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こひなた　じゅん 探偵見習としてここの興信所へと来たはずだったが、だらしのない探偵のお世話をするうちにハウスキーパーのような仕事も担うようになった苦労人。 元々年の離れた姉妹がいて世話を焼く事には慣れっこだったことも関係しているのかもしれない。四人兄弟の長男で、下に双子の弟妹（16）と、末っ子に弟（14）がいる。助手が中学生の時に父親が事業に失敗してから母親が朝夜問わず働くようになり、家庭の中で家事一切を引き受けて来たため、料理や掃除などの家事一般は身についている。奨学金で大学に通い国際学部へと進んだが、大学の途中で長年苦しんでいた父親の事業の経営が漸く波にのり、グローバル社会の中で給料の良いところを探して就職しようと思っていた思考は飛んで行った。地元就職万歳。自身の環境故か、人の環境を知るのが楽しくなり、相談が舞い込む興信所へと就職した。 部屋を片付けたり、山積みの書類の束から目的のものを見つけたり、すぐ食べるのを忘れる探偵の為に料理を作ったりと、助手の仕事は多岐にわたる。常に忙しい。遠くから声をかけても返事をしなければ偶に枕を投げたりして八つ当たりする。それでも探偵の事は尊敬しており、「自分がいないと何も出来ない」と言いながらも世話を焼くの自体嫌いじゃないのかもしれない。困った人だと思いながらも放っておけない。

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