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「覚えとけ、これがエースの力だ」 『黒風白雨(Rain shower in a dusut storm)』に所属するパイロット。エースを自負している。 搭乗機はヤークトヴォルフ。 安定した家庭に生まれ、何不自由ない平凡な幼少時代を過ごした。 だが平凡な毎日に飽き飽きとしており、心のどこかで常に刺激を求めていた。 そんな退屈な毎日を送っていたが、5年前のある日転機が訪れる。いつものように帰路に着いていた自分の前に、突如として巨大な鉄塊…巨大な漆黒の機体が現れた。それが一体なんなのかは理解ができなかったが、退屈な毎日をぶち壊せるだけの力を内包しているということだけは直感的に理解できた。そんな物言わぬ漆黒の機体であったが、不思議とそれに呼ばれているような気がした。だから手を伸ばした。漆黒の機体…ヤークトヴォルフというらしい…と契約を果たしたことにより、オーヴァードとしての能力を手に入れた。 機体を手に入れてからはそれまでの退屈な毎日が嘘だったかのように世界が激変した。UGNと名乗る組織に声をかけられ、面白そうだったため所属することとなった。そこで今よりももっと高みを目指すため、ただひたすらに己と機体を上手く駆るべくひたすらに力を鍛え続けていた。そのかいもあってか部隊『黒風白雨(Rain shower in a dusut storm)』に所属することと相成り、そこでエースの称号を手にすることとなる。エースの称号とともに特殊な装備として星座の名を冠する大剣が支給され、以来はそれを愛用している。 エースという称号は自身にとっての絶対的な誇りとなっており、自分は誰にも負けることがないとうぬぼれていた。が、そんな安い自尊心はゾルタクスゼイアンとの戦闘で邂逅した一人のパイロットにより粉々に打ち砕かれる。最初はその事実を受け入れられずにいたが、ゾルタクスゼイアンとの戦いを重ねていくうちに嫌でも理解させられた。自分よりもあいつの方が強いのだと。 だがそんなことでエースの自分が腐ってなんていられない、そう自身を鼓舞しいつかはタカハシと名乗るあのパイロットに勝つべく研鑽を続けている。 機体設定 多次元世界を行き来することを想定されて、こことは異なる次元で製造が進められていた。 だが適合者以外は搭乗することさえ出来ないという欠陥機体であったため長らくの次元の狭間に廃棄されていた。 征一郎が適合者となったのはまったくの偶然であり、彼の前に姿を現したのも数奇な偶然である。 次元を飛び交う能力は廃棄されて彷徨っていた間に失われている。

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