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大猿の妖怪：狒々(ひひ)の子孫。 https://ja.m.wikipedia.org/wiki/狒々 代々血を薄めようと日本以外のあらゆる地の人種と婚姻をしてきた為、大分薄くなったが重複で先祖返りが現れた。 左右の目の色が日本人らしからぬもの、人より強い腕力、歪な後頭部。 そして、子供時代に事故(という名の事件)により右肩から左腰にかけて背中に大きな傷がある。 長男として産まれたが一つ下に弟が産まれたのと、左右で目の色が違う事などを理由に、父や周辺の人から疎まれ子供時代には酷い虐めにもあっていた。 唯一母と父の弟が愛してくれたが、名は無く母からは〈ひな〉と呼ばれていた。 その呼び名に叔父は良い顔をしていなかった。 だが、その呼び名以外を母が拒むため、狒々の呪縛を薙払える人へなるようにと、叔父が緋(濃く明るい赤色鮮やかな赤色)と薙の漢字を付けた。 引っ込み思案で諦め癖があり、生きる理由は叔父がそう願うから。 なので、諦め癖があるが叔父が自分の生を望んでくれる限り否、望んでくれていると信じていられる限りは生きる事を諦めない。(不屈の精神力) 高校卒業後は家を出て、母と叔父の支援の下半バックパッカーとして世界中をまわり、その先々の風景を撮り二人に送ることを繰り返していたら、その写真で叔父が緋薙の個展を開いたり本を出版しており気づけば世間から風景専門の写真家と認識されるようになった。

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