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クトゥルフ PC作成ツール
小神埜 藍月(おがみの らず)
ID:4116204
MD:aea7e4d805ee49e77d36ff8f3d94c57b
小神埜 藍月(おがみの らず)
タグ:
ふやPC
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生まれ・能力値
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その他増加分
一時的増減
現在値
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幸運
知識
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SAN
現在SAN値
/
(不定領域:
)
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技能
職業P
/
(うち追加分:
)
興味P
/
(うち追加分:
)
表示
初期値の技能を隠す
複数回成長モード
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通常表示
<戦闘技能>
成長
戦闘技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
回避
キック
組み付き
こぶし(パンチ)
頭突き
投擲
マーシャルアーツ
拳銃
サブマシンガン
ショットガン
マシンガン
ライフル
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<探索技能>
成長
探索技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
応急手当
鍵開け
隠す
隠れる
聞き耳
忍び歩き
写真術
精神分析
追跡
登攀
図書館
目星
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<行動技能>
成長
行動技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
運転(
)
機械修理
重機械操作
乗馬
水泳
製作(
)
操縦(
)
跳躍
電気修理
ナビゲート
変装
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通常表示
<交渉技能>
成長
交渉技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
言いくるめ
信用
説得
値切り
母国語(
)
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簡易表示
通常表示
<知識技能>
成長
知識技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
医学
オカルト
化学
クトゥルフ神話
芸術(
)
経理
考古学
コンピューター
心理学
人類学
生物学
地質学
電子工学
天文学
博物学
物理学
法律
薬学
歴史
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戦闘・武器・防具
ダメージボーナス:
名前
成功率
ダメージ
射程
攻撃回数
装弾数
耐久力
その他
%
%
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所持品・所持金
名称
単価
個
価格
効果・備考など
価格総計
現在の所持金:
、 預金・借金:
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パーソナルデータ
キャラクター名
タグ
職業
年齢
性別
身長
体重
出身
髪の色
瞳の色
肌の色
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その他メモ
小神埜 藍月(おがみの らず) 晩夏の聖処女:HO1 一人称:自分(僕) 二人称:貴方(君) 誕生日:12月19日 片目を眼帯で覆った、真面目で人当たりの良い神職の青年。 小柄だがしっかり成人済。 失踪したシスター達と親交があり、彼女らの身を案じている。 特に、同期であるシスターメアリと仲が良く、親友とも呼べる間柄である。 彼女に抱く感情に恋慕が交っているのか否か、本人にもはっきりとした自覚がない。 * * * かつては非法に手を染めるカルト教団に監禁され、命じられるまま力を行使していた。 当時は、Lapis-Lazuli《神に通ずる宝玉》から取ってラズリと呼ばれた。今の名前は、教会に拾われてから名乗っている。 性的に接してくる女性、特に裸の女体が苦手。 能力は基本的に使いたがらない。 ◆ ◆ ◆ 特徴表 ◆ ◆ ◆ ○02・08 「芸術的才能」 稽古事を小さい時に習っていたか、実用ブログなどで人気を博している。任意の<芸術>1つに<INT×3>%を加える。 PLは音楽、著述などの専門分野を指定すること。