タグ： 狂気山脈

世界的に有名な登山道具やスポーツ用品メーカー「ICHI」の代表取締役社長の息子であり、次期代表取締役。 仕事の出来栄え、速さ、取引の確実さなど、どこを取ってもパーフェクトと言わざるを得ない。 また、彼自身も親戚全員が登山に関わる仕事をしており、登山経験豊富。16歳でエベレストを登ったほど。かなりのエリート。本人はエリートと呼ばれるのは好きではない。 背も高く、言葉遣いも丁寧。文武両道だが、唯一笑顔のみできない。どうやっても口角がピクリとも上がらない。 目つきも悪く、相手を怖がらせたり、悪印象を与えることが多々ある。昔、遊んでいる子供が落としたものを拾って渡そうとした時に怖くて泣かれたことがある。内心ショックを受けている。 でも時には辛辣な言葉を浴びせることもある。 社長息子ということで、なかなかボンボンな家庭で育ったが、それ故の気取った態度や我儘などはなく、幼い頃から自立してなにかをするような性格だった。死ぬほど真面目。むしろ中途半端で舐めた態度なやつは引っ叩く勢い。山に関しては特に。 目つきが悪いのは昔からで友人も今まで多くいた試しがない。もちろん恋人がいた試しもない。昔こそ気にしていたが、最近は仕事一筋。でも社員に「一入山さん彼女とか作らないの？」って言われたら一日中気にしてる。寝たら直る。 タイプはあまりないが強いていうなら料理ができる人。料理できるならなんでもいい。手料理食べたい。意外と食べることが好きだったりする。 登山のために筋トレに励んでいるが、思ったより筋肉がついてくれないのが最近の悩み。 姉がシックスパックだったのを羨ましがっている。 第二次登山隊に入った理由は、姉を探すためである。名前は「一入山彩峰」(あやね)、嶺弥の実姉である女性。 姉は第一子であるのに、女性だからというだけで家から差別され、貶されてきた存在。 その上、嶺弥は期待されて育ったのにも関わらず、姉はそんな嶺弥を嫌ったり妬んだりせず、その誰よりも嶺弥を認め、褒めて、愛してくれた。 嶺弥のみは姉が登山の才能などがあることを知っており、よく慕っていた。実際、エベレストへの登山も、姉が「嶺弥なら登れる。何かあっても私が守ってあげる。」と言われて登った。 そして姉が、結婚したい人がいると父親に紹介した際、「お前は一入山家の人間だ」「そんなどこの馬の骨かもわからない男と結婚だなんて」と、今まで同じ一家ではないと貶されてきたのに、突然一家の人間であると言われ、縁を切らされ相当なショックを受けた。 そこで姉は、父親に自分という存在を認めさせるために、第一次登山隊に入隊した。 嶺弥自身猛反対したが、それで姉さんが幸せになるならと折れた。 しかし1ヶ月越しに姉が狂気山脈で行方不明になったと家で話題となり、「あんな奴が登れるわけがなかったんだ」や、「どうせ途中で挫折したんだ」とまで言われ、姉は諦めてなどいないと証明するために、そして姉を見つけるために、第二次登山隊に入隊した。 姉が愛していた人との写真が入ったペンダントを持ってきている。元々姉が登る時に持っていくものだったらしいが、忘れて物をしていたため、それも届けに行きたい。 姉のことは「姉さん」と呼んでいる。彩峰は嶺也のことを「りょう」と呼んでいる。 一人称:私(気が抜けると俺になる) 二人称:あなた、〜さん 好きなもの:山、仕事、定食料理とか 嫌いなもの:中途半端 「私は株式会社ICHIの社員、一入山嶺也と申します。以後お見知りおきを。」 「俺は...ん゛ん、失礼致しました。」 「姉さんが折れるわけがないって証明するために、この山に登るんだ。」

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