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暁山　光輝（あきやま　こうき） 男性　17才 誕生日：5月4日 職業ベース：俳優 イメソン/Rie fu　『あなたがここにいる理由』 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【PTSD】 PTSD（Post Traumatic Stress Disorder : 心的外傷後ストレス障害）は、強烈なショック体験、強い精神的ストレスがこころのダメージとなり、時間がたってからもその経験に対して強い恐怖を感じるもの。 突然怖い体験を思い出す、不安や緊張が続く、めまいや頭痛がある、眠れないといった症状が出てくる。 ストレスとなる出来事を経験してから数週間、ときには何年もたってから症状が出ることもある。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 幼少期、人を殺してしまったことがある。 故意ではなかったが、人殺しになってしまった。 周りからの視線や誹謗がつらい。 視線は皮膚や目から脳に伝わり、気管を通って胃に落ちていく。 誹謗は耳から、同じように。 そうして最後は呑み込み切れずに吐き出てしまう。 だが吐き出しても掃き出しても聞こえる、感じる。 一人になっても、まるで一人じゃないみたいだった。 一人じゃないのに孤独だった。 親に勧められて田舎の方に一人で越すことになった。 気を使ったのか、邪魔だったのかどうかは分からない。 マンションの隣の人にやさしく声を掛けられた。 一人の自分を心配するような、あたたかい言葉だった。 それが余計、手足の末端から徐々に熱を失わさせた。 関わってしまったら、世話になってしまったら、前みたいになってしまうのではないか？ こんな優しくて良い人に、そんな感情を向けられたくない。 ただ普通でいたい、だから普通に対応しないと。 「ありがとうございます。何か困ったことがあったとき、頼らせてください。」 笑いながら明るく、そう振る舞った。 ぎこちなかったかもしれない。 その夜は眠れなかった。 学校初日、教室の前で自己紹介をしないといけないのが怖くてたまらなかった。 沢山の人たちに声を掛けられて、普通にすることができなかった。 頑張ってどうにかしないといけないのに、うまくいかなかった。 せっかく新しいところに来たのに、辛くてたまらなかった。 それでも橙之助、藍生、世司の三人と出会ってからは、自分の中にこだましていた声や記憶が、以前よりも掻き消えるようになった。 すぐに馴染めたわけではなかったが、少しずつ居心地の良い場所になっていった。 それと同時に、普通でいることに対してより一層強く意識するようになった。 本当の面を知られて、嫌われたくない。 無くしたくない。 それでも症状は治ることはなかった。 だったら平静を装うしかない。 そのためにテレビを見たり、他人の観察をした。 どうしたら自然でいられるのか。 視線の動きや、行動、言葉の返し方。 それらをたたき込み、普通でいられるように努力をした。 世司がいなくなったときは何が何だか分からなくなった。 絶対に違う、そう思っても自分がまた何かしてしまったのではないか。 あの時人を殺してしまったように、分からないうちに。 その夜は酷くうなされ眠れなかった。 なんとか行った学校で二人を目にしたとき、初めて自分のことがどうでもよくなった。 せめて二人には元気でいてほしい、つらい思いをしてほしくない。 その日から夜な夜な一人で世司探すようになった。 彼らのために、自分がやれることは何だろうか。 少しでも心労を掛けまいと、さらに自分の症状を隠すようになった。 少しでも元気でいてほしいと、美味しいものを作ってあげるようになった。 少しでも幸せでいてほしいと、沢山楽しい思い出を作れるように一緒にいた。 気が付いたら平静を装うことは自然とできるようになった。 だが２人と一緒にいる時間を重ねれば重ねるほど、今度は罪悪感ともどかしさを感じるようになった。 自分は一生こうして二人の前で過ごすことになるのだろうか。 でもここまで来てしまったからこそ、言い出す勇気が出なかった。 自分の明るい欲は、自分の暗い過去と思考に遮られている。 言葉を伝えるのは簡単なのに、気持ちを伝えるのはあまりに怖かった。 その結果で2人を失うことが、死ぬより怖かった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 過去の出来事がきっかけとなり、PTSDになってしまう。（現在進行形） 世司がいなくなってからは、人を殺してしまう夢にも苛まれたりしている。（記憶はないので様々な形） 幸せを感じれば感じるほど、大切なものができるほど症状は悪化していった。 しかし、一人でいた彼はそれを病気を知ることはなく、よく分からないまま隠すことに専念した。 結果的には、常に「演技」をすることでしのいでいた。 幼馴染の前ではそれなりに素でいられるが、完全ではなかった。 他の人の前では完全に「普通の人」の演技ですごしている。 幼馴染が幸せで過ごせるなら、なんだってできる子。 ちなみに家に初めて幼馴染達が来たときは、親切な隣の人に靴や服を多少借りて誤魔化していた。 今は自分で両親の服、3人家族分の生活用品を買って置いている。 （親は仕事で忙しくて帰りが遅い、もしくは出張と言っている。） （時には隣人に頼んで話を合わせてもらうことも。親からかかってきた電話の偽装も頼んだことあるかもですね。） 将来の夢は管理栄養士。 と言っている。一番それっぽいから。 本当は何も思いついていない、いつだって自分のことは「今」で手一杯。 みんなとの未来を考えれば考えるほど、自分は過去にとらわれていっている。 世司のことは今でも一人で探していることがある。 見つかるとは思っていない。 2人のために動いていないと落ち着かないんだと思います。

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