⇒聖歌 ○05・01 「動物に好かれる」 独特のたたずまいのおかげか、たいていの動物が懐いてくる。 ◆ ◆ ◆ 取得呪文 ◆ ◆ ◆ ▽記憶を曇らせる:p255 MP1D6とSAN1D2を代償に記憶を曇らせる。 ▽治癒:p272 MP12とSAN1を代償に2D6ラウンド後に2D6分のHPを回復する。 ◆ ◆ ◆ 不定の狂気 ◆ ◆ ◆ 悪夢:寝るたびに悪夢を見、そのたびにSANチェック1/1d2 期間:127日 ◆ ◆ ◆ 簡易年表 ◆ ◆ ◆ 0歳:誕生。すぐに治癒能力が発現する。 ~2歳:奇跡の赤子として噂が広がる。 2歳:教団の迎えが来る。両親と別離。 ~16歳:神子として祀られ教団の完全管理下で幽閉。 能力を用いた強度実験や、教団の資金源に使われる。 利用の拡大を目指し、輸血や細胞投与を用いた継承実験を行うも失敗が続く。 16歳:ラズリが人の子と同様に第二次性徴を迎えたことにより、 能力の遺伝実験が立案・始動する。 17歳:被検者として訪れたメアリと出会う。 監視の目を逃れ、夜毎に閨で語らい親交を深める。 18歳:降誕祭の夜に教団を壊滅させ、メアリを連れ脱走。 とある街の教会にたどり着き、職員達の記憶を混濁させて住み着く。 ~24歳:彼女と共に、諄歌町の教会で平穏な暮らしを営む。 24歳:メアリが失踪。その後、立て続けに職員のシスターが姿を消す。 日夜捜索を続けるも、手掛かりが見つかることはなかった。 25歳:1週間ほど前、1人の記者が取材を申し込みにやってきた。 対応を任され、近くの空き部屋を用意して一時的に住まわせる。 25歳:その日、教会を訪れた女刑事は失踪事件を追っているという。 ◆ ◆ ◆ 取り留めのない話 ◆ ◆ ◆ ……はじめは、ほんの些細なことだったのだ。 料理をしていた母が、包丁で手を切った。指先から滴る赤。 赤子がそれをじっと見つめ、案じるように傷口に触れた。 それだけ。 跡形もなく傷は塞がれた。目を見開く母の前で、赤子はキャッキャと笑みを浮かべていた。 ○ ○ ○ ……某年、冬。或る所に、特異な体質を持つ赤子が生まれたという。 触れた者はあらゆる病や傷が治り、悩みや辛苦など、心の痛みすらも忽ち消え去る。 奇跡を見た誰もが、その子ども――ラズリを神の御使いだと言った。 辺境の神子の噂話は瞬く間に広がり、その地方を管轄する教団の耳にも留まった。 だから彼の家に遣いが寄越されるまで、そう時間はかからなかった。 教団は多額の身請け金を持参して、ラズリの身柄を求めた。彼の両親は信心深い人たちだった。我が子の宿した奇跡は広く世の為にあるべしと信じて、その交渉を受け入れた。 ……しかし、連れられた先の生活は、彼の両親の思い描いたものとはかけ離れていた。 “不安定な神子様をお支えする”――そんな名目で四六時中生活を管理され、人としての自由など一切無い。 ラズリの生活は、礼拝・謁見・能力の行使。その繰り返しだった。 幼い彼は、能力の制御を身につけていなかった。彼が触れる者全てを、呼吸のように癒していた。しかし教団はそれをひどく嫌った。 彼の元に、救いを求める人間が連れられてくる。ただし、莫大な権力や財力を持つ者の血族ばかり。 所詮は取引に過ぎなかった。彼の癒しを売り物にして、教団はみるみる力をつけていった。 ○ ○ ○ とあるミサの夜、教団に薄汚れた男が駆け込んできた。 「我が子が、酷い熱に魘され、今にも死んでしまいそうなのです…… どうかどうか、娘をお救いください!奇跡のお恵みを、」 ボロきれで包んだだけの赤子が、男の腕で顔を真っ赤にしていた。 傍に控えていた団員は、聖域に押し入った男を追い返そうとしていたようだった。 その言葉を無視して、ラズリはそっと赤子の額を撫でた。 ふわり。指先が光を放つ。それはちいさな身体を包んだ。 ぱちり。赤子が瞼をひらく。ラズリを見て笑った。それを見てラズリも笑う。 ぼとり。 ……、ぼとり? 丸いものが床を転がった。赤が広がる。空白。怒号。金属音。ラズリの背後へ殴り掛かった父親がどさりと伏した。血走った目に宿るは怨嗟。もう動かない。 職員はラズリの髪を乱暴に攫み上げ、酷薄な笑みを浮かべる。手には鈍色の刀剣が握られていた。 「――神子よ、あまり奇跡を安売りめさるな。」 転がったなにかが、脚にぶつかって止まる。 ヒュっと喉が鳴る。目が合ったからだ。 それは、事切れた赤子の頭だった。 ○ ○ ○ 彼らの望まぬ奇跡を起こす度、手酷く折檻を受ける。 痛みは耐えられた。傷はすぐに消え去った。そんなものより、恐ろしかったのは積まれた屍の眸。濁ったそれが、自分を悪魔だと責めているようだった。 繰り返すうちに力の制御を覚えた。 次第に、命じられるまま能力を使うだけの人形と化していった。 そうして16歳を迎える頃、ラズリは精通を迎えた。教団はそれを受けて、彼を使った新たな計画を立案した。 早い話が、能力者の量産である。 部屋には代わる代わる教団の女が訪れるようになった。 毎夜のように続いたと思えばある日ぱたりと来なくなる者がいて、また違う女が現れる。 恐らくは皆志願だったのだろう。我こそ神の生母たらんと、恍惚に満ちた表情で自由を奪った少年に跨った。 べたべたと身体に触れる、白くて柔い肉の感触。媚びた吐息。甘ったるい女の匂い。 気持ちが悪い。ぜんぶが気持ち悪い。――それを快と拾う己の身体が、いちばん気持ち悪い。 嗚咽のような、嬌声のような吐息が漏れた。