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教祖さま かみお　ネアン(Néant) 「大丈夫だよ。ぼくはきみをひとりにしない。きみたちはぼくの家族も同然なんだもの」 「ずっと頑張ったね。お疲れさま。怖かったね、痛かったね。もうきみを苦しめるひとはいなくなるから」 「……本当はね、ぼくは強くもすごくもないんだ。ちっぽけな存在なんだよ。だけどある日、奇跡が起こった。願いが叶ったんだ。これはきっと『優しさで溢れた世界を作りなさい』という神様からの御告げなの。──信じる人は、救われるんだよ」 「みんなに必要なのは　ぼくではなく、神様なの」 一人称：ぼく 二人称：きみ、あなた ───────────────────── ▶︎年齢 　21歳 ▶︎職業 　教祖 ▶︎身長 　150cm ▶︎容姿 　アリスブルーの髪 　水色の瞳 ▶︎誕生日 　6月29日 　『他人のニーズに敏感に対応できる人』 ▶︎誕生色 / 色言葉 　ベビーブルー / 平和な心・静穏・思慮深さ ▶︎誕生花 　ディモルフォセカ 　アガパンサス ▶︎花言葉 　「富」「豊富」「明快」「誠実」 　「誠実な愛」「愛しい人」「実直」「優しい気持ち」 ▶︎イメージカラー 　白 　ポジティブ：潔癖、平和、祝福、勝利 　ネガティブ：冷淡、薄情、空虚、味気ない ▶︎好き 　かぞく(信者たち)、幸せ ▶︎苦手 　酷いことをするひと、涙、痛いこと ▶︎性格 小さい頃の虐待で頭を何度も殴られた後遺症か、知能は14歳程度。また、泣いたり暴れるとその度に両親から暴力を振るわれたことが無意識下のトラウマになっており、常に笑っている。 喋り方は幼いが読書好きのため知識は豊富。 かぞくのことが大好きで、皆が笑顔になるために自分ができることをいつも考えている。 役立たずと蔑まれる毎日だったため、自分を頼りにされる現状が彼にとって何よりの心の支え。 いつしか皆が彼を『教祖様』と呼び、彼の名前を呼ぶ人は居なくなった。 それに比例して、彼の自我も薄れていく。 皆が求める『教祖様』として振る舞い、手を差し伸べ、笑顔を向け、脅威から護る。 それだけでいい。それだけがいい。 綺麗で潔白で純粋で高潔でこそ皆が崇める教祖様なのだから。 必要なのは、皆を救える神様。 ぼくはただ、神様の代わりをしているだけ。 だから　ぼくの代わりに皆を救ってくれる人が現れた日には、ぼくは用済みになる。 寂しくなんかないよ。 だって初めから、それがぼくの役目だったんだ。 ネアンが本名なのかどうかも不明。物心つくときに彼が覚えていた名前がネアンしかなかった。 現在はほとんど誰も呼ばなくなった名前のため、本人も忘れかけている。幽々が呼んでくれるたびに自分の名を思い出す。 母国語はHO2と同じもの。見た目は信者が求める教祖様に応えた姿のためこの見た目で日本人かもしれません　それかストレスで白髪になったかも ───────────────────── ▼参照：https://hogihogi.org/birthday/0629.html 6月29日生まれの人は、感情の起伏が激しくなく温厚な性格です。 しかしながら感受性に富んでいるため、ヒトの気持ちを理解することに優れています。 そのため周囲から信用されて、元々の穏やかな性格と相まってしばしば相談役として活躍することになるでしょう。 6月29日生まれは、行動力がありコミュニケーションスキルも高く、周りを盛り上げるムードメーカー的な役割を果たすことがあります。 あまり雰囲気が良くないグループの中に、6月29日生まれがいれば、周りの空気が和むことが期待出来ます。 この日に生まれた人は、人と人とを繋ぐ架け橋となることが出来るのです。 6月29日生まれが気をつけなければならないのは、良いと思ったらよく考えずに突っ走ってしまうという点です。 特に結婚して家族が出来た際などは、自分ひとりの思いつきに走らないで、周りの意見にもしっかりと耳を傾けるようにしましょう。 一旦立ち止まることが幸運を呼び込むこともあるのです。 ──────────────────── 誰かに愛してもらう方法を、ぼくは知らない。 夢物語のなかで笑っている人々のように、当たり前のように享受できる方法が分からない。 誰も教えてくれる人がいなかったから、自分なりに必死に考えた。 まずはお父さんとお母さん。 泣くと殴られたから、お父さんはぼくが泣くのが嫌い。 遊んでと裾を引いたら怒鳴られたから、お母さんは僕に話しかけられるのが嫌い。 ぼくのことを役立たずと呼ぶから「ぼくの名前は〇〇だよ」と言えば、二人ともに叩かれた。 だから、ぼくの名前は〇〇じゃない。 そのうち　ぼくは〇〇という名前を忘れた。 空腹と栄養失調で霞む意識の中、か細い呼吸音とゴミの悪臭だけが感覚を刺激する。それを認識しているうちは自分はまだ生きているんだなと畳の上で力なく倒れながらぼんやりと考えていた。 消し忘れたテレビから幸せそうな家族が笑いあうCMが頻繁に映る。あたたかな光の中で団欒する人々が視界に入るたび小さく祈った。「ぼくもあの中に入りたい」と。 壁の薄いアパート前の前を走る宗教勧誘の車両から繰り返し流れる『神を信じなさい。信じる者は救われます』という呪詛。 それは幼い子供の脳を簡単に染めていき、毎日祈るようになる。 ――気づけば、自分の周りには信者という名の家族ができていた。 誰もかれもが自分のことを見て、笑ってくれる。こちらを見てくれる。 はじめての”しあわせ”を噛みしめる。 自分を頼ってくれることが嬉しい。かぞくと呼んで喜んでくれる。嗚呼、この胸の温かさが、幸福というのだ。 