた。そうしてある日、こう持ちかけてきた。曰く「気分が楽になるというおまじないを試してみたい」と。 そう言って父は──黒緋 柘榴は、あなたの身に起きた五年前の記憶、その全てを消去したのだ。 　 ＿＿違う。違う。五年前に自分が見たファイルはあれじゃなかった。あの時の自分は、こんなこと、知らなかった！ ファイルに描かれた化け物を、五年前あなたは目の当たりにしていた。初演の日、同じように銃声が轟き、同じように鐘が鳴り響き──”ソレ”は現れた。この世のものとは思えない、おぞましい生き物だった。半狂乱になった共演者達と共に、あなたはいつの間にかこの洋館にいた。 抜け出すことの出来ない洋館。開けない夜。疲弊する中、あなたは一つの可能性を見つけた。自分の役柄に割り当てられた従者の部屋に、ファイルはあった。あなたは密かに、そこに書かれた途切れ途切れの内容を目にした。 曰く、「彼らは恐ろしい神の封印のため、人間を贄として捧げる。」 曰く、「儀式を行った者は死に至り、存在を抹消される。この儀式の際に皆殺しにされたはずの人々は復活を果たし、元の世界へと解放される。」 あなたは、覚悟を決めた。 自分が封印の儀式を行えば。すなわち「全員を殺し神の贄とすれば」、神は封印されるのではないか。そして共演者たちは生きて帰れるのではないか。──儀式を行った自分は、存在ごと消えてなくなるのだとしても。 存在が消える。あなたの顔も、あなたの名前も、あなたが表現してきた演技の全ても、どこにも残らない。恐怖は確かにあった。けれど、それでも、覚悟を決めたのだ。 握ったナイフの冷たさを覚えている。どんな大舞台に立った時よりも、煩く鳴った心臓の鼓動も。 この国一番の名俳優、紫昏 夕染の、正真正銘最期の舞台。演じるは”狂気に狂った紫昏 夕染"。観客はたったの四人だけ。その四人さえ、生きて帰れば全て忘れてしまうのだろう。構うものか。役者はあなたの人生だ。魂に刻み付けるかのように、全力で演じきって、この生に幕を下ろしたい。 血を吸い、真紅を深めたカーペット。ぐしゃりと踏みしめる足は一人分だけ。 「どうして、こんなこと」 痛みに呻く共演者の声。こちらを見上げる瞳。誰もがあなたに騙された。大丈夫。きっとこれで、みんなは帰れる。 ろうそくが燃え尽きる前にひときわ強く輝くように、きっとあなたの最期の演技は、最高の演技だったことだろう。この国一番の俳優の名にふさわしく、あなたはあまりに美しい微笑みを浮かべ、そして＿＿ 間違えた。 ＿＿知らなかったのだ。贄を捧げる封印と「儀式」が、別のものだったなんて。そんなこと、五年前の自分は知る由もなかった。 結果、現実に戻ってきたのは、消えるはずのあなた一人だけだった。 記憶を取り戻した際のSANc 記憶の一部を取り戻した　SANc(0/1d2) 自身が共演者を殺害していたことを知った　SANc(0/1d6) 実の父親の死を目の当たりにした(実の父親の死を感じ取った)　SANc(0/1d6) (実の父親を殺害した　SANc(1d2/1d6+1)) 記憶の全てを取り戻した（SANc1/1d6） *** 「真紅の瞳」座長の黒緋 柘榴(PL:咲憐さん)は、実の父親であり、夕染の記憶を封じ込めた張本人。 しかし彼にはそのつもりはなく、「人を殺した」と言う息子を落ち着かせるためにしたことだった。 ループを繰り返す洋館の中で、過保護にも思える彼の様子から、夕染も気にはかかりながら、ついに核心をつくことはなかった。 そしてタイムリミットが訪れた時……世界が崩壊するその瞬間、「史都……！」と呼んだ座長の声は、彼に届いたのだろうか。 (一応後追いで聞き耳振ったら成功したんですが…どちらがいいんでしょう……→聞こえてて大丈夫だそう！！) 「真紅の瞳」から半年後、夕染、柘榴、叶は病院で目覚める。 もう一人の共演者、白椿 歌恋は、「真紅の瞳」、その舞台上で──── その深紅に「瞳（eye）」を見る　主演1ロス 館主役・人形役・召使役3生還にて終演

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