きっと誰も、聞いてはいなかったのだろうが。 ……果たして彼女らの子は生まれたのか?その力は継承されたか否か?そんなことは、彼には知る由もなかったことだ。 ○ ○ ○ その少女は、ある夜ラズリの部屋にやってきたひとりだった。 「……神子さま、お相手を頂けること、……光栄です」 恭しく頭をさげてみせた彼女は笑顔だった。けれど、シーツに突いた指が微かに震えていた。 こんな人がやってくるのは初めてだったから、どうして良いのか分からなかった。 「だ、いじょうぶ? した、くないなら……無理しな、くて、いいんだよ」 声を発すると舌がもつれる。……誰かに、まともに話しかけたのは、ひどく久しぶりのことだった。 彼女は、こちらが言葉を発したことに随分驚いているようだった。 その顔が何だかおかしくて、くすくすと声を出して笑った。こんな風に笑ったのは初めてかもしれなかった。 暫らく固まったのち、彼女もふっと笑った。もう震えていなかった。 話をしないかと言ったのは彼女からだった。 名を知りたいと言ったのは自分からだった。 そうしてラズリと彼女――メアリは、秘密の友人になった。 ○ ○ ○ 彼女は閨にやってくるたび、様々な話をした。 外での生活のこと。最近読んだ物語のこと。畑に実る穀物のこと。教義のこと。それをあまり信じてはいないこと。 ここへは、聖母の名声を求める両親に強要されて来たこと。ずっとそうして彼らに従ってきたこと。 「でも、ここに来てよかったな。ラズと友達になれたんだから。」 そう言って笑う彼女を見ていると、胸がぎゅうと高鳴るのを感じた。 自分はあまり語る事柄も知識もなかったが、これまでの経験や感じたことを、拙い言葉で彼女に伝えた。 話を聞くメアリは、時におかしげに笑い、時に悲しげに眉を下げてラズリの髪を撫でた。 彼女はラズリを、対等な人間として扱った。これまでに感じたことのないような、穏やかな時間を彼女と過ごした。 ……だが、時折。メアリの身体には傷が増えていった。 一向に神の子を孕まない彼女に、痺れを切らした両親が与えた折檻。いつものことだと、メアリはあっけらかんと笑った。 自分の手で、癒してあげたいと。こんなに強く思ったことはない。 けれど、もし見つかってしまったら。……彼女も。そう思うと何も出来ないことが、今までのどんな仕打ちよりも辛かった。 ……そう、だから、 「降誕祭はね。教団(ここ)ではお祈りを捧げる日だけれど。街では、良い子にしていた子供達が、ご褒美にずっと欲しかったものを貰える日でもあるの。」 夢物語をどこか他人事みたいに話す彼女を見て、 「ねえ、ラズは何か、欲しいものはある?」 手を伸ばしたのは、自然なことだったのだろう。 「……ここを出て、外の生活をしてみたい。メアリと、一緒に」 ○ ○ ○ 某年、12月24日深夜。 みなが降誕祭の準備に奔走し、やがて寝静まるころ。 メアリを迎えにきた団員を家具で殴りつけ、彼女を連れて逃げ出した。 教団の敷地を抜けようとした時、自分付きだった担当職員が大勢の警護員を連れて追ってきた。彼らはメアリに銃口を向けた。 ――撃たれる!そう思った瞬間、ラズリは記憶干渉を用いて、彼らの自我を混濁させた。 思考を直に弄られた職員達は、頭を掻きむしり、隣人を敵と見誤り、殺し合いや自害をする者さえ現れる。地獄絵図だった。 2人は手を取り合い、彼らを振り返らないように、ひたすらに走った。人を死に追いやる為に力を使ったのは初めてだった。 その後どんな道を辿って追手から逃れたのだったか、詳しくは覚えていない。 ただ、少しでも遠くへと2人で逃避行を続けた。 森を抜け、街へ降り、交通機関へ忍び込み。時に能力を使い、盗みも詐欺も手を出した。ただ生き延びる為に必死だった。 そして辿り着いたのが、今の街だ。 ここで2人は、この街で育った孤児として溶け込むことにした。 居場所に選んだのは、教会。皮肉にも、彼らが演じられる役割といえばそれしか無かった。 ○ ○ ○ それから、数年の月日が流れた。 この街の人々は皆、2人にとても良くしてくれる。あの教団とは見違える、平穏な生活を手に入れていた。 世界のことを知らなかったラズリ――藍月も、ここでの暮らしを経て感情の出し方や一般常識、そういった”人らしさ”を身につけていった。 彼らを騙してしまったことに、……これを手にする為に背負った罪に、メアリはひどく罪悪感を抱いているようだった。 ……「後悔しているか」とは、怖くて聞けなかった。だから、「せめて恩返しをしよう」と手を握った。メアリもそうだねと握り返してくれた。 メアリは最愛の友人であり、共犯者だ。覚束ない不確かな居場所でも、彼女と共有した日々だけは真実だった。 この幸福も、負い目も、2人なら共に抱えて生きて行けると信じていた。 ……だからそう、彼女が消えてしまったのは本当に、青天の霹靂だったんだ。 「これ以上犠牲者を増やさない為」? ああ、勿論それは大切だ。この街に生かされた人間として、人々を見守る神父として、何よりも優先するべき事柄だとも。 だが、僕は彼女を諦めたつもりは無いよ。犠牲者などにしてたまるか。 どれだけ掛かっても、必ず見つけ出してやる。世間が忘れたって一人でも探し続ける。 僕がこの手を伸ばす先は、ずっとメアリだけなんだから。
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