かぞくの幸せのために、ぼくができること。 かぞくが笑ってくれるために、ぼくができること。 かぞくが望んでくれることを、かなえたい。 ぼくは、幸せです。 たとえ求められている人物が、”ぼく”ではなくても。 ■職業───────────────── 【宗教家】ベース 技能：オカルト、聞き耳、経理、心理学、説得、図書館、歴史 +この中から１つ選択＜言いくるめ、信用、他の言語（漢文、ラテン語、梵語） →信用 特記：支援者に対する〈信用〉に+10%のボーナス ーーーーーーーーーーーーーーーーー ▼80以上の技能について 聞き耳：かぞくの言葉を聞くのが彼の生きがいのため 信用：信者から盲信的に信仰されているため ──────────────────── ■特徴表──────────────── ・3-1 天気予報士 外を見て【アイデア】ロールに成功すれば、短い期間(1d6+1時間)の間の正確な天気を予想できる。 降水確率や風の向き・強さ、嵐の時間帯、雷の落下しやすい場所なども予測可能だ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ・3-8　信頼のおける人 探索者は自分の家族や友人などの仲間を見捨てたり粗末にしたりせず、可能な限り助けようとする人間だ。 その評判が今後も続く限り、任意のコミュニケーション系技能3つに、それぞれ+10％ ──────────────────── ■由来───────────────── ◇ Néant フランス語 ①無，虚無，空(くう)；消滅，死 ②むなしさ，無価値 ③何もない ーーーーーーーーーーーーーー ◇涅槃(ねはん すべての煩悩の火がふきけされて、悟りの智慧を完成した境地。 迷いや悩みを離れた安らぎの境地。また、その境地に達すること。解脱。 ──────────────────── ■イメソン─────────────── ♪ 君の神様になりたい。/カンザキイオリ ♪ 僕が明日死ぬなら / キタニタツヤ ───────────────────── ▽鰯と柊(HO1) ◆秘匿ハンドアウト ▽ＨＯ：鰯 あなたは拝掌教の教祖だ。 【推奨技能】目星・聞き耳・図書館・信用 秘匿：あなたには神が憑いている。 あなたはネグレクト家庭で育った。 ろくでもない親の元で、あなたは幾度となく死にかけることがあっただろう。 その度あなたは、いるかどうかもわからない神に祈った。この境遇から助けてくれと。 ある日、あなたの両親は通り魔に刺されて死んだ。 それには動機も何もなく、まったくもって不運な事件だった。 そうしてあなたは孤児院へ預けられることとなり、幸いなことに最悪の家庭環境から脱することが出来たのだった。 それからだ、あなたにはどうも神が憑いているらしい。 孤児院で出会ったＨＯ2は同じような境遇で、一時的な保護が明けてしまえば彼/彼女は家に帰らねばならなかった。幼いあなたに救う方法があるはずもなく、あなたは自分と同じように「自分を救ってくれた神様に祈ろう」と彼に提案した。 その翌日、ＨＯ2の両親は行方不明になった。 それが噂を呼び、あなたの元へは次々に人が訪れるようになった。 最初は孤児院の子供たちが救いを求めてやってきた。あなたが育つにつれて、それは外部へと広がっていく。 あなたの祈りは、人を救った。と同時に、見知らぬ誰かを消した。 原理などわからない。神がいるのかどうかもわからない。最初こそ偶然かと思っていた現象だって、十も続けば必然と判断するには充分だった。 そして、あなたが引き起こし続けた奇跡は周囲に信者を集めるにも充分だった。 そのころにはすっかり、後戻りができなくなっていた。 あなたはいつしか「神の子」と呼ばれ、集まった信者たちによって作られた宗教団体「拝掌教」の教祖として担ぎ上げられることになる。 あなたにはもう、後戻りが出来ない。 あなたに救いを求める人間は日々増えてゆく。あなたに救われた信者たちは、いつの日かあなたが地上に楽園を齎すと信じてやまない。何よりあなたの周りに築かれたコミュニティは、家族の居なかったあなたにとっては最早家族同然となってしまった。 あなたは何より、現状の崩壊を恐れている。 それは存在すら確かでない神によってもたらされるかもしれないし、信者の増えた新興宗教団体を怪しんだ一般市民や警察によるものかもしれない。 ---------------- ────────────────── ・祈りについて 相談者の額に向けて掌を掲げながら「他者に虐げられた相談者が救われるように」と神に祈るだけ。それで加害者は行方不明になる。 現在まで行方不明になった人間は見つかっていない。 現在では週に2～3日、一日につき4～5人の相談者が教団まで訪れる「相談会」が行われている。ここに訪れる相談者は、教団幹部の「鬼灯」という男が事前に選定している。 あなたは神に祈りを捧げる度＜1d3＞点の正気度を喪失する。尚まとめて行った場合でもこの正気度喪失では一時発狂を発症しない。 ────────────────── ・神の加護 あなたが持つ祈りの力を、信者たちは「神の加護」と呼ぶ。 敬虔な信者には同等の力が与えられると(いつの間にか)されていて、集まった信者たちは毎朝熱心に祈りを捧げている。 最近、ＨＯ2があなたと同等の力を得たことにより、相談者の数が半分になった。 あなたは増え続ける相談者のせいで最近まで随分疲弊していたが(正気度喪失によるもの)これによって幾分か楽になっている。 ──────────────────

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